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新 女郎花の歌

女郎花(おみなえし、と読む)

抱かれた数など おぼえちゃいないが
その名も 哀し女郎花
花の盛りは とおにこえたか
小さな酒場で 窓に咲く

だましたんだか だまされたんだか
その名も 侘し女郎花
その気にさせたは 女のさがか
すがって甘えて 見せたは昔さ

ドアがきしめば 店先を見る
その名も 愛し女郎花
帰って行った 男の顔を
思い出させぬ すすけたグラス


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