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アメリカン・ロイヤーの誕生―ジョージタウン・ロー・スクール留学記 (中公新書)

小室圭さんが、アメリカのロースクール(しかもJD)を卒業されるということで、昔読んだことがある本であるが、再読してみた。

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著者は、日本人が通常留学で取得するLLMでなくJDを取得されている。JDとはJuris Doctorの略で、勉強量がものすごい。

具体的は、下記のようなストーリーが出てくる。

・アメリカの法学部の教科書は、ケースブックと呼ばれるもので、非常に分厚い。家との往復はバックパックを利用するが、あまりぶも分厚く重いため、知力より腕力が鍛えられる。

・心配性なユダヤ人学生は、大量のケースブックを抱えており、これからヒマラヤ登山でもするのか、というようなバックパックを背負っていた。

・アメリカのロースクールにおいて、1年目の成績は徹底的に重要。なぜなら成績=就職先、となるから。そのため、1年次の競争は熾烈を極める。2,3年目はa piece of cake(滅茶苦茶簡単。朝飯前)と呼んでいたらしい。

・朝7時に起床し、9時から授業を受け、自宅で夕食を取った後、再び大学の図書館に戻って勉強。テスト前等は時間が惜しいため、奥さんに大学まで夕食を持ってきてもらっていた。

・試験期間ともなると、皆ゲッソリと瘦せるくらいまで勉強する。

・試験勉強し過ぎて、スーパーに食料を買いに行く時間もなく、気づいたところ、家に何も食べるものがなかったため、子どもの離乳食を食べて、飢えを凌いだ。

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ここまで勉強して、アメリカの弁護士が出来上がっていると、改めて驚いた。

メディアでは叩かれているが、小室さんもお痩せになられたようで、アメリカのロースクールの洗礼を受けられたのだろうと思う。

国民的な祝福とはなっていないようだが、幸せになっていただきたいと思います。



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