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コーチングで趣味が大事と言われるのはなぜか

こんにちは、SNS累計250アカウント以上支援してきたハピラフ代表の富田です。

今回はコーチングで趣味が大事と言われるのはなぜかという話をします。

前回のコーチングとは何かをまだみてない方はこちらからご覧くださいませ。

コーチングのゴールとは

おさらいとしてコーチングはクライアント(相手)のゴールを設定することとと伝えました。

またゴールの絶対条件として

「現状の外側」であること

  1. 想像すると怖くなってくるくらい大きなもの

  2. やり方がまったく想像のつかないもの

  3. 周囲の人間が驚いて止めてくるようなもの

です。

ゴール設定には他にもいくつかポイントがあり、

  1. 真のwant to(究極の本音)に基づいていること

  2. バランスホイールでオールライフにゴールを設定する

ということです。

2つ目が本日の本題に繋がるのですが、コーチングで設定するゴールは仕事のゴールだけではなくてバランスホイールに基づきオールライフに設定します。

バランスホイールは8つの領域があります。それぞれでゴールを設定します。

オールライフのゴール設定|バランスホイールの8つの領域

それではバランスホイールの8つについて説明します。

  1. 趣味

  2. 仕事

  3. 人間関係

  4. 家族

  5. 社会貢献

  6. 知性

  7. 健康・美容

  8. ファイナンス

です。

基本的にコーチングは主体性が大事なので、仕事はやらされていることが多かったりもするため、おすすめは趣味からゴールを決めてみる事です。

まず①趣味です。

①趣味

趣味はやりたくて世の中の役に立たないことなので、誰にも何も言われずに自分の欲求に従えばいいので設定しやすく本当のwant toが見つかりやすいです。

また趣味の脳の使い方などは仕事とも良く似ていると言われているため趣味のゴール設定がうまくできると仕事のゴール設定もやりやすくなると思います。

趣味のゴールは3つほどの分類があり、プロ化・プロへの委任・呪いを剥がすがあります。

1.プロ化
プロ化は今やっている好きなことをプロになってしまうまでやり切るということです。

麻雀が好きな人がプロになる。

2.プロに委任
一度プロレベルを確認して凄さがわかると方向性が見える

3.呪いを剥がす
歌を歌うボーカルになる人は才能がある人しかできないと思い込んでいてみたいなやらなかったこと=呪いを剥がすという方法です。

ゴールを設定したら、先に期日を切ってしまって飛ぶということが大事です。

周りに宣言して退路を断つのもいいです。

3ヶ月後の○月○日に麻雀プロになるなどです。

次に②仕事です。

②仕事

次に仕事ですが、よく間違えてしまうのですが「仕事とはお金儲けの手段ではない」です。

仕事は「自分の機能を社会に提供する」ことです。

じゃあ生きていくためのお金はどうするの?と思いますが、それはファイナンスでゴール設定します。

ファイナンスは他のゴールを全部設定してそれによって必要な資金調達をすることなので最後に設定します。

仕事のゴールを探すのは「好きなこと」の中から探すことです。

やっていること生きていることの中から探します。

ただしなかなかすぐに出てこないという事が多いでしょう。

そのため、まずは趣味から設定することをおすすめしています。

「趣味」と「職業」は、どちらも「好きなこと」という点でとても似ています。

こちらもまだ私はきちんと設定できていないのでできたらどのようなプロセスで進めたかなど共有します。

次に人間関係です。

③人間関係

こちらは2つほど設定します。

友人としてどんな人と友人になりたいか、そのために自分はどんな自分であればその方と友人になれるのか。

仕事のパートナーとしてどんな人と仕事のパートナーになりたいか、そのために自分はどんな自分であればその方と友人になれるのか。

私は本田圭佑さんを友人にしたいと思っていますが、では本田圭佑さんなら誰を友人にするのかをゴール設定にするというイメージです。

次に家族です。

④家族

パートナー、子供、親に対して自分はどのような存在であり続けたいかという視点で考えます。注意点としては相手に求めるのではなく、自分がどうありたいかのあり方を考えることです。

次に社会貢献です。

⑤社会貢献

社会貢献ですが、自分のコミュニティの外へ無償貢献です。

例えば私は保護犬を飼っているのですが、保護犬/保護猫を救いたいという想いが強くなり、継続的な寄付活動を続けています。

見返りなどは当然求めていません。

次に知性です。

⑥知性

言うなれば生涯教育です。

勉強とは似て非なるものです。

物事を理解する上で土台となる知識が大事です。

最新の知識や知識の偏りによって物事を理解することは極めて危険です。

全部を知ろうとすると難しいのでまずは1つの分野に絞ってそこに対しての情報を掴み切るのもおすすめです。

次に健康/美容です

⑦健康/美容

今までに話したゴールを達成するためにはどのような身体・心であるべきか

また自分自身健康・美容分野で気になることを書き出してみてそこから設定するのもおすすめです。

私の過去でいくと歯並びが悪くそれを治したいという想いがあり、矯正をして解決しました。

そしてここまでゴール設定ができると自分のゴールをそれぞれ達成するためにはいくら稼がないと収支が合わないのかが出てくるかと思います。

ここで設定するのが最後のファイナンスです。

⑧ファイナンス

先ほども話した通りで全てのゴールを実現するためにどれくらいのお金が必要なのかを計算して資金調達額を決めることです。

ある人は年収1,000万かもしれないですし、ある人は3,000万かもしれません。

上記のゴールを設定するのは一人ではなかなかできません。

鏡のように自分をみるのは極めて難しいからです。

途中で挫折してしまうこともあるかもしれません。

そのゴール設定の伴走のサポートをし、クライアントのことを一番信じてあげて、エフィカシーをあげるのがコーチの役割です。

ここでエフィカシーという難しい言葉が出てきましたね。

これも次回以降でまた詳しく説明します。

今回私も最初に趣味のゴール設定をしたのですが、圧倒的に間違いから始まり、現在の趣味のゴールになったのですがそのプロセスを紹介します。

最初に設定した趣味のゴール

私は最初に趣味のゴールとして設定したものが

「ドライフラワーで平均+3をとる」

というものでした。

これを設定した理由としては、そもそも歌を歌うのは好き。

でも自信は無いのでもっとうまくなりたい。

プロに委任してうまくなろうみたいなものでした。

そのためにボイストレーニングに通いました。

ただしこれは趣味のゴールでもなんでもありませんでした。。。

何が間違っていたのかは下記です。

①達成できるようなことはゴールではなく、達成できるかできないかわからないけどwant toとして挑戦したいことになっていない

確かにwant toとしてやりたくてしょうがないことではあるが、普通に達成できそうで結果的に11月に達成してしまいました。

これはそのため想像できる未来=理想の現状のためでした。

ゴール設定=現状の外です。

②達成できてしまうようなことをやり、達成してしまうと現状を脱しづらくなってしまう

コンフォートゾーンというものがあり、いわば自分が居心地のいい場所です。

達成できそうなものを達成できてしまうとそれが気持ち良くなってしまい、達成できなそうな現状の外のゴールを設定できない脳と身体になってしまいます。

このようなただやりたいことを考えるのではなく、自分自身がどうにかなってしまいそうなスケールの大きなことを設定して、それに向かって自分自身のビリーフシステム(生活リズム)を変えていくことが大事なのです。

現在の趣味のゴール

これに伴い、再度コーチに相談をしながら、私は下記を趣味のゴールに設定しました。

ゴール

フルマラソンで4時間以内に完走する

です。

期日は2024/3/20 です。

エンドステート

ハーフマラソンを2時間以内に完走する

期日は2023/12/9です。


エンドステートとは、ゴール(目標)から逆算した〝今なっているべき姿〟です。

私の趣味のゴール設定として3月にフルマラソンを4時間以内に完走するためには12月時点ではハーフマラソンを2時間以内に走り切れていなければいけないよねというものです。

エンドステートを設定するのは、ゴールに対しての臨場感すなわちビジュアライゼーションをより持たせるためです。

このビジュアライゼーションの特色は、「Image×Vividness=Reality(イメージ×臨場感=現実)」の方程式が応用されているところです。

簡単に言えば、「臨場感を強く伴ったものは現実化する」ということを表しているわけです。


例えば、酸っぱいレモンを実際に食べているかのようにイメージしてみて下さい。

そうすると、実際に食べているわけでもないのに口の中が唾液でいっぱいになってきます。


つまり臨場感を高く持てるものは〝現実〟となるのです。

なぜゴールではなく、エンドステートに対してのなのかでいくとゴールは現状の外側だからです。

現状の外側に設定するというのは、ゴールが大き過ぎてぼんやりとしているため鮮明にゴールに対して臨場感を抱きづらいのです。

趣味のゴール設定までのプロセス

まず私自身身体を動かすことは大好きです。

ただし、同じことをずっとやり続けるのが苦手で退屈です。

ただし、何かを達成することもものすごく好きです。

この中でマラソンはずっと同じことをやり続けるので私にはできない=呪いと思い込んでいました。

ただし、どこかで達成したら気持ちいいんだろうなという想いもありどこかでやってみたいなという気持ちもありました。

これにより呪いを剥がすという意味合いからこのゴールを設定しました。

またただ完走するだとできてしまいそうでこれだけだといわゆる想像できる未来=理想の現状でした。

そのために、タイム目標を合わせて設定しました。

これにより長距離なんて今までの人生で5kmしか走ったことがなく、それをいきなり4時間以内=マラソン実施者の上位20%の目標に立ててみました。

このタイム目標をしたことにより、一気に現状の外になりました。

  1. 想像すると怖くなってくるくらい大きなもの

  2. やり方がまったく想像のつかないもの

  3. 周囲の人間が驚いて止めてくるようなもの

ただマラソン走るだけならなんとかできそうだけどこの目標にした途端にめちゃくちゃ怖くなりました。

またどうやって達成すればいいかもわかりませんでした。

ただゴールは設定したらとにかく期日を切って飛ぶことが大事ということですぐにエントリーをしてしまいました。

エントリー後はもういつにフルマラソンとハーフマラソンを走るということが決まってしまったので、脳と身体はそこに照準を合わせてコンフォートゾーンがうつっていきます。

次の週でランニングシューズを買い、ランニングウェアを買いました。

そして今では週3で朝6時に走っています。

ビリーフシステム(生活リズム)への変化

ゴールを設定するとビリーフシステム=生活リズムが変わるという話をしてきました。

逆に生活リズムが変わらないものはゴール設定ではありません。

今回でいくと私は大体朝7時に起きてそこからご飯食べて仕事してという生活を普段はしていたのですが、今回のマラソンの目標を達成するためには走る時間を確保しないといけませんでした。

どう考えても走る時間は今の中にない。。。

結果的に普段より1時間早く起きて走るというようになりました。


またどう頑張っても今のままだとゴール設定に臨場感が無さすぎて、達成イメージがでなくエフィカシー(自分にはできるでしょという根拠なき自信/自己効力感)が上がらない状態だったためプロへの委任も行いました。

実際にコーチにアドバイスいただいたのをきっかけにフルマラソンを2時間20分ほどで走ったことがあるプロに走り方をレクチャー/改善いただきました。

結果的にかなり改善ができ、どのような練習を大会までにしていけばいいかもアドバイスいただいたため一気にゴールへの臨場感も高まり、エフィカシーも高まってきています。

まずはハーフマラソンまであと2週間ほどなので引き続き、練習に励んでいきたいと思います。

今回は趣味が大事だという話をしました。

またこれによりなんだ自分にはできないと思っていたこともできるじゃんと脳にも大きな変化が出てきています。

次回はエフィカシー言ってたけどエフィカシーってなんやねんを深掘り、そもそもコーチングのマインドのカラクリを理解してもらえるNoteを書きたいと思います。

ハピラフ
富田

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