見出し画像

電気代高騰ですね。

コロナ禍による物流の混乱が収まらない中、追い打ちをかけるようにウクライナ侵攻による資源自体の高騰など、昨今の状況からは地球温暖化を心配している場合ではないのでしょうか?
当地沖縄では、いち早く沖縄電力が40%もの電気料金の値上げを発表しました。発電ダムや原発もない沖縄では、火力発電がほとんどで、燃料高騰の影響を避け難い以上、致し方ないとも思えます。

美ら海でんきCO2ゼロプラン

一昨年、沖縄電力から沖縄ガスニューパワーという再生可能エネルギー30%の新電力に切り替えていたのですが(この話はこちら)、新たに「美ら海でんきCO2ゼロプラン」というバイオマス発電による再生可能エネルギー100%のプランが始まったようです。現行プランと比べて必ずしも安いわけではないですが、マンション住まいとしては太陽光発電設備などを新設できない以上、選択肢としては悪くないかなと思っています。

燃料資源が高騰するのは仕方がないとしても

沖縄電力は火力発電がほとんどで、再生可能エネルギーはFIT(他者からの買取)が5%程度、自社発電に至っては1%程度しかありません。それでいて、今年初めには、「出力制御」を実施しました。なんだか勿体無いですよね。

やはり蓄電池

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは出力の調整がしづらいのが課題です。この解決策として蓄電池が有望なのは、家庭用の太陽光パネルの設置に加え蓄電池の設置で、余剰電力の売電から自家消費への流れからも明らかです。
実際オーストラリアでは、風力発電+蓄電池で、大きな成果を挙げたようです。そしてここで使われた蓄電池は総発電量のたった2%の規模です。

リチウムイオン電池だけが蓄電技術ではない

スマホからEVまで今やあらゆるところでリチウムイオン電池が活用されています。しかしながら多くの方が経験されているようにリチウムイオン電池は希少金属を使うため高価で、また安定性にまだまだ課題を多く残しています。昔の携帯電話で、バッテリーパックが膨張したり、場合によっては発煙発火した経験はありませんか?私は一度机の上で燃えました・・
先述したオーストラリアの事例でも、火災が起きています。

実はリチウムイオン電池以外にも様々な蓄電技術の研究が進んでいます。
水素を電気分解で発生させて貯蔵し、必要に応じて発電に使う方式は、東芝などがすでに実用化していますし、オーストラリアでは家庭用の設備も発売されているようです。
また、大掛かりなものとしては重力蓄電という考え方もあります。揚水発電などは、その元祖とも言えますが、海外ではコンクリートブロックを上げ下げして蓄電することまで事業化が進められているようです。はては、ビルの空き部屋を活用するシミュレーションまでしている人もいらっしゃいます。

リチウムイオン電池の1/10のコストで製造できる鉄空気電池はすでに実用化済みもしくは最終段階へ

様々な選択肢も出てきたことですし、これからは発電所も蓄電設備を活用すべきではないでしょうかね。

あったらいいな

家庭用蓄電池としてはポータブル蓄電池はもとより、太陽光パネルとの組み合わせにもリチウムイオン蓄電池が主流です。ただし最も安いと言われているテスラ製でも100万円くらいはします。そこで、この鉄空気電池あたりの家庭用などは可能性はないでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?