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高配当かつ累進配当を採用している銘柄について

*この記事では高配当かつ累進配当を採用している銘柄について取り扱いますが、売買を促すものではありませんので、ご了承ください。投資判断は自己責任でお願いします。

 今回は、高配当な銘柄かつ、なかなか知られていない「累進配当」を採用している

1.         8001 伊藤忠商事
2.         8002 丸紅
3.         8058 三菱商事
4.         8316 三井住友FG

 これらの4つの銘柄を紹介していきます。「高配当銘柄と言えば海運株だろ!」「鉄鋼株もいいぞ!」「アメリカの高配当ETFは注目しないのか?」など、いろいろなご意見が聞こえる気がしますが、普通に高配当銘柄を紹介してもつまらないなと思い、このテーマにしました。笑

 さてみなさまは「累進配当」という言葉は聞かれたことはありますか?
累進配当とは、配当を減配せず維持もしくは増配を続けていく、配当の出し方、方針のことです。通常であれば企業業績が悪くなれば減配も視野に入るものですが、それをしないと言うことは並々ならぬ自信を感じさせますね。

 上場企業の中でも確か4~5社ほどだったとおもいますが、数少ない企業しか採用していないのも特徴です。
 話が横道にそれますが、証券マン時代に相場歴20~30年のお客様も多かったですが、誰もご存じなかったほどですから、かなりマイナーな見方だと思っています。笑

 私が高配当かつ累進配当を採用している銘柄に注目するのは、攻めより守りに視点を置いているからです。これらの銘柄の特徴は以下の3点です。
1.         業績が堅調
2.         減配による株価の下落リスクがほかの銘柄と比べて少ない
3.         自社株買いも増配と併せて行う傾向がある

 ただ最近ですと、8002丸紅 が決算発表を行い累進配当の方針を発表していたのを、ご存じの方がいるかもしれません。
 実は丸紅以前に、累進配当を採用した企業が4社あるのはご存じですか?それが8001 伊藤忠商事、8058 三菱商事、8316 三井住友FG、2337 いちご、の4社です。(2337 いちご は配当利回りが2.4%ほどで出来高も少ないことから割愛させていただきます。)

8001 伊藤忠商事(2023/02/07時点)
株価:4056円 
1株あたり配当:140円
配当利回り:3.45%

配当情報

伊藤忠商事HPより引用

【直近のニュース】(2023/02/03に決算発表)

2021~2023年度 中期経営計画 Brand-new Deal 2023における株主還元方針は、下記の通りです。

配当
・ 1株当たり配当金は前期比30円増額の140円/株を下限に増配 (期初見通し比+10円)
・ ステップアップ下限配当の実施と2023年度までに配当性向30%をコミット
(「Brand-new Deal 2023 新配当方針」を継続)

自己株式取得
・市場環境・キャッシュアロケーションの状況を踏まえ、250億円の追加取得を決定(年間合計600億円* )
(総還元性向:期初見通し27%⇒追加還元後33%)
伊藤忠商事HPより引用

8002 丸紅(2023/02/07時点)
株価:1738円
1株あたり配当:78円
配当利回り:4.49%


丸紅HPより引用

【直近のニュース】
 丸紅は3日、新たな株主還元方針を発表した。中期経営戦略の期間である2023年3月期─2025年3月期において、1株当たりの年間配当金78円を基点とした、利益成長に合わせて増配していく累進配当を実施する。実施の金額・タイミングは総還元性向30─35%程度を目安に経営環境等を踏まえて判断していく。従来方針では各期の業績に連動させ、年間配当⾦60円を下限、連結配当性向25%以上としていた。)
2023年2月3日のロイターより引用

8058 三菱商事(2023/02/07時点)
株価:4590円 
1株あたり配当:180円
配当利回り:3.92%

三菱商事HPより引用

【直近のニュース】
2023/02/03に決算発表
 期末配当予想も78円から103円に増額した。また、発行済株式総数の2.3%にあたる3300万株、金額で1000億円をそれぞれ上限に自己株式を取得することも発表した。2月16日から4月30日の期間に市場で買いつける計画だ。
会社四季報より引用

8316 三井住友FG(2023/02/07時点)
株価:5634円 
1株あたり配当:230円
配当利回り:4.08%

三井住友FG HPより引用

【直近のニュース】(2022/11/14発表)
 三井住友フィナンシャルグループは、2023年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月・権利確定済み)が「115円」、期末配当(3月)が「115円」、合計の年間配当額は「1株あたり230円」とすると発表した。
 年間配当額の前回予想は「1株あたり220円」だったので、前回予想から「10円」の増配となる。
ダイヤモンド ザイより引用

 今回は「高配当かつ累進配当を採用している銘柄について」ご紹介させていただきました。
 初めての投稿でしたので、わかりにくい部分や見づらい部分が合ったかと思いますが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。またこういう情報が知りたい!というテーマがあれば、記事を書いていこうとおもいます。

引用元
伊藤忠商事HP
https://www.itochu.co.jp/ja/ir/shareholder/dividend/index.html

丸紅
https://jp.reuters.com/article/idJPT9N34G055
配当情報
https://www.marubeni.com/jp/ir/stock/dividend/

三菱商事
https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/650815
配当情報
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/adr/allot/

三井住友FG
https://diamond.jp/zai/articles/-/1008807
配当情報
https://www.smfg.co.jp/investor/stock/dividend.html

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