年齢はただの数字ではないと実感した話

結局のところ、人間は日々老いている現実からは逃げられない。
対象年齢から大幅にオーバーしているような子供っぽいモノを纏った大人は安っぽい人間に成り下ってしまう。

香りについて。

大人気プチプラフレグランスブランドがよく槍玉にあげられる。(リブランディングで炎上したメーカー)
あのブランドの価格帯みれば分かるけど香水、フレグランスの世界の中ではべらぼうに安い。
確かに強く香るものではないけどチープな香り。

あれがサマになるのは中高生までが限界。そもそも中高生でもバイトしていなくても買えるような値段なのだから当たり前だし、それ以上のクオリティ求めるのが間違いなんだけど。

あれを社会人にもなって纏っていると残念な大人だなと感じてしまう。
「好きな香りを纏えばいい」確かにそうだけど本当に周りに何を思われても気にしない!と言えるのが果たしてあの中に何人いるだろうか?
チープな女、子供じみた女、そういう印象でも私はこれが好きなのよ!構わないわ!と言える層があの無個性なブランドを好むとは到底思えない。

結局のところ何にでもそれなりに「年相応」があるのだ。

会社の一つ上の先輩、30歳既婚男性、凄まじく仕事もできる顔も童顔だけど目力があってかわいいしかっこいい。
香り一つだけでチープ感が出てしまっている。柔軟剤をべったりつけて洗い流すのを忘れたかのような、中高生みたいな香り。
あの香り立ちの強さは確実に何かしらのフレグランスだ。
本当にかっこいい。未婚だったらどんなによかったかと思ってしまうくらいの素敵な男性だ。
私は勝手に恋してる。(気分でいる)
でもだからこそ、だからこそ香りのセンスだけはアップデートしてほしいとつくづく思ってしまう。
童顔で若見えしても30歳は30歳だ。

いくら自身が小柄で入るからといって成人してからもエン◯ェルブルーだのピンク◯テだの着ようとは思わないはず。
ピー◯クラブで文具買おうとはしないはず。
サ◯宝石のネックレスをつけて会社に行こうとは思わないはず。

香りも同じなのだ。

高級ブランドでも優しい香り方のものはいくらでもあるのに探そうとせずプチプラプチプラ…
不景気で生活が苦しいのはわかるが安物を纏うくらいなら無臭の方が断然良い。
そもそも1年で使い切らないといけないフレグランスをそんなにバカスカ買うものなのだろうか?
毎日纏ったとして、付け直しを考えても50ml程度なら年間で所持していられるのは2本くらいが限界。
そんなに毎月毎月買うようなものでもないフレグランス1本に諭吉さん以上だせないのならそもそも香りがどうこう言える余裕は無いはず。

香りは視覚以上に記憶を人に残す。(次回これについて書きます)
見た目と同じくらい印象付けされてしまう。

社会的動物である人間に生まれ、社会に出て人々と関わり続ける人生を選択した以上、他人目線、他者評価は避けられない。
その中で「それなりの年相応」も結局避けられないものなのだとアラサーになって実感することが増えたなと感じている。


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