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31歳働く女のおっさんずラブ最終話前夜の激情


というタイトルでたどり着いてくれたなら、ドラマの紹介をする必要はないでしょう。

今夜最終話を迎えるという事実が、数年ぶりに文章を書くための激情を生み出しました。

おっさんずラブを愛する民として、この思いを言語化しなければならない、

今、今の今、最終話を見る前に書かなければ、書けなくなってしまう思いが絶対にある。

そんな、冷静じゃないけど正しい使命感と、眠れない脳みそでもって、この記事に臨みます。

31歳働く女のこと

本題の前に、簡単な自己紹介を。

都内でサラリーウーマンやってます。働くことは好きです。

学生の頃、短編小説で小さな賞をもらったことがあるくらいの力量がありますが、3年前に転職してから忙殺されて、小説はおろか、ブログも書けず、140字に日常をこぼす31歳です。

既婚ですが、夫はこの2週間、土曜22時45分から1時20分頃まで家を空けることに(私の意思を全く挟んでいないと言ったら嘘になるもののあくまで主には彼の意思で)なっている状況です。

そして本題

みんな幸せになってくれ。頼むから。後生だから。必要なら私が身を挺するから。

形はどうだっていい。牧春でも春牧でも。はじめに私が推したい気持ちでいたのは牧春だったけど、2人が心から望むなら、なんだって受け止める。枕に顔押し付けて嗚咽しながら受け止めますよ。

私は、制作陣に全幅の信頼を寄せています。

なぜなら、真摯におっさんずラブを作ってくれていると感じるから。

制作陣へのインタビューはこのあたりが素晴らしいので未読の方はぜひ。

私も社会人歴がいよいよ2桁になりまして、「仕事」って進めるための姿勢にはパターンがあると思ってます。

たとえば、「捌く」「こなす」「片付ける」といったやっつけ仕事姿勢と、「取り組む」「やり込む」といった丁寧な仕事姿勢。

もちろん仕事内容によってどっちが相応しいかは変わりますが、相応しくない姿勢もあるじゃないですか。

うーんそこはもっと丁寧に考えて対応してほしいなってとき。逆も。じゃんじゃん捌いてよってとき。

そしてそれって、ものづくりにも通ずるのかなって思うんですよ。

おっさんずラブは、本当に丁寧に、真剣に、まずは自分たちが納得できるものを作り上げようとしていると、ドラマを見てもキャスト・スタッフインタビューを読んでも感じるわけです。

この記事で貴島プロデューサーが「裏テーマは現代の働く男女の結婚ドラマ」と仰ってましたが、働くことを人生のキーワードのひとつとする人々が作っているから、こんなに私の心に刺さるんだろうなって思っています。

田中圭さん、林遣都さん、吉田鋼太郎さんはじめ、貴島彩理さん、徳尾浩司さん、瑠東東一郎さん、山本大輔さん、Yuki Saitoさん、その他キャストスタッフのみなさん全員が、「今日もいい仕事しよう」って臨んでいたことで産まれた賜物なのではないでしょうか。

ファンとしてひれ伏して感謝したいし、働く人間としては心から尊敬します。

しかも作り出された世界には、誰かを笑い者・悪者にしようという目論見なんかなくて、ピースフルワールド。(波乱は、息が止まるくらいたくさんあるけど。)

登場人物みんなのことが大好きだから、天空不動産も、春田家も、街も、海も、モデルルームも、牧家も、どのシーンも、

あ〜〜〜〜〜〜好き〜〜〜〜〜〜

とうっとり見入ってしまうのです。

そんな彼らが作る最終回なんだから、勘ぐりは必要ないと思ってるんです。

誰と誰が結ばれることになったとしても、その過程や選択の意味はすべて受け止めたいし、それが春田と牧と部長の答えだと思うのです。

どんな結末だとしても、いや、うーん、いや………受け止めましょう。

と言いつつできればもう牧くんには安心した顔で笑ってちょっと乱暴でいてほしいし(牧くんが粗暴になるのって甘えてることと同義だと思いますがどーです)、

春田にも安定した日々を送ってもらいたいし(1ヶ月でこれだけ事態がぐわんぐわんしてるのに正気保ってるだけで春田はすごい)、

欲を言えばキリがないのでここまでにしますが。

みんな幸せになってくれ。これに尽きます。

Twitter、おっさんずラブファンのTL、めっちゃ楽しい

そして、「現象」となるようなうねりを、リアルタイムで味わうことができたのも、うれしいです。

世界トレンド1位や、武蔵の部屋フォロワー数47万人突破!(おめでとうございますー!)

SNSでつながったファン同士で一緒に盛り上がるという経験をさせてくれたのもおっさんずラブでした。

貴島さんが「ドラマは来週が待ち遠しくなるものにしたい」というようなことを仰ってましたが、まさにそのもだもだを、Twitterで共有し合うことで増幅させていくのです(そして何度目かわからない録画を見るわけですね)。

土曜の22時を過ぎると、タイムラインは秒速です(多分今夜も)。

23時14分になると「生きて会いましょう」とか「みなさんご無事で…」とか、戦地で解散する友たちのようなさえずりが並びます(多分今夜も)。

CMごとに短いさえずりがまた秒速で流れ、放送終了後には絶叫や言葉にならない言葉がTLを滑っていくのです(多分今夜も)。

多分もうこんな経験できないです。

あとこんな時間にnoteへはじめて投稿してみようと思えたのも、おっさんずラブの力ですよ。

おっさんずラブにかかわることなら、新しいことにだって躊躇せず挑戦できちゃうんです。(吉田鋼太郎さんの舞台を飛び込みで見に入ったりもしました。くらくらするかっこ良さでした!)

その、好きの熱を、どうしても今のうちに残しておきたかったのです。

というわけで、18時間後、最終話

そんなこんなで、18時間後には最終回放送です。

気になって仕方がないけど、もう新しい物語が見られなくなると思うと、気持ちが塞ぐような心地すらします。

でも、彼らの選択を、プロフェッショナルたちの仕事ぶりを、見届けたいと思います。

寂しい。けど楽しみ。泣きそう。つらい。でも大好き。

テレビ朝日土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」

最終話『HAPPY HAPPY WEDDING!?』

6月2日(土)よる11:15から放送

みんなで見ましょう。

あと円盤化のお知らせ待ってます何卒。

お読みいただきありがとうございます。サポートは記事を練るカフェ代にさせていただきます!コメダのたっぷりミルクコーヒーが好きです。