真夜中の電話

【話】真夜中の電話


真夜中に電話の音で起こされた。

暗かった。
寝ぼけていた。

ありもしない目覚まし時計を探した。
なにやらガラスが割れた。

手を切ってしまったらしい。
ぬるりとしたものを手のひらに感じた。

起き上がってみた。
なにかに頭をぶつけた。

ひどく痛かった。
地団駄を踏んだ。

ここはどこだ。
思い出せない。

照明スイッチの場所がわからない。
とりあえず手探りで進むしかない。

ところが、壁に突き指をした。
涙が出た。

泣き始めたら、足を踏み外した。
階段から転げ落ちた。

死んだか、と思った。
どこかの骨が折れたに違いない。

まだ電話は鳴っている。
めまいがする。

真っ暗な廊下を這って進んだ。
ゾウガメになった気分。

なにをしているのだ。
わからない。

ようやく受話器に辿り着いた。
嬉しかった。

苦労して受話器を取った。

「真夜中になにしとる? さっさと寝ろ!」

怒鳴られた。
そのまま電話は切れた。

もう眠ることはできなかった。


Midnight Ringtone


I was woken up by the ringtone at midnight.

It was dark.
I was asleep.

I looked for an alarm clock that does not exist.
Something broke the glass.

It seems that I have cut my hand.
I felt a lukewarm thing in my palm.

I got up.
I hit my head something.

It hurt terribly.
I step on the ground forces.

where is here?
I can not recall.

I do not know the location of the light switch.
I have no choice but to fumble.

However, I did a thrusting finger on the wall.
Tears came out.

I started crying, I step on my foot.
I fell down the stairs.

I thought I was dead.
The skeleton must have broken somewhere.

The telephone is still ringing.
To feel dizzy.

I crawled along a dark corridor.
I feel like becoming a turtle.

What am I doing? I do not know.

Finally I arrived at the receiver.
I was happy.

I struggled to pick up the receiver.

"What do you do at midnight? Sleep quickly!"

The other person shouted at me.
The call has been turned off as it is.

I could not sleep anymore.

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コメント2件

ふんだりけったりというやつでしょうかw
yayaさんへ★ そういうときもたまにあるよね。
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