言葉が都市を変える夜/渋谷で見つけた宝石みたいな女の子を全身全霊で口説く話(19,385字)

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<読んでくださった方の感想>


<プロローグ>

マネジメントしてますか?

セックスマネージャーのトーマスです。

普段は、ナンパ師の言葉を使って、ツイートしてたりするけれど、今日は、普通の人が読んでも内容がわかるような言葉づかいで、文章を書きあげようと思います。

これは、渋谷で出会ったかおりという女性を、ぼくがナンパした話です。

ぼくは、アラフォーのおじさん。オシャレをして、清潔を保ち、人に安心感を与えるくらいには紳士的ですが、女性にカッコいいと言われることのないタイプです。イケメンと言われたことは一度もありません。

ぼくが、ストリートナンパを始めたのは、2018年10月。その界隈では、凄腕(ナンパしてめっちゃ多くの女の子とセックスをする人のこと)と呼ばれる天才的な若者に、ナンパ講習を受けるところから、ストリートナンパ(以下、界隈に習いストナンと記載します)のキャリアを開始しました。

それまでは、アプリを使って女の子を口説くということをしていました。アプリを使ったナンパ(これも、界隈にならうとインターネットを利用したナンパ、略してネトナン)では、自分でいうのもあれですが、わりと始めると同時に、連勝をしました。

もともと、ぼくは文章を書くのが、人より優れているという特技がありました。

多くのネトナンの凄腕が、アプリでマッチしてから、2、3のメッセージのやりとりをした後、LINEを交換し、電話で直接通話をして信頼関係を構築(界隈の言葉でいうならば「仕上げる」)して、デートを取り付けるというスタイルであるところを、ぼくは、最初から最後までメッセージのみで、信頼関係を構築し、女の子を落とすというスタイルでした。

ぼくのことを知っている人は、まぁ、なにをいまさらという話ですが、界隈のことを全く知らないという人も読むこともあろうかと思い、こういう書き方ですすめます。

正確に言うとぼくが利用していたアプリはTinderというアプリでした。

ぼくは、このTinderを開始し、無双といって差し支えないような勝ち方をし続けました。

マッチした女の子に面白おかしいメッセージを送り、仲良くなって、セックスすることを仄めかし、デートを取り付け、実際のデートは楽しい時間を過ごし、女の子の気分を乗せ、ホテルに行きセックスをする。

女性の口説きは、長年リアルな人間関係において築かれたコミュニケーションスキルがありました。ただ、それ以上に、ぼくが非凡な才能を発揮したのは、メッセージのライティングスキルです。

人とは違うメッセージを送り、人の懐に入り、普通の人がメッセだけでは仲良くなれないようなレベルまで仲良くなり、信頼関係を構築する。ビジネス的な用語を使うならば「エンゲージメントを高める」という方法です。

その女性にとって、代替不可能な人間としてデートを取り付け、当日のうちに女性とセックスをしてしまいます。8割の女性は、デートした当日にセックスをしてくれました。

アプリを始めて3ヶ月で、30人くらいの女性とセックスをしました。それはイージーゲームでした。

3ヶ月を過ぎると、そのことに違和感を感じ始めました。仲良くなる女性は、雨後のたけのこのように後を絶ちません。

女性を口説くことが、あまり楽しくなくなってきてしまいました。いつもと同じメッセージをして、いつもと同じ口説きをして、いつもと同じようの女性とセックスをする。

口説ける女性のタイプは、類似していて、自分がなにをしているのか?と疑問に感じることが増えてきたような気がします。

なにより、「悔しい」と思えるような痛みが不足していました。

それである日、思い立って、ストリートナンパを始めることにしました。

40過ぎのおじささんが、ストリートでナンパする。ほとんど実現不可能なことのように思いました。でも、そこで負けることこそが、もっと男として成長できるチャンスなんじゃないか?と思ったのです。

なんとなく自信もありました。

声さえかければ、なんとかいけるんじゃないか?と、根拠のない甘い目算がありました。なんせ、Tinderでは女の子を口説き落としまくっているのです。ストリートでも、女性は女性でしょ?と。

蓋を開けてみると、その根拠のない自信は、雨上がりの水たまりに打ち捨てられたぬいぐるみのように、ズタズタに引き裂かれました。雑踏に踏みつけられて、自動車に引き裂かれる。四肢がバラバラになって、打ちひしがれた新宿のゴミクズでした。

話しかけても、見向きもされないことを、ストナンの用語で「ガンシカ」と言いますが、まさに「新宿、秋のガンシカ祭り」でした。

よく言われる「地蔵」(誰にも話しかけられない状態)にはなりませんでした。凄腕ですらガンシカされるのだから、ほくがガンシカされるのは当然と思うことができました。躊躇なく、話しかけられました。

けれど、話しかける距離感も、発声のトーンも、会話の間も、話す内容も、全てがちぐはぐでした。緊張した表情でおじさんがいきなり話しかけても、女の子はびっくりするくらいで、当然反応してくれるはずもなく、ストナンの難しさと恐ろしさを思い知りました。

新宿のゴミクズでした。

また、心理的にも当然、押し寄せる感情がありました。

Tinderで知り合ってぼくを好いてくれる女の子の中には、とびきりかわいい女の子も何人かいました。ストリートで声をかける女性は、どう客観的にいいとろこを見ようとしても、ぼくのことを好いてくれている女性ほど、かわいいとは思えない子がたくさんいました。

そういう子に話かけて、無視をされたり、舌打ちをされたり、「キモ」とか言われたりするのは、正直、心が折れそうになりました。

それでも、ストナンを続けたことに、説明可能な合理的な理由はないような気がします。ただ、負けるために声をかけてる、それだけでした。

Tinderは続けていました。tinderで出会ったかわいい女の子とセックスをし、デートのない日や、ネトナンで負けた日(セックスできなかった日)の帰り道に、心を奮起させてナンパをし続けました。

当時は、毎日ツイートをしていたように思います。

1声:ガンシカ
2声:ガンシカ
3声:ガンシカ
4声:ガンシカ
5声:ガンシカ
6声:たち止めるもLINE聞けず
7声:ガンシカ
8声:ガンシカ
9声:舌打ち
10声:話きいてくれた優しかった

こんな感じでした。自分でも、よくやるよなと考えていました。

初めて女の子とセックスをしたのは、11/27でした。2018/10/13に初めたので、約1か月半。

当時のツイートです。

11声:大丈夫でーす
12声:ガンシカ
13声:ガンシカ
14声:ガンシカ
15声:重い荷物持ってる子の荷物を駅まで運んでLゲ(方法は問わない)
16声:友達と別れたばかりの女の子、ハイテンションで入り、バー連れ出しからの初即。

ファミマ前でスト師の方と20分くらい話し、その後、心機一転声かけて、すぐ!

この日は、所用があってホームタウンの渋谷ではなく新宿。深夜バスに乗りたいのに迷子になっている盲目の青年を、新宿のバスターミナルまで送り届けた日でした。困っている青年に話を聞くと、出発時間は直前でした。盲目の青年の手を引き、速足で「バスタ」まで送りながら、ナンパをすることの意味について考えていました。

今、この瞬間、世界にはいろんな人がいて、いろんな悩みを抱えてる。

帰途を急ぐ人がいれば、世界に取り残されて迷子になっている人もいる、困っている人もいれば、だれかと話をしたい人もいる。

求めてるものは話しかけなければわからないのだから、話しかけて、だれかを必要とする人に出会えればいいのだと。

「ナンパ」とくくれば、それは忌むべきことのようだけれど、人と人との出会いという意味では、この青年との出会いと意味は変わらないんだよなと、神様から啓示を受けたような気がしました。

はじめてぼくにストナンで抱かれたその女性は、銀座のアパレルで働く女の子で、後日、仲良くなってから聞いたら、店長に深刻なパワハラを受けていて、仕事を辞めるかどうするか迷っていたそうです。

詳細を聴いて会社への説明を促し、電話を横で聞いてあげて、実務的なアドバイスをしました。結局のところ、そこでもなにかしら、ぼくは、困っている人に手を差し伸べたのだという気がしました。少なくとも、さみしくて、その瞬間だれでもないだれかに話をしたかったのだろうと思います。それが、ぼくだったのです。

それがぼくでよかったなと思います。彼女は、いまだ毎日のようにLINEをくれます。

その日から、少しつずつ結果を出すようになった気がします。

街でぼんやり歩いてる人を見つけると、あぁ、この人は話してくれるかもしれないなとわかるようにもなってきました。

それでも、ストリートで自分に落とせる女の子は、さみしくて話をきいてほしい子か、一緒にいてくれる人を探している子でした。

凄腕と呼ばれるような人たちとは、口説き方や方法論が違っているように思いました。

やればやるほど、ストナンでは壁にぶつかりました。

Tinderでは、かわいい子を落とすことができる。けれど、ストリートでは、Tinderほどかわいい女の子を落とすことができない。

ナンパをしに定位置と呼ばれる渋谷のある場所に集う若者の中には、喫茶店でコーヒーでも飲むかのように、かわいい女の子をピックアップして、女の子を、直接ホテルに連れて行き、セックスをしていたりします。

ぼくには、そういうコミュニケーションスキルはありませんでした。

カッコよくもない、若くもない、声だってよくない。話し始めれば、わりと真面目なトークをしてしまいがち。

相変わらず、普通よりちょっと変わったおじさんでした。

週末にGT(ゴールデンタイムの略、夜通しナンパをすること)をすれば7割は勝てる(GTしないと3割)ようになってきました。ストリートナンパに魅せられつつありましたが、毎日、自分と向き合い、毎日、挫折をしていた気がします。

望んでいる勝ちではありませんでした。なにかが、圧倒的に足りていませんでした。定位置で一緒に切磋琢磨する凄腕達とは、圧倒的になにかが違いました。

ぼくの勝ちは、運でしかありませんでした。オレでなければならない理由がありませんでした。いや、オレでなければならない理由が必要かどうかすらわからなくなっていました。


試行錯誤中でした。

自分のトークは重すぎて、たぶん女の子がついていきたいとは思えないんだな・・・と考えるに至り、話す内容を変えた方がいいのかな?と、暗中模索していました。

その日は、久しぶりの、GT完ソロ(一人ぼっちで、夜を超えてナンパしつづけること)でした。金曜日なのに、話し相手になってくれる人がいないのは、さみしい反面、一人で黙々とナンパをし続けることは、思考が研ぎ澄まされていくような気がします。

その日は、ずっと勝者のメンタリティでした。勝てる、そんな予感だけがありました。

Stay tune in Tokyo Friday Night.

チューニングは完了していました。


さて、長いプロローグはここまでです。

ここから先は、ぼくが、深夜3時の渋谷で、宝石のごとく煌めいて、美しさで人を圧倒するような女性「かおり」と出会い、ぼくが、かおりを口説き落とすまでのルポルタージュです。

これは、かおりへのラブレターでもあるし、40過ぎのおじさんが、タレントの卵、ナンパ用語でいうならば、スト高を口説き落とした成功譚です。

役に立つかどうかはわからないけれど、物語としては、それなりに面白いエピソードになってると思います。たぶん、いくつか役に立つこと、あるいはナンパの本質について触れられているところがあるように思います。

よかったら、続きをお読みください。

ここからは文体を変えて、小説仕立てです。


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tomas_manager

恋愛マネージャ , MANE , giver / 現在、上場企業にてマーケター(Mgr)。年収1000万。経験人数100人超え。ティンダー開始(2018.6.23)から破竹の連勝。恋愛も人生も勝たせます。
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