第四回 情報リテラシー論
こんにちは、とまとさんです。すっかり秋めいてきましたね。
本日も情報リテラシー論の授業まとめをしていきたいと思います。
さて、今回は、「ソーシャルメディアの台頭」という題で進めていきます。
国内で利用されている主なソーシャルサービスメディアは、twitter,
facebookをはじめとして73サービスを超えるそうです…多いな…
まずは主な出来事を元にソーシャルメディアの歴史を振り返っていきましょう
2001年
2001年。ちょうど私が産まれた年でございます。
この歳に、小泉純一郎元総理が首相初のメールマガジンを配信します。
小泉元総理のメールマガジンは大変人気で、といいますか、
小泉総理自身の人気がとても高かったため、(当時幼かった私の記憶にもちゃんと好感度の高さは記憶されております笑)
最盛期には225万人以上の読者を抱えていたそうです。
純粋に考えてすごいですよね…
今現在でも十分すごいのですがこのメールマガジンがあったのは2001〜2006年の間ですからね、、、
2008年
2008年、アメリカのオバマ大統領が選挙にtwitterを使って当選します。とっても良いtwitterの活用例ですよね。
さて、この頃から「ソーシャル」という「社会的な」「公的な」言葉が使われるようになります。
これらは「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)」とも呼ばれるのですが、マスメディアと対比したメディアとしてソーシャルメディアとなります。
2010年
この年の元旦、日本でtwitterが有名になる出来事が起こります。
鳩山由紀夫元首相がtwitterを始めたのです。
これを機に、日本でのtwitter認知度は格段に上がります。
現在、世界ではfacebook人口の方が多いのですが日本ではtwitterの方が多くなっています。
これは日本では、facebookよりもtwitterの方が流行るのが先だったからなんですね。他国では、その順番が日本とは逆なのです。
今現在でも日本でfacebookよりtwitterが人気なのは確実に鳩山元首相が関係していると言えるでしょう。
2011年
2011年1月、かの有名な「アラブの春」が起こります。
アラブの春は、ソーシャルメディアを活用してエジプトの独裁政権を崩壊させた大規模反政府デモを主とした騒乱の総称のことです。
このアラブの春、実に上手くソーシャルメディアが活用されているのです。その流れを簡単に説明します。
①生活難:デモをしたいが、五人以上の集会で政府批判をすることは禁止されている。
②チラシ:facebookで反政府について話せるコミュニティーに入らないか、という旨のチラシを配る。
③facebook:チラシによって集まった人がfacebook上で交流し、デモのイベントを決める。
④USTREAM:USTREAMによってデモの様子をネットで生配信する。
⑤YouTube:YouTubeでデモの様子の録画をアップする。
⑥Twitter:twitterで友達以外の多くに伝播する。
→①に戻る
最後は、この騒乱の拡大を恐れた国がプロバイダーの会社を乗っ取ってしまうのですが、電話回線を使うことでアラブの春は拡大していきます。
それぞれのソーシャルメディアの利点を有効に活用しまくると国家まで崩壊させちゃうことができるんですね…
2011年
2011年3月11日、忘れもしません、東日本大震災が起こりました。
この震災時、国内で運営されているサービスは利用数が急増し、サーバーが次々にダウンする事態となってしまいました。
ところが、twitterはサーバーがダウンすることなく投稿数が急増しても使いつずけることができました。
これは、twitterが世界規模で運営されているサービスだから。
日本で投稿数が急増しても世界規模背見れば誤差の範囲なのですね。
「今」の情報が欲しい災害時に、twitterはとても助かるサービスです。
今回起こった台風19号による被害の中でも、twitterで助けを求めたり災害時の対策などの記事が載ったりととてもいい活用がされていたように思います。
ただ、災害時には、投稿を見て空き巣が入るなど、気をつけなければいけない点が多くあるのは難しいところですね…
twitterとfacebookで異なるコミュニケーション方法
さて、ここからは話が少し変わり、現代でよく使われているソーシャルサービスの特徴について解説していきます。
twitter:他人との交流、匿名でも可、離れた知人からの価値ある情報
facebook:友達との交流、実名・顔写真→信用度の高さ、見知った友人への報告・相談
主な特徴はこのようになります。一番大きな特徴は実名、顔写真、でしょうか。
日本でtwitterの方が人気なのは日本人が実名や写真への抵抗があるからかもしれませんね。ちなみに、ネット公開にあたっては、実名よりも顔写真の方が抵抗ある人が多いようです。
facebookは実名・顔写真が必須ですので、昔の元カノを探すことができるという、教授のありがたい教えもいただきました(笑)
弱い絆の強さ:(twitter)価値ある情報の伝達やイノベーションのアイデアなどは家族や同僚などの強い絆の関係者より、ちょっと離れた知人からの方が出てくる理論です。ローンの相談や性の悩み、不倫問題など、近しい人には話しにくいデリケートな話題でも相談しやすいようです。
六次の隔たり理論:(facebook)人は知り合いを六人以上介すると世界中の人々と間接的な知り合いになれるという仮説です。多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がります。友人の友人とも実英を通して繋がれるため、妻への誕生日プレゼントなど、特定の個人に関することなども相談することができます。
それぞれで活用法に特徴があるので上手に使っていきたいですね〜〜
GoogleからSNSの時代へ
人間を制するFacebook,情報を制するgoogle
facebookでは、正しい情報は友達が知っているのに対して、googleでは検索すれば正しい情報が見つかります。
現在の社会では、弱者(消費者)が群れることで強者(企業)に立ち向かうことができます。
マスメディアを介した情報では弱者である消費者は大企業からの一方的な情報で買わされることとなります。ところが、検索エンジンやソーシャルメディアの出現によって消費者は売る側のいいなりではなく自分の判断基準で買うことができるのです。
部外者の売り込みが通用しなくなる時代が徐々に迫ってきているのです。
それに関連して、ソーシャルメディアによって再び古き良き時代に戻ることとなるようです。
インターネットが普及していなかった時代では、昨日買いに来てくれた客の店へ今日は自分が買いに行くという繋がりが存在していました。
理想ですね…。
そしてgoogle時代。検索によって遠いお店でも存在を把握し、買いに行くことができます。また、ネットショッピングも可能になります。とっても便利なのですが、すこ〜〜しさびしい気もしますね。すこしだけですが。
ソーシャルメディアが普及した現在では、またまた変化があるそうで。地元の小売店がSNSを始めるようになると、遠い店との繋がりは完全に切れるとはいかなくともかなり薄くなるそうで。
人間関係もグローカルの時代へ
グローカルってなんぞや。
グローカル(=グローバル+ローカル)ということらしく。まず、ローカルな人間関係に位置する人というのが、
物理的に近い人(リアル+LINE)、精神的に近くにいる人(facebookでマインドシェア)
これに対して、グローバルな人間関係と言いますのが、
ネットを通して知り合った人(twitterなどのSNSで知り合った人)
となります。
SNSはあくまでも人と人がつながる手段の一つです。
リアルな社会の中で、上手にSNSを使っていきたいですね。
では、今日の授業まとめはここら辺で。
また来週!