映画『イルカはフラダンスを踊るらしい』を鑑賞
【2024.1.11 シアターセブンにて森田亜紀監督作品『イルカはフラダンスを踊るらしい』を鑑賞してきました。】※ネタバレ有り。
例の如く、予備知識は極力入れずにスチール写真のインパクトと「ヤングケアラーがテーマらしい。」というインデペンデント映画マニアの嫁さんからの情報にて足を運びました。
父子家庭に育った女子高生が、アルツハイマー型認知症の祖母を支えるケアラーとして支えるというキーワードだけ並べると実に重いのだけど、若者の将来の夢とそれに向かう葛藤もバランス良く描いていて、目頭が熱くなる場面もあるんだけど、テーマとは裏腹にポップで常に先の展開が楽しみな作品でした。
母親代わりでもあったんだろうと連想させる祖母の孫を想う愛情が本当に深く、逆もまた然り。父親の家族を想う苦悩もとても胸に刺さりました。
主演の片田陽依さんをはじめとする高校生役の４人の演技がとても自然体で、爽やかで眩しく映りました。
舞台挨拶に立たれた片田陽依さん。とても初々しく、可愛らしい女優さんでした。
またマルチな才能をお持ちで、劇中のイラストを描かれたり、音楽にも携わっておられるそうです。
今後俳優として、アーティストとして益々活躍されることと思うので、注目していきたいです。
映画『イルカはフラダンスを踊るらしい』、シアターセブンでは本日で上映終了との事ですが、また関西でお目にかかりたい作品です。
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