神様、仏様、お医者様!
80代に突入した母を持つとめきちです。
先日、母が毎日服用している耳鼻科の薬を止めさせる事ができました。
6年ほど毎日服用している薬なんですが、
「なぜその薬を服用しているの?」 の問いに対して
「耳鼻科の先生が飲めって言ったから飲まないとダメなんだよ!」 と母。
身体の症状を聞いてみると、時折、鼻が詰まったり、唾を飲み込むとき耳がプチプチするのが嫌で薬を処方して貰っているだけらしい。
そんな症状は誰でもなるし、それだけの症状で毎日薬を服用して内臓を壊しやしないかと心配になり、いつも付き添う時は受付までなんですが、今回は母と一緒に先生とお話をして疑問を解消しようと思いました。
母 「先生に失礼な事を聞くんじゃないよ?」
私 「あのね!おふくろの症状は普通の人が日常的になる症状なのかを聞くだけだよ?毎日服用する必要があるのかを聞いてみようよ。」
母 「先生は私に、症状はいかがですか?と聞くから、快調です!と答えるだけなんだよ。薬は2週間分いつもくれるんだから飲むと安心なんだよ。医療費だって1割負担なんだから安くていいだろ?」
私 「あのね~!?快調なら治ったかもしれないし、様子をみて症状が出なければ薬はいらないでしょ?例えば、風邪が治ってもずっと薬を飲み続けるのと一緒だよ?6年も服用してんだよ?おふくろは不治の病に侵されたのかい?薬は症状を抑えるもので、治すのは自身の治癒力なんじゃないの?医療費だって安く済むのは9割の人がおふくろの分を負担してるからなんだよ?服用しなくてもいいならその医療費を本当に必要な人に廻せるでしょ?」
「いいんだよ!!保険と同じなんだから飲んでりゃ安心なんだよ!先生に言わなくていいんだよ!そんな事!!」 と言ってきかない母。
受付で口喧嘩になりそうだったから一旦、お口にチャックしました。
名前を呼ばれ、いよいよ先生と問診です。
先生 「調子はどうですか?」
母 「快調です。」
先生 「ではいつものお薬を2週間分必要なんですよね?」
母 「そうですね。もらっておくと安心ですからね」
私 「先生、快調ならお薬は必要でないのでは?」
先生 「そうですね。いつもお母さまが求めるので、その症状が出たら飲んでくださいと伝えてあるんですよ」
私 「飲まなくてはいけないと先生に言われたと聞いているのですが、母が聞き違えたのですね?では飲まなくて良いということですよね?」
先生 「そうですね。過去のカルテを見ると風邪の症状で処方してから継続しているみたいですから。調子が良いなら飲む必要はないですよ。」
私 「先生がそうおっしゃってるよ?今日から様子を見て薬を飲むのはやめようよ」
母 「先生がそうおっしゃるなら安心だから飲むのをやめます」
その後、服用をやめて2週間経ちますが母は何事もなかったように過ごしてます。10年前にも一時的な高血圧の時に、内科医に言われるがまま処方された降圧剤を飲み続けて100を切る低血圧になり寝たきり状態に。説得して服用をやめさせたら元気になりました。
身体の調子は本人しかわからない。最終的に判断するのはお医者様じゃない。自分自身なんだよ?と何回言っても耳を貸さない母。ホントに呆れます。
母にとってお医者様のお言葉は「神様」のお言葉のようです。
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