箱夢の話集 第三集

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ノート

【セリフ】命令

そこまで。 それ以上近づくな。 我が肌に触れること許さん。 髪にも爪にも触れさせん。 いや...

【寓話】溺れかけ女

「誰か助けてー!」 川で女が溺れかけていた。 通りがかった男が橋の上から川へダイブ。 苦労...

【童話】おうちにつくまでが遠足です

ある日、学校からの帰り道が大きく曲がって お花畑の中を通り抜けるみたいになっていた。 「...

【話】辻切り

近頃、辻切りが出没するという。 昔の辻斬りと違い、人のからだは斬らない。 人と人との関係...

【話】触手

うっすら目を開ける。 暗い寝室に他人の気配を感じる。 カーテンの切れ目から月明り。 揺れ...

【セリフ】市場の賑わい

この市場で売られてないもん探すのは ちょっと難しいな。 日用雑貨は勿論、揺り籠から墓場ま...

【セリフ】運命の吹き溜まり

ようこそ。 不幸なる紳士および淑女の皆さん。 なにはともあれ  本日はまことにご愁傷様です...

【話】裸族

裸の女が往来を歩いてる。 なのに、誰ひとり見向きもしない。 なぜなら、ここは裸族の地。 皆...

【童話】やがて昔話

昔々、あるところに お爺さんとお婆さんがいました。 お爺さんはパソコンでブログを更新し お...

【話】僕の悩み

僕は末っ子の長男で、姉が三人いる。 姉たちとはちょっと年が離れている。 両親はそろって刑...