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【MBTI】タイプ別学生の傾向【NT型編】

仕事上での実験として、タイプ別に学生を観察している。
タイプは全て私の推測でしかない。
調査期間としても短く、また詳しく統計を取っているわけでもなく根拠に乏しいが、何かの参考になれば幸いである。

また以下の各タイプの所感は、自認がENFPである私からの一方的な見方であることを付け加えておく。


引き続き私が見た中での各タイプの傾向を記しておこうと思う。

前提として私が所属する組織は
・相対的な学力のレベルは高くない。
・さまざまな学生が入り混じるがP型が多め。
・少々専門性の高い分野である。
・旧態依然としたシステム
である。


長くなるので各タイプの傾向を、傾向に類似性があるSP、SJ、NF、NTに4つに分けて書いていく。
今回はNT型編

NT型
私の所属する現場では少なく、さらに学年毎に人数にばらつきが多い。またNTの各タイプも比率にかなりムラがある印象である。これはおそらく学校のレベルや専門性のせいであろう。
総じて合理主義であり、学力も基本的に高い。
しかしタイプ論で一般的によく言われるように、歯に衣着せぬ言動がみられたり、共感性に乏しい傾向があり学校生活での問題はほぼその点に集約される。
基本的に学校側の意図はほぼ見透かされていると思っていた方がよい。学校に限らず【組織】【権威】というものには反発を抱いている傾向が強いのも特徴である。

ENTJの学生
ほぼいない

競争好き、大きな理想を持ちそれに向かう計画を綿密に立てているため学業は単なる通過点である。
「傲慢」「冷酷」というようなイメージがあるかも知れないが表面的な印象は個人によってかなり変わる。
【他人の感情や関係性まで考慮に入れた方が合理的である】と考えているENTJ学生は自然と嫌味の少ない(ないとは言っていない)姿勢を作り周囲との関係性を保っている。
難関校など蹴落とし蹴落とされの環境では話は違うのだと思うが、私のいる現場に限って言えばFP型が多いためか、比較的周囲と協調できている者が多いように感じる。その影には「利用できるか、利用できないか」という合理的な思考が潜んでいるわけだが、逆に言えば利用価値があると思われていれば素直である。表面上は若干演技くさく感じるのだが問題ない。
カリスマ性と強いハングリー精神を持ち、勝負事や難題にぶつかると静かに激しく燃えている。
ただしタイプと能力は別であり、高い理想に対しそれに見合う能力が伴っておらず辛くなっているパターンもごく稀に見かける。
欠点としては細かいところが抜けがちで瞬発力に欠ける点か。
またタスクを効率的にこなすことが好きなため、知らず知らずのうちにスケジュールを詰め詰めにして疲労を溜め、身体を壊すことがあるのも注意である。
Niを使うため、本人にとっての「理想=真理」と捉えている。その理想の先を行っている者でもない限り、矯正的な指導などは不可能であると思っている。

ENTPの学生
たまにいる
だいたい各所に点在しているが良い意味でも悪い意味でも目立つ。
とにかくなんらかの手段で目立っていないと気が済まないからである。
お笑いや学力で周囲から目立てて満足してるならば良いのだが、他人のイジリや権威的な教職員への煽りなどでそれが現れると始末が悪い。
また基本は計算高く地頭が良いがズボラである。遊び好きで出席日数ギリギリを攻めたり、【ノー勉チャレンジ】で試験に挑み、そこそこの成績を収めて下位の者を煽るなども見られる。
話が巧みで面白いので講義中にリアクションで目立ったり、豊富な雑学知識を披露してもらうなど【どこで目立ちたいか】という欲求を把握し舞台を用意するといい方に向かってくれるかも知れない。
権威的な教職員からはすこぶる評判が悪いが、ENFPの筆者は個人的に見るのも話すのも楽しい学生である。
まず間違いなく問題児となるが、なぜか憎めず最後の最後での結果はしっかり出してくる。
しかし、ギリギリチャレンジのウッカリ失敗や他人へのイジリがエスカレートする危険があるため注意を怠ってはいけない。

INTPの学生
そこそこいる

私のいる現場では【ステレオタイプなオタク】のようなINTPは意外と少なく、個人の気質のグラデーションもかなり大きい印象である。
グループワークや行事に興味が持てない者が多く、ENTP同様ズボラな傾向があり、時間感覚が狂って遅刻欠席が多い印象である。よく寝る。
何らかの問題で指導対象になると、Ti的な思考から何を言ってもまるで他人事のような返答をする傾向があり、古風な教職員はイライラしていることが多い。
持ち前の思考と学業がピッタリハマると時間を忘れて没頭するが、教科の好き嫌いが激しい。
学力が低迷している場合は学校にそもそも興味がないと思っている。
ごく稀にフレームワーク的な思考が得意なはずなのに、それに気づかず詰め込み式の勉強法を続けて学習に苦戦している者もいる。
その場合は早い段階で修正し自身の強みに気づいてもらう必要がある。

INTJの学生
ほぼいない

本人的には大人しく目立たなく過ごしているつもりだそうだが独特の雰囲気を持っており、喋らずとも強烈な存在感を放っている。
学業では計画性が高く有能であるため問題は少ないのだが、権威的なものへの反発と周囲への共感性の低さでトラブルとなることがある。
ENTJ同様に高い理想を持ち、(本人にとっての)無駄を強烈に嫌うために扱いが難しい。
他人を「利用できる」「下に見る」「敵」のどれかに分類している気がする。お節介を嫌い、彼らに感情的に何かを訴えかけて空回っている教職員をよく見る。
ごく稀に、何故かこちらを師匠のように崇拝してくる者もいるが、いずれ何らかの理由で勝手に幻滅される。理不尽である。
Ni主機能のため「理想=真実」であり揺らがない。彼らはコミュニケーション、信頼関係、共感等は求めておらず、有能なため自立性を尊重しつつ放置するのが1番いい気がする。

まとめ
NT型は怖い。イブリース氏も言っておられたが難関高などNTが集まる環境の職員は大変だと思う。能力が低い(彼らにとって)のに権威的に接する者には容赦がなく、指導も意図を見透かされ効果が薄い。
が、私のいる環境ではマイノリティであり個人的興味は尽きない。ついつい話しかけてしまう。
ENFPの私は同じ目線で話すために基本的に見下されていると思うが、そのスタンスでいる方が正直言って楽だと思っている。

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