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仕事好き人間が休職して50日経った

転職2回を含む10年の社会人人生で、初めての長い休みをもらった。予定では2ヶ月。あるいは体調との兼ね合いでさらに数週間。
その間に気付いたこと・考えたことを書く場所がほしいと思い、おっさんずラブ用に登録したnoteだったけど、活用することにした。
学生のころ、日々の雑感をブログに書いていたので、当時のような軽い気持ちで文章を書いてみたい。
あとは、この数年で自分の語彙が社内言語に強く影響を受けていて、在職中から修正したくていた。
類語辞典をひきながら、自分がいいなと思える表現を使いたい。
読んでくれる方には、休職するのも悪くない、休むのも大切って思ってもらえたらうれしい。

仕事大好き人間のこれまで

社会人人生10年で初めての長い休みと書いたけど、
振り返ってみると学生時代からアルバイトに精を出していたので、労働しない休みというなら、14年ぶりになる。
14年間ずっと、働くことは私にとって自己肯定で、生きるために必要なことだった。

学生時代は飲食店でアルバイトをしていた。
大学卒業後は、飲食チェーン店に入社。そのあとは下着メーカーの直営店で販売スタッフとして働いた。
今は、広告媒体営業職に就いている。
そのどこでも、お客さんの求めるものを予想して動き、それがちょうどよくはまった時の気持ちよさがたまらなかったし、感覚的にそういう先回りが得意だった。
追加オーダーのタイミングとか、水の注ぎ足しとか、求めていそうな機能を持った下着の紹介とか、気になっていそうな情報の共有とか。
お客さんの期待に応えることがよろこびで、私の使命だった。

休職のいきさつ

紆余曲折ありつつも広告媒体営業の仕事について3年8ヶ月経った。
顧客の扱う商品が社会的に有意義であるとは思っていたが、その業界で私自身が叶えたい夢はなく、顧客や事業の望みに応えられるよう精一杯働いた。
社内では何度か賞ももらった。
以前の仕事で感じていた高揚感や満足感には及ばなかったが、顧客からの期待があり、評価してもらえるだけの成果が出せていたので、この仕事も向いているのだろうとは感じていた。

今年度、商品のリニューアルがあり、皆が初めての経験でトラブルが多発し、顧客に迷惑をかけお叱りを受けるような事態にも発展した。
弊社に非があるのに、顧客にタイトなスケジュールで対応を依頼したり、さまざまな変更をのんでもらうような進行方法が事業として進められた。
顧客をよろこばせることを仕事の意味としていた私にとって、登る意味さえ見いだせない壁が目の前に立ちふさがった思いだった。
実はこのタイミングで私は妊娠5ヶ月を迎えていて、その影響もあってか、気分の落ち込みや不眠などが始まってしまい、休職の診断書発行となった。

今の状態

休職直後、そのとき自覚はなかったが今思えば頭がまともに動いていなかったので、
仕事でのミスを思い出して泣いたり、何も考えられずスマホゲームを一日中続けたりする生活だった。
1ヶ月半経ったこのところは、好きなだけ寝て、自分で作った食事をおいしく食べ、気の向いたままに動く生活をしている。
パソコン買ったり、しばらく会えていなかった友人に会ったり、初めてメルカリに出品してみたり。
お腹の人も元気で、時折ぎょるんともびょこびょこともいえない動きをして思わず声が出る。
妊娠7ヶ月くらいだと、マタニティーブルーになることもあるようだけど、落ち込むことはほとんどなく、平穏そのものの暮らしをしている。
本当に、休んでよかったと思っている。鏡で見る自分の顔が明るくなった。
これは休んで数日で急激に元気になったわけではなく、数週間かけてできることが徐々に増えていった。
noteに休職の日々を書こうと奮起するまでの、再生の振り返りは次のエントリで。

お読みいただきありがとうございます。サポートは記事を練るカフェ代にさせていただきます!コメダのたっぷりミルクコーヒーが好きです。