【詩】夜よ明けるな


約束されていたかのように夕暮れが訪れ 
初めて君を迎えた部屋は静かに暗くなる。

ふたり、とりとめのない話を 
いつまでも話し続けようとしていた。

笑うと嬉しくて、嬉しいから笑い 
ふたり、薬も酒も飲まずに酔っていた。

まるでふたり 
重なった夢を見ているようだった。

なんだろう?  
この気持ち。この感情。

誰も教えてくれない。
誰にも教えられない。

気がふれたと蔑まれて 
黙ってうなずくしかないような 
そんな狂おしい瞬間が 

ダラダラ、ダラダラ 
引き延ばされてゆく。

それでも、いつの間にか夜明けが訪れ 
ありふれた部屋の輪郭が浮き上がってくる。

ふたり、まだ指さえ触れてないというのに。


Night, Do Not Light


At dusk as if promised,
the room that greeted you for the first time darkens quietly.

The two were trying to keep talking for a momentous story.

I was happy when you laughed
and I was laughing because I was happy,
and we were drunk without taking medicine or alcohol.

The two seemed to have dream of overlapping.

I wonder what? This feeling.

No one tells us.
We can't tell anyone.

Crazy moments are being sloppyly stretched
like being scorned madly
and having no choice but to shut up.

Still, dawn will come before long,
and the outline of a common room will come to light.

Even though we haven't touched each other's fingers yet.
 

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箱夢の詩集 第三集

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コメント2件

経験談でないとすれば どんな時に浮かんだ詩なのでしょう。(覚えてないと言われそうw)
yayaさんへ★ 部屋に連れ込めるチャンスだった時に連れ込まなかった時、だったか。
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