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まとめとあとがき

さて、2023年を振り返るこのささやかな執筆プロジェクトももうそろそろおしまいです。noteのマガジンを立ち上げてコツコツ書き溜いって、13記事になったところ。このあと、ひとつの原稿にまとめて、Kindleで出版する予定。売るのが目的というよりも、ひとつの電子書籍としてまとめるところまでがゴールなので、その先は別に売れなくてよい。ひとりのおじさんの一年の振り返りが、Amazonのサイトにちゃっかり載ってるのが、なんか面白いでしょ。

今年も、外部脳への活動記録として、せっせとブログに記事を書いていたし、「四半期セルフレビュー」のグループで毎月活動報告をしていたので、1年の振り返りも書きやすかったです。なんとなく、自分の活動の方向性が見えてきました。

日曜アーティスト

これが、自分のプライベートの活動としてはメインの肩書き。週末に、自由に創作活動をして遊んでいるということ。この活動の一環として、作品展を開催したり、勉強会を開いたり、街歩きの企画などを立ち上げています。「アーバンアルピニスト」を名乗って登らない山登りをしているのも、その上位のキャラとしては日曜アーティストがあると思う。

大学でアートを専攻し、卒業後は写真からウェブ制作の道へ。仕事とプライベートがどんどん乖離していく中、週末の人格として生まれたのがこの日曜アーティスト。仕事ではなく、あくまで遊びではあるけど、遊びであるからこそ手を抜かずに真摯に本気で取り組む。今後もしばらくは、こんな形で活動を続けていくと思う。

アーバンアルピニスト

前述のように、日曜アーティストに内包される肩書ではあるが、アーバンアルピニストという活動も続けている。都内で、登らない山登りをする。山がつく地名であったり、低山を散歩したり、あるいは富士塚を巡ったり。記事にもまとめた通り、年初に「今年は50以上の登らない山を訪れるぞ!」という宣言通り、たくさんの富士塚や古墳などを訪れた。もともと散歩が好きなのと、ここ10年ほど毎年9月から12月の100日間で100万歩にチャレンジするという企画をやっているため、ただ歩くのもつまらないので歩くために「山」という目的を無理やりくっつけているような。いずれにせよ、よい関係性ではある。

書くことと本づくり

書くことが好きなので、時間があればブログを書いたり、なにかしら文章を紡いでいる。書くことが目的なので、あまり誰かに読まれることを想定しておらず、文章を書ききった時点でそこから推敲や校正もあまりしないことが多い。もちろん、寄稿するときはそれなりに気を使って書くが。自分のメディアに文章を残すときは、書きたいだけ書いてそのまま公開することが多い。今回の、この振り返り記事も。

今年は、書くことに加えて手製本の「本づくり」も加わった。もともと、ちょこちょこと電子書籍や手作りの小冊子などはつくっていたが、本格的に製本にチャレンジしたのは今年に入ってから。これはもっと続けていきたいと思う。作品のアーカイブにも役立つと思う。

映画とエキストラ

もともと映画が好きで、いつか映画制作に関わりたいなとずっと思っていた。思ってはいたが、映画は一人ではつくれず。きっかけもないまま意識の端の方にその願望は追いやられていたが。とうとう昨年の大晦日にテレビ番組のエキストラをやったことをきっかけに、ミュージックビデオやテレビドラマなどにエキストラで出演。そして、とうとう映画に出るという夢もかなった。しかし、主役の後ろでピンボケのまま通行人として横切っただけなので、もっとしっかり映画に参加してみたいなと思うわけです。

好きなものをつなげていって、その先にある好きなことを実現するということ。次は、自分の中にある物語を作品として形にしたいと考えています。

飛び込むこと

新しいことにチャレンジすること。どこかに飛び込むっていうことがとても好きです。英語が苦手で海外へ一度も行ったことがないのにいきなりアメリカへ留学したり。在学中に突然アート学部に転部したり。卒業後、あてもなくホームレス状態で職探しをして、フォトグラファーの仕事。帰国してインターネット・サービス・プロバイダーでの仕事。そしてウェブデザイナーから、現在の広告代理店でのプロマネの仕事など。気づけばいつも新しいところに飛び込んできました。

来年は50になりますが、もちろん面白そうなことを見つけたら、どんどん飛び込んでいきますよ。東京ビエンナーレでは顔のYシャツ、天馬船、Slow Artcollectiveなどのプロジェクトにボランティア参加。自然多様性について学んだnl/minato。アップサイクルについて学びつつワークショップを開催させてもらったくるり工房さんなど、今年も素敵な出会いがたくさんありました。縁あって神田祭で初めて神輿を担いだり。映画の上映会とトークイベントがきっかけでアナログレコードや、ビッグイッシューの活動、そしてもちろん祭りにも興味を持ったり。知人が初監督した映画や、あるいは知人の娘さんが主演の映画など。エキストラも含めて映画の世界にちょっと近づけたのが嬉しい。

小さな版画作品をたくさんつくり、そして最近はもっぱらクレヨンで絵を描いている。写真を撮ってSNSにアップし、その内容をブログとnoteにまとめ、そしてさらに今こうして大晦日に電子書籍にまとめる。これも、自分の中では楽しい遊び。遊びだからこそ真摯に真面目に思いっきり取り組む。続けることが大事。こうやって僕は、死ぬまでいろいろ学びつつ、作品をつくり続ける。

2023年が終わり、間もなく僕は50歳になる。これまで、充実した楽しい人生だったし、この先も悔いが残らないように思いっきり楽しみながら生きたいと思う。

というわけで、2023年の振り返りはこれでおしまい。さて、このあと本にまとめるよ。

さてさて。

2023年12月31日 自宅の書斎にて
前田 とまき


「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。