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勝手に、DeNA社の求人原稿を改善してみた

みなさん、こんにちは。「勝手に○○な会社の求人原稿を改善してみた」シリーズも第6回目となります。誠に勝手ながら、今回求人原稿改善に取り組むのはDeNA社です!

キャスターでは、「CasterRecruiting」という中小企業・ベンチャー・スタートアップを中心に、採用業務を一手に請け負うサービスを展開しています。
その一環として、ここまで約50社(おかげさまで、増えています!)以上の求人原稿の制作を担っています。

原稿担当として様々な媒体の求人原稿と日々向き合うなか、原稿を作成し続けるうちに見えてきたポイントやノウハウをベースに、今回も原稿を改善していきます。




きっと誰もが一度はその名を聞いたことがあるだろう、DeNA社。1999年の設立から19年。現在は、ゲーム・スポーツ・ソーシャルLIVEなど8つの事業を展開しています。スポーツ好きな私としては、やはりベイスターズに耳馴染みはありますが……。笑

さっそく、求人原稿を勝手にチェック!

今回チェックする求人記事は、同社ゲーム・エンターテイメント事業部におけるエンジニアの募集。媒体は今回もWantedlyです。DeNA社のゲーム事業と言えば「モバゲー(Mobage)」をイメージしますね。さて、どんな求人なのでしょうか。

気になるPV&応募数

2018年6月14日に公開された今回の求人。2ヶ月程で636人がチェックしたようです。そして気になるエントリーの数は……3人!
約0.5%は少し寂しい数字です。。

「DeNA社ほどのネームバリューがあれば、せめてもう少しは伸びるはず。」そんな思いで、読み進めてみました。

「なにをやっているのか」-冒頭の第一印象は大切

そうなんです、この求人には冒頭の「なにをやっているのか」が記載されておりません……。

いま一度、Wantedlyの記事構成についておさらいすると……

▼なにをやっているのか
▼なぜやっているのか
▼どうやっているのか
▼こんなことやります

と、4つの構成でできています。この4つの部分の役割を簡単に言い表すと

▼なにをやっているのか『興味』
▼なぜやっているのか『共感』
▼どうやっているのか『親近感』
▼こんなことやります『訴求』

と言えるでしょう。上から順番に読み進める事によって、ユーザーへの訴求が成立する流れになっています。うーん、人間の心の動きが良く考えられています。

冒頭部分が無ければ、自ずと読み手の興味を引くことが難しくなります。自己紹介の最初の部分、相手にとってみれば『第一印象』が大切ですよね。

□■「なに」「なぜ」「どうやって」は原稿毎に設定できる
Wantedlyでは、共通の内容で「なに」「なぜ」「どうやって」部分がデフォルトで表示されます。一方では、原稿一つひとつに独自の「なに」「なぜ」「どうやって」を作成して表示させることも可能です。

正直、その方法で原稿を運用していくには相当のリソースが必要です。WantedlyはSNS的な運用型の求人広告ですから、1記事1記事にパワーをかけ過ぎるより、しばしば更新を続けていくことがベターとも言えます。

その反面、同じ会社でも複数の事業を展開していたり、コーポレートスタッフとエンジニアを同時に募集していたりする場合は、事業もしくは職種ごとに求人を作成して発信してみることも手段の一つです。やはり、同一社の求人でも事業部や職種で訴求したいことが大きく異なれば、それに合わせた情報発信を行なった方が欲しい人材にアプローチできる確率は上がりやすくなると想定できます。

「なぜやるのか」-共感が共感を呼ぶ

「なぜやるのか」は『共感』をうみだす大きなチカラとなります。なぜ、この事業をはじめたのか。解決したいことはなにか。事業を始めたきっかけや解決したいことへの思いは『ストーリー』とも言え、Wantedly内でも大切な部分です。

例えば、似通ったサービスを展開している企業が2つあったとしても、A社とB社の持つ想いやストーリーは異なるはず。この差が企業の色であったり、個性であったりすると思うのです。

自分の言葉で伝えるから、共感を得られる

現在は、ゲーム・エンターテイメント事業部のミッションとビジョンが記載されています。この内容を活かしつつ、伝わりやすくなるようにリライトしてみましょう。

□■ゲームへの情熱と尊敬で、ワクワクする次代のゲームづくりを。
2006年の「モバゲータウン」からスタートしたDeNAのゲーム事業。「DeNA Games」「Mobage」と形を変えた現在まで、5000を超えるタイトルを提供してきました。

「面白いゲームをつくることに関しては誰にも負けたくない。」と、ゲームへの愛とリスペクトを持った多様なメンバーが揃い、高い熱量とチームワークで魅力的なタイトルの開発に挑んでいます。

□■エンターテイメントの価値は『人生を豊かにする』こと。
ゲーム事業で培ってきた運営ノウハウと、人気アニメや家庭用ゲームなどの知的財産の活用。DeNAが持つ強みを惜しみなく活かしたエンターテインメント部門。

週刊マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」、国内最大級の小説投稿サイト「エブリスタ」、アニメ・マンガなどを愛する方々の好みを学習して最適な情報を届ける「ハッカドール」など『クリエイター、アーティスト、ユーザー』を繋げていくサービスをリリース。

多様で膨大なコンテンツが生まれては消えていく中で、私たちはお客様の記憶に残るコンテンツを届けていきます。

いかがでしょうか?
多様な事業を展開しているDeNA社ですから、ゲーム・エンターテイメント事業の魅力が伝わる内容はそのままに、できるだけシンプルな言葉を選んでリライトしました。

「自分」や「チーム」が持つ『ストーリー』を、しっかりと「自分たちの言葉」で書ければ想いが伝わるはずです。

『どうやっているのか』は、会社・メンバーの強みや雰囲気を

今回の求人では見られない(涙)「どうやっているのか」の部分。ここでは、会社やチームのことを理解していただくことで、読み手にとっては「親近感」を覚えやすくなります。ここでは、人やチームの“肌感”と言いますか……温度が感じられる内容になると良いでしょう。

■チームが大切にしているマインド(行動指針)は何か
■チームの雰囲気はどんな感じか
■どんなメンバーがいるか。

ほかにも、オフィスづくりで工夫していることや、ユニークな社内制度や活動も読み手を引き付ける内容になります。

いわゆる『カルチャーマッチ』は採用活動でとても大切ですよね。自分たちの今を素直に伝えた上で、求職者が『ここで働くイメージ』が持てれば採用後のミスマッチも減らしていけます。

今回はサーバーサイドエンジニアの募集です。原稿内の「新規ゲームタイトル、サービスにおいても新技術の選定から次世代サービスの基盤作りに取り組んでいます」という部分は、意欲的なエンジニアにとっては訴求できるワードだなと感じます。

その上で、


■どんな開発環境、開発スタイルなのか
■企画段階から関われるのか
■他部署との関係性(どんな風に関わり合いながらプロジェクトを進めていくか)
■期待されている経験やスキル
■キャリアステップ(結果を出せば、すぐに評価されるのか……など)

が分かれば、もっと良くなると思いました。

エンジニアは技術職。いわゆる「やりがいファースト」よりは、具体的な事柄をはっきりと伝えることがポイントと私は考えます。

イメージが大切-写真を有効活用しよう!

ちなみに、この原稿では写真が少ないかなと思いました。

言葉は万能のようで決してそうではなく、視覚によるイメージはやはり大切です。一緒に働くメンバーやオフィスの様子が分かれば、描かれるイメージもより鮮やかになります。

これは個人的な意見ですが、アイキャッチ(最初に目に触れる画像)は特に力を入れたほうが良いです。キャッチコピーと共に原稿の方向性を決定づける大切な画像です。

※ただし、あまりに一部分を誇張した画像や、過度な加工を施した画像は避けましょう。あくまで、正直に伝えていくことが誠実さとなり、人を動かします。




……と、今回の改善はここまです。DeNAさん、勝手に失礼いたしました!m(__)m

そしてみなさま、最後までご覧いただき誠にありがとうございました!少しでも、何かのヒントになれば幸いです。


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★過去の原稿改善はコチラ → 「ぐんぐん採用ができるようになるnote」


※もしよろしければ、「スキ」をいただけると嬉しいです……!よろしくお願いします。

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Tomohiro Shoji

宮城県仙台市で三十余年まるっと育ちました。編集&ライターでご飯を食べております。働くこと・チームについてずっと考えてきたのが高じ、最近ではキャリア系媒体や求人広告に携わる日々。キャリアコンサルタントも何だか取得。ライブ感を大切にして創った「温度感のある文章」が持ち味らしいです。

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