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視点を変えると意識が変わる

思考や行動を変えるには意識を変えると良いという話しがありますが、そもそも意識を変えるには、まず視点を変える必要があります。

なぜかというと、いきなり「意識を変える」のは難しいからです。

それよりも、視点から変えた方が良い。

意識を変えるためには、「無意識であったこと」を意識する必要があります。つまり、それまで「意識をしていなかったこと」に意識を向ける必要があります。

例えば、ショッピングモールなどで「授乳室」の場所を「意識することがなかった」子無し独身男性がいきなり「授乳室の場所を意識しよう!」と思っても、難しいです。

敢えて、意識しようと思っている間は、気にするかもしれませんが、ちょっとするとその意識は吹っ飛んでしまいます。

そもそも、「自分には関係ない」ことだったから、これまで意識していなかったはずです。

だから、「自分に関係あることにする」必要があります。

でも、今の自分には「授乳室は関係ない」ですよね?
子無し独身男性ですから。

ということは、今の「自分」を変えれば良いんです。つまり他人になれば良い。

もちろん、本当に他人になんかなれない。要するに「他人」になったつもりで、世の中を見てみるってことです。

赤ちゃんと一緒のお母さんになってみる

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例えば、赤ちゃんと一緒にショッピングモールに来たお母さんになったつもりで、歩いてみる。

そうすると当然、授乳室の場所は気になります。

それはつまり、赤ちゃんと一緒にショッピングモールに来たお母さんの「視点」で見ているということです。

でも、それって「意識すること」と何が違うの?と思う人もいるかもしれません。

僕に言わせれば、全く違います!

「授乳室の場所を意識してください」と言われた人と、
あなたは「赤ちゃんと一緒にショッピングモールに来たお母さんです」と言われた人では、意識の仕方が全く違います。

なんの理由もなく、「授乳室の場所を意識してください」と言われた人は、それを言われなければ(意識を向けなければ)授乳室の場所は気にしません。なぜなら、意識する理由が自分の中にはないから。

しかし、赤ちゃんと一緒にショッピングモールに来たお母さんは、授乳室の場所を気にします。なぜなら、買い物に来たタイミングで赤ちゃんにミルクをあげる可能性があるからです。

ここで、重要なポイントは「当人になりきる」ということです。赤ちゃんと一緒にショッピングモールに来たお母さんになりきるということです。なりきらないと「視点」は身につきません。

逆に、自分とは別人になりきって、その人の「視点」でものごとが見ることができれば、次からは「視点の切り替え」ができるようになります。「視点の切り替え」ができない時は、その人のことをあまり知らないということです。

いくつもの視点を持とう

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複数の視点を持つようになると、「視点の切り替え」ができるようになります。

視点の切り替えができるようになると、「意識」「無意識」の境目がわかるようになります。自分が気づきやすいところと、自分が気づきにくいところ(見落としがちなところ)がわかるようになってきます。

その段階に来て、やっと「意識」が変わってきたと言えます。

それまでの自分では気付けなかったことに気づけるようになることが「意識が変わる」ということです。

人に言われてしか気付けないという段階では、まだ意識は変わったとは言えません。

「その人の視点」になってみよう!と思うことが、意識を変える第一歩です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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