チヤホヤと懺悔
トミー『私の友達なんだけどさぁ』
美人『あぁ、あのブス?』
トミー『そいや○○ちゃんLINEのアイコン変えてたよね』
美人『wwwwいや、劣化しすぎwww』
トミー『○○の子供でかくなったよね』
美人『うわー、、ブス、、、、遺伝子、、』
そんな風に見た目のことばかり指摘する美人な友達にあわせて
『そうだね。』
『可愛いが正義だよね。』
『あなたが一番可愛いよ。』
と、ずっと言ってきました。
トミーです。
美人からすれば、全ての人間がブスに見えてしまうのは仕方がありません。
しかし、問題なのは私。
私は、誰かにブスだなんて思ってもいないのに、美人の話に乗っかってしまう癖がありました。
何様のつもりだ。
圧倒的陰口になってしまうので罪悪感。
なんなら、実際は可愛いと思っているこだっています。
みんな、私に優しく思い遣りのあるこばかり。
どの口が言っているんだ?と、客観視思っていました。でも、この癖はいつも止まりません。
なんでなんだろう。それに、そんなこと言い出したら自分はどうなる?
人権なくないか?
いつも、ザワザワしていました。
それに、そこまでクドクド人の見た目に厳しい美人からすれば、私のことも良く思っているはずがありません。
『トミーをブスだと思ったことは一度もないよ』
と、常に言ってはくれましたが、その価値観があるなら、もっと広い範囲で見れないものかなと思ってみたり。本来ならば『友達の悪口言わないでよ!』と、ぶちギレるところなのに言えない弱さ。
あぁ、自分最悪じゃん。
そんな風にずっと昔から思っていたのです。
きっと、美人から無意識に振り撒かれる
私にチヤホヤしなさいよオーラ
を、敏感に察知しすぎたのだと思います。
ただ、彼女を褒めればいいだけなのに、意見を絶対的に否定せず、存在全て肯定することを意識していました。
『美人しか生きる価値ないよ。』
『ブスは笑うべきじゃない。』
あえて、強めな言葉を選び吐けば吐くほど、ケラケラと笑い上機嫌になる彼女。
私がブス認定されなかったのは、いや、していても一緒にいたのは、
徹底的に自分を気持ち良くさせるからでしょう。
改めて文字にすると引きますね。
というか、自分が言われているみたいでなかなかキツイ。今すぐ切腹したい。
そして、いよいよ思うのです。
いい加減チヤホヤに疲れた。
だって
思っていないんだもん。
美人へ常に憧れていたことは事実。
自ら『私はあなたの下僕です』と上下関係を演じていたくせに、急にどうでも良くなったのです。
それは、旦那はもちろん他の友達のありがたみに気付いたからでしょう。
誰も上下関係なんて必要としない。
そう、みんな対等。
比べてどうとかという価値観が無いのです。
みんな、私のことを認めてくれたり、褒めてくれたり。私も自然に周りを褒めています。
お互いにリスペクトがあるのです。
それに、誰かを否定することもありません。
おや?これって、居心地よくない?
若い頃から薄々気付いてはいましたが、こうした関係性こそ価値がありますよね。
そんな、価値ある友達と一緒にいて楽しかった気持ちを、つい美人に共有すると、、、
トミー『○○ちゃんって凄くてさぁ!私も尊敬してて』
美人『はぁ。お前○○好きだな(呆れ)』
私が他の誰かを本気でチヤホヤする姿は、見ていられないのでしょうか。
しかも、見た目以外のことで。
そのたびに、ハッとして『私はあなたの下僕です』的な発言を一生懸命するのです。
あぁ、もうそんなの嫌だ。
全ては自分の選択次第。
美人より秀でるものが無いと思う劣等感から、上下関係を自ら作っていたけど、もう自分を認めてあげたいです。
美人ではないけど、自分らしくありなよ。
劣等感で芯の部分から流されてしまうのは、さすがに良くありません。
勝手な察知、気遣い、こうしなきゃという思い込み、全てが自分を蔑ろにしています。
美人の彼女には、私以外にもチヤホヤ要員はたくさんいます。チヤホヤさせにかかっているのだから。中には、心からチヤホヤしている方もいると思います。
それはそれで幸せでしょう。
きっと、本気で『見た目が絶対的』という価値観なので。
私はお勤め終了。
もう、悪口、陰口を言わないで済みます。
誰にもバレてはいないけど、ブラジルに到達する勢いで土下座したいです。懺悔。
これからは、私の肯定感を上げてくれる大事な人を本気でチヤホヤしようと思います。
今日もありがとうございました!
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