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理想の朝ごはん

初めて会ったのは、意外と最近だった。

大学一年生になりたてのとき塾の先生に大学でできた友達を紹介したくて島に弾丸で行ったら
初日の宿がそこだった。テーブルを見ると豪華な晩ごはんがあって、その人を見ると利き手に包丁、片手に魚を持ち、捌いてくれた。本気の歓迎とおもてなしに圧倒された。
みんなで過ごしたあの夜はみんなが同じ方向に向かっている感覚があってすごく気持ち良い会話だったから
すごく大好きになった

それ以来、長期休みで帰る度に泊まっていた。地元のある島の隣の島だけど毎回ちゃんとお金払って泊まりに行った。

夜ご飯をいつも用意してくれてた。本当は自分で買ってこないといけないのを最近知った。
というか、薄々わかってた。でもどうしても手料理を食べたくて、お願いしてた。

愛だなあ、優しいなあって思う。
フッカフカのお布団から朝起きて
「え、もうこんな時間やん。チェックアウトの時間やん!起こしてもよかったのに」
「ぐっすりねんさい」
ってときもあったし
朝ごはんが楽しみすぎて早起きしたときもあった。

ここの朝ごはんは、私の理想の朝ごはん。
コクリコ坂の朝ごはんの歌やくるりのバラのはながながれる中で
食パンは耳と外はサックさくの中はフッワフワのもっちもち。ジャムは三種類、やっぱりどれもその土地で作られてる。欲張りだから、パンに二種類ぬって、もう一つはヨーグルトに入れて食べてた。
そしてなんといっても、ピクルス。自家製のピクルスはちょうど良い酸っぱさで今まで食べたピクルスの中で一番好き。
こだわりの豆をひいたコーヒーは、不思議とコーヒー嫌いな私でも飲むことができた。(ちょっとあなた。私がこの世で飲めるコーヒーが減ってしまったではないか、、、)
なんでこのコーヒーは飲めたかというとだな、カフェインより「何か」の量が多かったのだよ。
それが何かは、一度飲んだことがある人はわかると思う。

大抵の悩みは

大丈夫。まきちゃんはわかってる子だから。最初からその答えを知っている子だから。直感が、感覚がまきちゃんを導くよ。

自分も含めて人の心のこもった手料理を食べなさい。

この二つにたどり着く。

PCAに誘ってくれたおかげで自分のやりたいことがはっきりして
やっとそれに向けて歩み始めて
今度会ったとき進路相談しようと思ってた。
ずっと苦手だった自分の子供が最近欲しいと思えてきたこと
子育てしながら働く不安
どこに就職しよう
いっぱい、話したいことがある。

今度島に帰ったとき、たくさん話すぞ!

まきちゃんの前世は巫女だから。
そんなこと言う人、なかなかいません!!

PCFで裏方を全力でやっている姿を見て、なんでそんなに人のために頑張れるの?と思わず質問しちゃったくらい
とにかく人のために、誰かのために動ける人。なかなかいません!!

縁に泊まっているとき、仕事してる周りをクルクル回るのが好きでした。地球と惑星みたいな感じで。クルクルクルクル。モゾモゾしながら、まるでお菓子をねだる子供のように、そばにいるのが好きでした。今思えばすっごい邪魔!ごめん!!クルクル回ってる私に気づいて、ちょっと話して、嬉しそうな顔が、大好きでした。

37歳!!若いよ!!まだはたちの私に言われたくはないか!!!

あなたと取Tからバトンを渡されて、私たちが次を作っていくもんだと思ってたし、今もそう思ってるよ!

じゃけん知らせを聞いたとき、悲しいと言うよりお尻を叩かれた気分になっておっしゃいちょやるか!となったよ

でも、やっぱり、悲しいよ。

ずっと見守っててね〜
危ないとき、教えてね
多分気づけるから!合図に!!
たくさんもらった愛をみ〜んなに、渡していくよ。渡していく歳に近づいてるんだろうなと
思うことができたよ。
たくさんの愛を、ありがとう。
どんな姿であれど、かたちであれど、
見たかったもの、見たいものをこれからもたくさん知って、観て、感じてね。

いってらっしゃい

ps. 知らせを聞いたときは、あなたみたいな詩を見つけて手帳に書いた直後だったけん。今度行ったとき音読します!!