オックスフォードVSアーセナル観戦日記

スタメン


アーセナル
GK:ターナー
DF:冨安、ホールディング、ガブリエル、ティアニー
MF:ファビオ・ヴィエイラ、エルネニー、ロコンガ
FW:サカ、エンケティア、マルティネッリ

オックスフォード
GK:マクギンティー
DF:アンデルソン、ムーア、ロング、ブラウン
MF:ベイト、ブラナガン、マーフィー、マクギュエイン、ボーディン
FW:テイラー


前半


ロコンガとエルネニーは横並びというよりは、ロコンガが若干前目の位置におり、普段ジャカがいる立ち位置でプレーするシーンが多かった。
立ち上がりはピッチコンディションがあまりよくないこともあり、パスミスが何度か見られて、あまり入りのいい立ち上がりではなかった。中盤の3枚がリーグ戦とは異なるメンバーであったこともあり、サカやマルティネッリにいい形でボールが入るシーンがあまりなかった。

オックスフォードが何度か攻めることがあったため、ターナーがボールをキャッチすることが多かった。その後のスローは大体エルネニーに転がしていた印象。
ブラナガンがエルネニーへのパスコースを切ったりしていたため、意図的にエルネニーに出すと決めていたのかもしれない。

エンケティアはあまりボールを収められることができておらず、アーセナルは攻めの形が作れていなかった。元々ボールを収めるようなプレーをするタイプではないと思っていたので、使い方の問題なのかもしれない。

16分、17分とサカやマルティネッリがボールを持って仕掛けた時に、冨安やティアニーがオーバーラップしてクロスを上げたシーンがあった。シュートこそなかったものの、見ていて面白い攻撃であった。

アーセナルの両WGは外に張っているだけでなく、SBが持った時に中方向に斜めに走ってボールを受けるシーンが何度かあった。攻撃の流動性という面で相手の状況によってプレーを変えられており、相手からしたら対戦したくない選手なのかなと思った。おそらくアーセナルの戦術として落とし込まれている気がする。

34分 ホールディングからマルティネッリへの展開。マルティネッリの仕掛け。ロコンガのシュートといいシーンが続いたものの、DFに防がれてしまった。見た感じDFのハンドに見えたが、攻撃の形としてはペナルティエリアに入れていたため、よかった。

前半はお互いにチャンスらしいチャンスはなく終わった感じ。
アーセナルとしては、動きが少なく、連携した攻撃というのがあまり見られなかった。ピッチの状態が悪いのもあるけれど、チームとしてあまり良くない前半のまま終わってしまった。

後半

49分 スローインからボーディンが落としたところをブラウンが縦にパス。これをテイラーがシュートするも飛び出したターナーがセーブ。ホールディングがラインを上げた瞬間に縦パスが出てきたので、ぎりぎりで飛び出されてしまっという感じではあったが、0-0のゲーム展開でこういうシーンは避けたかった。そしてターナーはナイスセーブ。

61分にアーセナル、オックスフォード共にベンチが動く。
ティアニーに代えてジンチェンコ、ロコンガに代えてジャカとプレミアリーグでスタメンで出ることが多い選手と投入する。

すると交代で入ったジンチェンコとジャカ、そしてマルティネッリが関わっていい位置でファウルを受ける。
フリーキックのキッカーはファビオ・ヴィエイラ。
ゴールエリアの手前付近に入れたボールをエルネニーが頭で合わせて、アーセナルが先制点を奪う。
0-0の展開のゲームではやはりセットプレーからゴールが生まれるんだなと改めて感じさせてもらえる形であった。

70分 ジャカのボール奪取からエルネニー→ヴィエイラと繋ぎ、最後はスルーパスに抜け出したエンケティアがキーパーを交わしてゴールを決める。ここまであまりいいところがなかったエンケティアも、得点が取れたことはとても大きい。リーグ戦でもこの流れをいかせたらエンケティアにとっても、アーセナルにとっても大きな力となる。

76分 マルティネッリとエンケティアの2人のパス交換から追加点を奪う。ガブリエルのパスも忘れてはならないが、個々の高い技術を活かした追加点で、この試合の勝利を決定づけた。

アーセナルとして敵地ということもあり、先制点を奪うまで苦戦したものの、先制してからは追加点もいい時間帯に取れて、危なげなく試合を終わらせることができた。また、エンケティアに2ゴールが生まれたり、エルネニーやロコンガ、スミスロウにプレー機会が与えられたのは今後にとってよかったと思う。


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