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【読書】THE TEAM 5つの法則

初noteです.読書記録として書きます.

昨日から23時-24時を読書の時間と決めたので1か月以上かかりましたが,やっと読み終わりました.

株式会社リンクアンドモチベーションの麻野耕司さんの「THE TEAM 5つの法則」です.組織のお話です.

「組織って経験則じゃなく法則で説明できる!これで日本の組織が変われば,日本は強くなれる!」という熱いメッセージが込められた本です.経営者はもちろん各構成員が読むべき本であるとも書かれています.

自分自身学園祭実行委員(以下赤ジャン)という組織で,組織はどうあるべきか等を割と考えていた経験があるので,それを例にいろいろと考えながら読み進めました.

内容をざっくりまとめてみると,チームの法則はABCDEからなり,

Aim:目標を設定して初めてチームと言える.目標は抽象度の違いで3段階に分けられ(サミュエル・I・ハヤカワ「抽象のハシゴ」),メンバーの性質により重点を置く場所が変わる.

Boarding:人を選ぶとき,チームの活動の特徴によって4つのチームタイプを意識するべきである(縦軸:環境の変化度合い,横軸:人材の連携度合いの4象限).それによって多様性や流動性も必要かどうか変わる.

Communication:ルールの多さとコミュニケーションコストのバランスは適切なものがある.ルールについて,設定粒度・権限規定・責任範囲・評価対象・確認頻度をどうするかはBでのチームタイプのよって違う.コミュニケーションについて,心理的安全性を担保しつつ,メンバーが相互に理解できる場をもち,各人に適切なコミュニケーションの仕方を確立するべきである.

Decision:意思決定(独裁~合議)に正解はなく,その場に応じた意思決定の方法がある.時には早い強い意思決定が必要で,それをチームとして政界にしようという努力が大事である.

Engagement:誰でもモチベーションに左右される.モチベーションの中でチームに貢献しようとするものをエンゲージメントと言い,これを高める4要素(Philosophy:理念,方針/Profession:活動,成長/People:人材,風土/Privilege:待遇,特権)があり,チームごとにどれを重要視するか考える必要がある.また,前半3つを感情報酬といい,最近はこちらが重要視されてきている.

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以下,考えたこと

A:目標には3つのレイヤー(意義・成果・行動)があるが,赤ジャンには毎年これをやらないといけないという行動目標こそあったものの,成果目標は明確にない担当が多く,意義目標はあるが誰も意識できていない状態であった.結果あまり,組織としては成長していないように感じた.

それに対し,4年次に所属していた団体では成果目標がきちんと設定されており,毎週確認しその都度修正や巻き返すための施策を考える等して最終目標を達成できていたので,良かった.しかし,成果目標を重視するあまりそもそも存在意義が無視されるような状況もあったため完璧ではなかった.

①意義が浸透しており,都度メンバーが確認できる仕組み②数字で成果目標が設定され,都度確認の上活動が進められる③行動目標をもとに確実に目標に向かって前進できるようなチームを作ってみたいと思ったので,今代表をしている団体の来年度の活動は気合を入れたい所存(今年度は初年度なのでゆるくティール組織みたいなのを目指したい).

C:接する人を理解し,適切なコミュニケーションをとる・心理的安全性を担保するということが苦手だと感じていて,人をきちんと観察する・すべての発言にGoodな表現を含めつつ反応することを転用としてメモに書いてあるんですが,全然意識できてないので,気をつけたい.他にいい方法とか気にしてやっていることがある人は教えてほしい.

D:赤ジャンの意思決定は運Cだったり,各主担の独裁状態だったが,参画意識や帰属意識を高めるためにも,平担も交えた合議の形の意思決定方法が良かったのではないかと今では考える.高齢者と社会の関係でもいえるけど.参画しているという意識がないとつまらないし,寂しいと思うのよね.

E:余計なお世話だけど,今の赤ジャンにはエンゲージメントを高める施策をうつ必要性があると思っている.まずは,企画部のみ分社化して人数を早急に減らして帰属意識を高めるようにする必要があし,4Pのうちのどれをとがらせるかを考える必要があると思う.ただ入っているだけ状態になってないか?と心配になる.

エンゲージメント方程式:エンゲージメント=will×can×mustのうちmustばかりが前に出ていて前半ふたつが全くないので,それを活動の中に組み込んでいく必要があるとも思う.

自分が就活で重視する4つのPを考えてみた(まだ,抽象的).

Philosophy:理念,方針 ⇒社会課題の解決

Profession:活動,成長 ⇒事業内容を見て興味を持てるか?裁量を若いうちに持てるか

People:人材,風土  ⇒フラットな人間関係,良い先輩

Privilege:待遇,特権 ⇒良い教育制度


ここまで読んでくれた人が居たらありがとうございます.

どんな感じで書けばいいのかちょっとわからないけど,勢いで書いてみました.

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