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映画『マトリックス』のドラマカーブ

先日、noteの『シナリオ講座』に参加して、物語の構成とか分析方法について学んだんですね。その中で、「ドラマカーブ」っていうコンセプトと、トレーニングがあったので、実際に自分でも分析してグラフをつくってみました。

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サンプルでもらったデータは、インシデントベースな感じでしたけど、グラフをきっかり時間軸にしたかったので、きっかり一分毎にスコアリングする方式にちょっと変えました。あと、入力方法もプラスマイナス10でまんべんなくスコアリングするのではなく、上限も下限も決めずに、単純にスポットスポットでのプラスとマイナスポイントのみのスコアリングで。

なので、ひたすら悪いことばかり起きる暗くて救いようのない映画は、グラフがどんどん下がっていく感じになります。逆もまたしかりで。

ストーリーが上向きか、下向きか。シーンごとのスコアリングでグラフ化して、可視化します。

で、今回選んだ映画は、1999年公開の『マトリックス』です。ちょうど20年前なんですね。いつの間にか、クラシックの分類。。。

最初は、トリニティのバトルなども含めたプロローグ。ネオの登場は6分くらいから。いきなりエージェントたちにオフィスで追われて、逃げ損ねて捕まって、ハッキングがばれて、かつ腹にバグを仕込まれた一連のストーリーが、ボトムへの流れ。

ターニングポイントはもちろんあの有名なシーン。「赤いピルと、青いピル、どちらを選ぶ?」

トレーニングのシークエンスでは、ロッキー風のモンタージュもあるのが映画のお作法どおり。

と、ここで気づいたけど、ビルから落ちるシーンのスコアが抜けてる!あとで入れておこう。

「君は救世主だ」って言われて「いや、やっぱり違う」とか「ん?でもそうなのかも」みたいな流れで上がったり下がったりしつつ、最後は究極のピンチを迎え、でも最終的には!!

という流れを「ドラマカーブ」という手法で分析して可視化してみました。

なんとなく頭の中で理解しているストーリーの構成が、こうやって目の前にグラフとして現れると、すごく分かりやすくなりますね。シーンのポイントを追いかけやすくなる。

こんな感じで、いろいろな映画のドラマカーブを分析して、ストーリーからパターンを読み取っていくっていうのは、なかなか面白い作業だと思う。

ディズニーとか、ジブリとか、アニメーションでもやってみたいな。

これは、楽しい。


「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。