第6回 情報リテラシー論

こんにちは。3日に一回は鍋を食べでいるとまとさんです。

今日も情報リテラシー論のまとめをしていきたいと思います。

本日は、「キュレーションが必要な訳」という題でのお話でした。


キュレーションとは…??

キュレーション・・・「IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う」(コトバンクより)

日本では、製品、サービスを購入する前に情報収集や比較検討をしない消費者が6割を超えるそうです。。。これは世界で見るとそこそこに大きい割合だそう。個人的には情報収集をしっかりしてから物を買いたいのでこの割合は意外でした。

このキュレーターという言葉、元々はネットではなくリアルで誕生した言葉でして、例えば美術館、セレクトショップ、通販雑誌、などなど。情報を収集してその上で選択してまとめる、という考え方から生まれたんですね

今の時代では、情報が溢れかえっていますので、誰かに自分の知りたい情報をまとめてほしい…、と考える人々が多くなり、情報を取捨選択してまとめるキュレーションに意味があるんですね。


キュレーションによるビジネス

意味があるからこそ、キュレーションを生かしたビジネスも生まれてきます。

例えば、女性が男性の服をキュレーションをしてくれるサービス

よこたん教授によれば、男性が自分で服を選ばなくてはならない時は「彼女がいない時」だ、と…幼い時なはお母さんが服を選んでくれるし、彼女がいれば彼女に相談できるからだ。という、いささか強引な考えであるようには感じますが。それにしてもとても面白いサービスですよね。


また、コーディネート系のアプリであるWEARもキュレーションの特徴を生かしたサービスとなっています。

ユーザーがキュレーションした服たちにはそれぞれのショップ名などが書かれていて、クリックするとzozoにとばされる、という風になっております。


続々と登場するキュレーションサービス

情報が溢れかえった現代では、その情報をまとめることの需要が発生している、ということで。

キュレーションサービスの先駆けの役割を果たしたのがNEVERまとめです。特定のテーマを定めた上でインターネット上の情報を収集し一つのページにまとめたものとなっています。2012年時点では、同種のキュレーションサービスの中では月間アクセス数1位を誇っていました。

これらのようなまとめサービスは、検索エンジン最適化に強いサービスとされているため、検索結果の上位に表示される傾向があります。

このNEVERまとめ、無断転載云々で問題になっていましたね…調べたいことを検索したら結論のないつらつら書かれた無断転載(全てではない)のまとめが検索結果の上位に出てくるってどうなんでしょうね…

正直、NEVERまとめで知りたいことの答えが出たことは記憶にございません笑


WELQ問題とは

WELQってご存知でしょうか?WELQとは、DeNAが展開していたキュレーションメディアの一つなのですが、その内容のあまりの酷さに問題となったサービスです。

キャッチフレーズは「ココロとカラダの教科書」というもので、当然医療系の記事も存在しました。

一つ記事を書くと約1000円ほどもらえるらしく、専門家でない素人でもWELQ運営が指定したキーワードを散りばめれば何を書いてもいいという仕組みになっていたと言います。

これによって、googleやyahooで検索した時に、狙ったキーワードで記事をなるべく上位に表示させることが可能になりました。SEO施策を最大限に活用したんですね…

ですので、「肩こりの理由は守護霊」「風邪には家系ラーメンが良い」など、誰が見てもデタラメだとわかる酷い記事が上位に表示されるというgoogle、yahooにとっても検索精度を問われる事態となりました。

医療系の記事でデタラメ書くのはアウトですよね……いや、医療系じゃなくてもダメなんですが。

このWELQが大きく問題視されたのは、「死にたい」というワードで検索された時に転職サイトに誘導する記事がgoogleの検索トップに出てきてしまったことが発端でした。

その記事の内容は、「死にたいと思う人は承認欲求が強い」「承認欲求が強い人は自己分析すると良い」「転職サイトの無料診断で自己分析」、というものだったそうで。

ひっどいですねぇ…そりゃ炎上もします……

大量のライターを使って内容を吟味せずに投稿していたことの結果が出てしまったということです。

現在では全部の記事が非公開となっています。広告など儲けるためでも企業の姿勢は問われますね。



こんなところで、第6回の授業まとめとします。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

また来週に!





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