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広い映写室でサイレントムービーを仲間と観た、十代の頃の思い出

 10代の終わりに、学校の友人たちとちょっとした企画をやろうとして、まぁ、演劇みたいなことなんだけど。僕が脚本を担当してノリノリだったんだけど、なんだかんだあって結局はうまくいかなくて、上演まではたどり着かなかったんですね。
 
 今考えると、「まぁそりゃそうだよな」って感じで、若気の至り感満載なんだけど。そんな挫折も含めて良い思い出。
 
 上演のためのハコだけは借りていて、演劇はできなくなったけど、せっかくだからメンバーで集まって映画でも観ようか、と。
 
 で、僕が映画の配給会社にかけあって、一番安い映画の上映ライセンスを購入して、一夜限りの映画上映会を行いました。16ミリフィルムの、白黒無声映画。アメリカの「三大喜劇王」みたいな、サイレントムービーです。
 
 チャップリンと、バスター・キートンと、あと一人は誰だったかな。
 
 そこそこ広い会場で、集まったメンバー5人で、音の無い白黒のコメディ映画を観る、と。
 
 チャップリンの滑稽な動きが、なんだか妙に物悲しく見えました。
 
* * * 
 
 あれから、25年くらい経って、今回は全然違う経緯で、ドキュメンタリーのショートフィルムを上映する予定。
 
 もともと、市民上映会には興味があったんですよ。こんな風に、ご縁があって実現できることになり、とても嬉しいです。
 
 まだ、上映の手続きも残ってるし、開催まではまだ準備もあるのですが、とりあえず順調に進んでいます。
 
 というわけで、毎月開催している個人主催の勉強会も、今月で14回目、来月の上映会で15回になります。「とりあえず1年間は頑張ろう」と思って続けてきましたが、最近はテーマやネタが向こうから飛び込んでくることもあったりして、続けていくことでいろんなつながりや知り合いも増えて、面白いな、と。
 
 毎回手づくりのささやかな勉強会ですが、今後も続けていきたいと思います。
 

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。