ナメクジ


一匹のナメクジが
あなたのからだを這っている。

突然変異による太くて巨大なナメクジ。

気味が悪くて 
あなたはつかむこともできない。

それをいいことにナメクジは 
わがもの顔で這いまわる。

あなたのからだのいたるところを 

上から下まで、裏も表も、内も外も 
とても信じられないような奥の奥まで 

ぬらぬらした半透明の粘液を垂らしながら 
ひたひた、もぞもぞ、ぬめぬめ・・・・

もうあなたは気を失いかけている。
あまりのおぞましさに鳥肌が立っている。

ところが、この軟体動物は鳥肌が大好物。
ツノのような触覚が微妙な皮膚の表面をさぐる。

あなたはもうほとんどキュウリの気分。

冷たく血の気が引いて 
顔は緑色になる。

立ち上がることも逃げることもできない。
死ぬかもしれないとあなたは思う。

さらに、そのいやらしさを増しながら 
突然、ナメクジが分裂して二匹になる。

雌雄同体、そっくりな二匹のナメクジ。

二匹はあなたをはさんで絡みつく。

ほとんどからだのすべてを覆われ 
あなたはもう皮膚呼吸さえできない。

おいつめられたあなたは幻を見る。

平凡な家庭のありふれた食卓風景。
あなたがまだ幼かった頃の記憶。

パパがいる。
ママもいる。

弟が笑っている。

きれいに盛り付けられた料理の皿たち。

「ねえ、お願い・・・・」
あなたは温かな食卓に手を伸ばす。

「お塩、とって・・・・」


Slug


A slug is crawling on your body.
A thick and huge slug with mutation.

It is creepy and you can not grab it.

With that as an opportunity,
the slug crawls like its own garden.

While every part of your body,
from top to bottom, back, table, inside and outside,
as far as the back of the back I can not believe so much,
drooling a nasty translucent mucus
while placing a creepy sound ...

You are losing sanity any longer.
Too much absurdity, you get goosebumps.

However, this mollusc is favorite goosebumps.
A touch like a horn senses the subtle surface of your skin.

You feel almost cucumber already.

The cold blood is pulling, your face turns green.

You can neither stand up nor run away.
You think that you may die.

Suddenly, that one slug is split into two
with increasing its irritation.

Two slugs with identical sex, similar shape.

The two get tangled across you.

They covers almost all of your body,
you can not even breathe skin anymore.

Trapped, you see visions.

Common family eating plain scenery.
Memory of when you were young.

There is your daddy there.
You also have your mama.

Your brother is laughing.

Dishes with delicious dishes served.

"Hey, please ..."
You reach for a warm dinner.

"Salt, please give me ..."

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ありがと 💛
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Tome館長

箱夢の話集 第一集

ショートショート集  第一集

コメント2件

背中がさわさわさわ〜 ((((;゚Д゚))))
yayaさんへ★ 慣れれば ぬるりと快感が
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