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社会人大学院生が、職を失い、雇用保険を受給する際に知っておくべきことを書いておく。

社会人+大学院生=社会人大学院生なので、そこから社会人をとったらただの大学院生になるわけですが、私は社会人に戻る気は十分にあるので、社会人大学院生であると名乗り続けたいものです。笑。

私は5月末に会社都合で退職し、6月からは雇用保険の受給を受けるつもりです。雇用保険をもらえるのはうれしいですがもらえる金額は今までのお給料の56%程度でしかないんですよね

会社を辞めるとなると、税金の支払いや国民健康保険への支払い、年金の支払いは自分でやることになります。
しかも、国民健康保険も年金も税金も「前年度の所得」に応じて金額が確定するので、今現状お金が全然ないのに高額な請求がやってくることとなります。
雇用保険でも元のお給料の56%しかもらえないのに、どうやって支払うの?って思いません?そこで、ついさっき、いろいろ電話して確認してきた内容をここに書き起こしておきます。

誰の参考になるといいな!ニッチなことだけど!


国民健康保険

・切り替え方法→住んでいる場所の役所に出向き、加入手続きをする。
・安くする方法→雇用保険の受給を受けていると減免の手続きができるので、加入後に減免の手続きをしたいと申し出てください。
・どれくらい安くできるか→国民健康保険は2階建てです。まずすべての人が支払う必要がある「均等わり」というベースの金額があります。私が住んでいる東京都台東区の場合、これが6,000円。つまり、所得がない方でも最低毎月6000円は支払わなければいけないそうです。
そして、働いて所得のある人は、「所得わり」という所得に応じて変動する分の金額を支払う必要があるそうです。こちらは、雇用保険の受給を受ける場合、減免の可能性があるそうです。
つまり、雇用保険受給者は「均等わり6000円」+「減免された場合の所得わり分」を支払う必要があります。
・分割や免除はあるのか?→分割は可能ですが、12か月以上かけて分納する場合、収入と支出のバランスをチェックされるらしいです。嫌な感じ。
全額免除はありません。収入がなくても月6000円は支払うそうです。

住民税

・切り替え方法→企業に勤めている場合は、給料から天引きされていたと思いますが、会社を辞めると、自宅に納付書が届くようです。
・安くする方法→一切ありません。
・分割や免除はあるのか?→分割納付は可能だそうですが、免除はありません。減額もできません。

国民年金

・切り替え方法→年金事務所もしくは役所に出向いて切り替え手続きを行います。
・安くする方法→雇用保険の受給を受けているのであれば、免除申請ができます!免除申請を受けると、将来もらえる年金の額が、ちゃんと年金を納めていた人と比較すると少なくなるそうです。
いったん免除申請を受け入れても、その後追納すれば、ちゃんと年金を納めた人と同じになれます。
・免除・猶予・追納について→下記ページに詳しく記載があります。自分の今の状況にあったもので申請するとよいと思います。
私の場合、大学院生であることから、学生納付特例で、納付を10年延ばせるそうです。学生のうちは支払わなくてもOK!
ちなみに社会人大学院生で雇用保険の受給を受ける場合、免除申請ではなく、学生納付特例が優先されるそうです。
学生猶予特例は毎年申請が必要ですので、在学中は毎年申請をするそうです。忘れそうだよねw

国民年金保険料の免除・猶予・追納(国民年金機構)
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/index.html


このように前年度の収入に対して、額が決まるものってたくさんあるわけですが、仕事を解雇されて「今お金がない!」って人たちに対して、国や自治体ができることってあまりにも少なすぎるなと感じました。
今支払うお金がないって人に対して、全く優しくないですよね。
雇用保険の受給を受けている人に対しては受給期間中は免除とか、受給期間の支払いを猶予するという制度ができてほしいと思います。そうでないと、雇用保険の3分の1くらいを、結局税金として支払うことになってしまうと思います。

また、分割納付するだけで、収入と支出をみさせてもらう必要があるというのもびっくりです。そんなことしたくない。こちらは会社を解雇されている身なのに、「収入が少ないのにこんなたくさん買い物して!支払えるでしょ!」とか言われるのはおかしいと思います。

前年度の収入に対して今年度支払う額が決定するものがこんなにたくさんあるのに、今年度まさに今生活に困窮している人を救う方法があまりにも少なすぎて、これじゃ税金のために貧困が加速してしまうと思いました。もし納付猶予や免除を受けられれば、ゆっくりと落ち着いて仕事を探せますが、すぐに納付する必要が出てくるとなると、生活のためのとりあえず今すぐ就ける条件の悪い仕事を選ばなければいけなくなります。
じっくりと時間をかけて条件のよい仕事につけないことはその人の生活、人生を悪化させる原因になりえます。

もちろん制度を悪用するような人もいるのかもしれませんが、今生活に困窮している人に対しての救済策が少なすぎると感じました。

誰かの役にたつといいな!

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