推し事1日目 「憂鬱はエンドレスエイト」

⚠attention!! この記事は私のヲタ活について綴った文章です

ヲタクには誰しも、その入り口となった作品やキャラクターがいると思います。

タイトルでピンときた方もいるでしょう、私にとってヲタク人生の始まりは

「涼宮ハルヒの憂鬱」

でございます。

(以下、作品のネタバレを含みますのでご注意ください)



出会いは2011年、小学校5年生になります。この頃から小説家を夢見ていた私は、応募出来る小説賞が無いものかと探していたのです。そこで見つけたのが角川つばさ文庫小説賞。結論から言うと応募することはなかったのですが、ここから巡り会った作品が幾つもありました。

ライトノベルの金字塔と言っても過言ではない、涼宮ハルヒシリーズ。ハルヒは私の世界を変えてくれました。自覚無しに不思議な能力を行使し、日常を非日常へ変えてしまう破天荒な美少女ヒロイン。に振り回される主人公キョンが羨ましくて羨ましくて……。(そっちかよ)

そんな2人を取り巻くSOS団の面々も良いキャラクターです。萌えマスコットにしてドジっ娘メイドな朝比奈さんが頑張るお姿はとてつもない可愛さですし、無口な有希ちゃんが「消失」の出来事を機に自らの意思で行動し始める様子は感動ものです。普段は穏やかで優しい古泉くんが「驚愕 (後)」で怒りを露わにするシーンはもう何度も読み返しました。

アニメがまた素晴らしい完成度ですよね。残念ながら放送当時にリアルタイムで視聴することは出来ませんでしたが。特に劇場版の「涼宮ハルヒの消失」は泣きながら観ました。ええ。ハンカチがびしょ濡れになるくらいには泣きましたとも。脱出プログラムが起動し、懐かしのパソコンにメッセージが表示されるシーン。キョンが「そんな非日常な学園生活を、お前は楽しいと思わなかったのか?」と自問自答するシーン。(原作では病室だけど)屋上で有希ちゃんとキョンが会話するシーン。エンドロール直前、部室の扉を開けながらの最後のセリフ「ハルヒ特製鍋を食ってからでも、別に遅くはないだろう」。全て素敵です。

一番のお気に入りは、改変世界でハルヒに明確な好意を抱く古泉くんが、彼女がキョンとSOS団に興味を持ったことに対して「羨ましいですね」と零すシーンです。ここの小野大輔さんの演技が本当に好きで好きでたまりません。


ここまで「消失」について語ってきましたが、物語が大きく動く、偽SOS団初登場の7巻「陰謀」も好きなお話です。近い未来から来たもう1人の朝比奈さんを、深い事情があると知りつつも全く詮索せず家に泊める鶴屋さんの懐の深さと言いますか。キョンや朝比奈さんへの信頼が見えて良いなと思うシーンですね。

最新刊の「直観」も読み応えがありました。私はミステリはあまり読まないのですが(謎解きが苦手なので)、するする読めましたね。会話の中で出てきた作品を気になって調べてしまったくらいです。

いやあもう語りだしたらキリがないですし終わりどころが分からないのですが、原作の時系列とは異なっているアニメから入るのもなかなかに面白い作品ですので、まだ履修されていない方には是非とも一度触れていただきたいですね。

それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。ではまた次回の推し事で。