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ヘンテコでノスタルジック

ディズニーランドの夢を見た。ディズニーランドの夢は、私がよく見る夢のひとつだ。

夢に出てくるディズニーランドは、いつもヘンテコでノスタルジックだ。デパートの屋上遊園地みたいな感じだったり、めちゃくちゃ広かったり、キャラクターが埃をかぶっていたり、パレードがいつまで経っても終わらなかったり、ファンタジーランドとトゥモローランドをつなぐロープウェイがあったり。現実ではジェットコースターに乗ってくれない私の息子も、夢の中ではスプラッシュマウンテンにも、ビッグサンダーマウンテンにも一緒に乗ってくれる。

このアトラクション、こんなだったかな…こんなところにこんな建物あったかな…と、現実のディズニーランドとのギャップに気がついた時、いつも目が覚めてしまう。

また同じ夢を見たいな…と思うけど、見たいと思っても見られる夢ではない。やっと見られたと思ったら、そのディズニーランドは、ぐにゃんと形を変えて出てくる。形は変わっても「ディズニーランド」という名前だけはいつも変わらないから、本物のディズニーランドに時々、申し訳なくなる。

今日、見たディズニーランドは、キャラクターもキャストもゲストもいなかった。静かな赤紫色の空に浮かぶシンデレラ城。無人のテーマパークにずっと、『ジッパ・ディー・ドゥー・ダー』の曲が流れていた。なんだか懐かしい感じ。

「ああ、また私はディズニーランドの夢を見ているんだな」

夢の中でそう気がついた瞬間、目が覚めた。午前5時半。夫が会社に行く支度をしている。もう少し夢の世界のノスタルジーに浸っていたかった気がする。

夢じゃないディズニーランドに行きたいな。スプラッシュマウンテンに乗りたい。しょっぱい味のポップコーン食べたい。それからトイカメラ持っていって、夢の中で見たようなぼやけていて、ヘンテコでノスタルジックな写真をいっぱい撮りたい。