丸山眞男著 「現代政治の思想と行動」を読んで
日本の思想に関して、何冊か興味を持ち読んだ本がある。このうち一冊を紹介したい。まず丸山眞男の「現代政治の思想と行動」である。本書は著者によりコレクション(選別された短論文)された、政治というより、全体主義またはファシズムを中心に記述している。無論、斜め読みであるが、丸山眞男の思想の核は記述されていず、思考はあっても思想の無い本であると判断している。この思想の無いという意味が、彼自身の思想が記述されていないためか、元々少ししか思想を持っていないためかは良く分からない。本著書に対