心温(しんおん)

あなたの『心温』は 何度ですかと 問われれば 何度と答えるだろうか?

人間の体の造りから 温度を分析する人。

今の温度を感覚で 表す人。

簡単には 答えを出せない人。

おそらく 多種多様な 返答があるだろう。

では『心温』が上昇する瞬間は どんな時なのだろう?

個人的に 感動するモノに触れた時。

誰かからの 温かい言葉。

どんなことでもいい 何かを成し遂げた時。

他にも 挙げればキリがないほど あることと思う。

私は『心温』を 他のものに置き換えるならば『自信』だと考えている。

『自信』がある人からは 他人にはない 独自の熱量を感じるのだ。

1つのモノを極めたと 認められた人は 達人と呼ばれたりする。

この類いの人々に 共通するものが 独自の計り知れない熱量なのだ。

そして その人々が放つ『心温』は とてつもなく総じて高い。

いい表情をしながら 極めてきた『自信』を 惜し気もなく 言葉や行動にして示す。

そして その『自信』が 周りを取り囲む人々の『心温』を上昇させるのだ。

サーカスなんかを例にすれば とても分かり易い。

団員の方々のパフォーマンスは その努力に裏打ちされた 絶対的な『自信』に基づくからだ。

団員の方々も 間違いなく 達人なのだ。

更に驚くべきことに 本人にインタビューすると こう答えるのだ。

「私なんて まだまだ 未熟者です。」

周りの人々からは 達人と呼ばれても 本人からすれば 極めたとは思っていない。

常に誰かの心を動かすはずだ。

だって 彼等の『心温』には 上限が存在しないのだから。

人は脆い。

諦めが肝心なんて 言ったりもする。

でも それは都合のいい 言い訳にしかならないのだ。

彼等は 言い訳をしている時間に『心温』を上げ続けるのだ。

あなたの『心温』が上がれば 隣にいる誰かの『心温』も 上下はあれど 上昇するはずだから。

その為の燃料探しだけは 本気でしていきたい。

さぁ 自分の設定温度は 何度でしょう?

無理に燃やせば 燃料が底を尽きてしまいます。

十分な燃料補給をしたら 『心温』を上げていきましょう!

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