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箱夢の詩集 第一集

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詩のようなもの
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記事一覧

【セリフ】メイドのくせに女王様

ご主人様の命令で  あなたに汚きたない言葉を使います。 ひざまずいて 私の靴をお舐め !  …

Tome館長
6年前
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【詩】不思議な切手

それを貼りさえすれば どこへでも届くという不思議な切手。 どんな遠いところでも どんな危険…

Tome館長
6年前
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【詩】ンバダ

ンバダ ンバダ ンバダ ンバダ ドケタ セネガ モゲタ ヘゲナ オキセネ コゲタ ヌキシ…

Tome館長
6年前
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【詩】逆さまの顔

君が悲しげな声をあげた時   あわてて君がつけた顔は    上下逆さまだったから    …

Tome館長
6年前
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【怪談】台所の鬼

とある家庭の台所の風景である。 異国の人形を大きくしたような少女が 手前の調理台の上に仰…

Tome館長
6年前
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【詩】つぶやき

こんなとこに夜が隠れている  涙がコロコロ転がるうぶ毛の大地  夕暮れの底に沈んでゆく群…

Tome館長
6年前
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【独白】毒入りの瓶

おれは毒入りの瓶だ。 ちゃんと髑髏マークのラベルが貼ってある。 暗い過去を持つ由緒正しき危険物で これまで多くの尊い命を奪ってきた。 もしおれの言葉が信用できなければ 頭の栓を抜き、おれの中身を飲めばいい。 ほんの少し、唇が湿るくらいで十分。 苦しむ暇もなく、すぐに息絶えるはずだ。 中身が全部飲まれてしまったら ただの空っぽの硝子瓶でしかないが 幸いにも、まだいくらか毒は残ってる。 その証拠におれを持ち上げて振ってみれば 液体に特有の舌鼓のような音がして 「こっ

【詩】みだれ髪

みどりなす    くろかみよ   ぬばたまの     やみにとけ のけぞりて    ふりみ…

Tome館長
6年前
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泥んこ

なんだろ  こけもも  よくわかんない  スカート制服の高校生女子が  うんと  学校と世…

Tome館長
6年前
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【詩】街の灯

ほんの目の前で若い男女が戯れている。 ふざけて首を絞めたり、鼻をつまんだり。 見せつけて…

Tome館長
6年前
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【詩】涙が生まれる

それは あいまいなまま  不意に 生まれ  そのわけは  あとから 考える    願いが叶…

Tome館長
6年前
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【詩】墓標

ハネなしチョウの墓を たくさん見つけた   それは鼻なしゾウの   たくさんの足跡 ハネな…

Tome館長
6年前
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【詩】崩れる

あは えけけ 崩れてね ゆくんだよ もりぶでん おしまいなんだ 砂のお城が ぽの波にね さ…

Tome館長
6年前
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【詩】ピンクの梟

家の近くの 森の奥に  ピンクの梟がいる 奇妙なことに  その肩の上で    ピンクの丸い顔が     ころころ 転がる 普通の梟は ともかく  ピンクの梟は いつも    「今晩は」      と 静かになく   Pink Owl There is a pink owl in the back of the forest near the house Strangely a round pink face rolls on its shoulders R