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ドイツからの帰国:コースのメモ

ドイツ、ハノーファーでの18日間のコースが終了した。Berlin Guitar Ensembleのパフォーマンス&レコーディング・プロジェクト。9月中に文章にして、脳内整理を。

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コース期間は9/7〜9/23まで。エルナン・ヌニェスをディレクターとし、教会で8回、クラブで1回パフォーマンスを行った。

コースの参加者はドイツ、オランダ、イギリス、アメリカ、カナダ、ロシア、アルゼンチン、そして日本出身者で構成された。総勢13人うち1人がサウンドマン。

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はじめ、9/5に飛行機を予約していたが、台風21号の影響により欠航となる。家が停電、雨漏りしているなか、9/7に渡航。

期間中興味深かったことメモ。

日常生活編
・皆の食器の洗い方(衝撃だったのは洗剤を流さないタイプ)
・皆髪の色、質が違うので誰の毛かわかる
・早々にルームメイトが恋人を作り、朝から逢い引き
・ルームメイトが恋人を作ったので13人中4組がカップル同士
・そのうち1組は学生からの付き合いで10年ほどになるのに結婚していない、いわく「結婚なんて、そんな紙1枚」
・普段裸足で歩き、パフォーマンスは運動靴を履いていたロシア人24歳、いわく「これだけしか靴持ってないねん」
・過去のGuitar Craft/Guitar Circle、ロバート、その他有名ミュージシャンのエピソードを語るエルナンのサービス?精神
・公演後、帰宅22時越えなのに、欠かさず存在するデザートタイム
・ベジタリアン食なのに皆、糖分の過剰摂取
・ドイツの便座は高い(足がつかない)
・「彼ってほんとジャーマン」
・英語とはEnglishのことである
・携帯が壊れ、画面上半分が認識不可、画面回転で何とか頑張る

パフォーマンス編
・数々のGetting thereレパートリー(深いpocket…)
・レパートリーにInsen(ジャパニーズ・コード)を入れてくれた紳士エルナン
・公演場所は19世紀に建てられた荘厳な教会から、イルミナティ満載の教会まで
・良質なオーディエンス
・音楽がよくても、プレイがよくないことがある(逆もまた然り)
・パフォーマンス直後、エルナンからでる「Good One.」
・パフォーマンス終わり、皆の目が赤い(興奮状態にあるからか、単に眠いのか)
・これまたパフォーマンス終わり、車を運転しながら一人頷いているエルナンの横顔
Celleでは超bad記事Seelzeでは超good記事が載る
・人生初、エレクトリックを奏でた

自然・風景編
・移動中、車窓に展開する広大な畑、そびえ並ぶ風力発電
・植物ら(イタドリ・ダンドボロギク・ヨモギ・アザミなどを見た)
・パフォーマンス後、教会を出た時にみた月(興奮状態にあるためかとても圧倒的凌駕感)
・見える星は多く、空は広い
・夜、畑の中にはモンスターがいる

悔恨事は1:多でのSpeakingとその土地の建造物や人の文化背景を知らなかったこと。

これらの一方で、期間中に私はまた齢を重ねてしまった。23歳。チームからサプライズとしてTHRAK調でHappy Birthday To Youを奏でられ、どんな顔すればいいかわからなかったことも今ではいい思い出。

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ギターについて、私には2人の師匠がいる。お二人ともGuitar Craft/Guitar Circleの出身者で、今でもその周辺に関わりつつ活動を続けている。界隈ではGuitar Craftのケンシロウ、Guitar Craftのトキといわれている(?)。

コースの前に、お一人には個人的にギターレッスンを英語で行ってもらい、もう一人には「できることをやればいい」というありがたいお言葉をいただいた。

プレイスタイルの見直しと言葉による励ましを媒体とし、コースへ臨んだ結果、時を経るにつれ、自身がとても良い状態に進化していることを実感。弾ける曲がどんと増え、できることがどんどん増えていった。どんどんどん。

そしてそれらは、エルナンからのお誘いにつながる。来年4月はブエノスアイレス『League Of Guitarists Ⅲ』へ。

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以上、コースに対するざっくりしたメモ。

次、10月から12月までAt-A-Distanceがあり、4月までの道のりを考えなくてはいけない。その間にも学生生活は続き、11月には台湾発表が控えている。まとまった予算を獲得しなくてはならぬ。

practicalとは何か。また、新たなchallengeとは。

たくさんの恩恵に与りつつ、日々精進していく所存。


(記:2018.9.30 A・K)


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