見出し画像

Amazon Fire は「買い!」なのか?

以前も所持していた Amazon の Fire タブレットが、また欲しくなってきた。
Amazon の購入履歴を確認すると、以前所持していたのは第5世代で、確認すると 2015年 12月はじめに購入しているので、ちょうど 7年前くらい。

この第5世代の端末は、

  • ずいぶん前に娘に譲渡してしまった

  • Amazon プライムも解約してしまった

という感じで、現在は手元にありません。7年前に購入した端末なので、処理性能以前に、バッテリー的に現在も使えるとは言い難い端末だと思います。

第5世代 → 第12世代

現時点の現行モデルは、毎年モデルチェンジしていたようで、7年が経過して第12世代となっています。

気になる性能などは、Wikipedia の記事によれば、

  • 画面解像度(ピクセル)
    1024 x 600 ※変化なし

  • Fire OS
    Fire OS 5 → Fire OS 8

  • AndroidのバージョンとAPIレベル
    Android 5.1、APIレベル22 →  Android 11、APIレベル30

  • CPU
    ARM Cortex-A7(1.3GHz) → ARM Cortex-A53(2GHz)

  • GPU
    PowerVR G6200 → Arm Mali-G52 3EE MC1

  • RAM
    1024MB → 2GB

  • Wi-Fi
    802.11 /b/g/n → 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド)

  • Bluetooth
    4.0LE → 5.0LE

  • カメラ(前面/背面)
    0.3/2MP → 2MP/2MP

画面の大きさは変化はないものの、その他の性能については、時代の流れに応じて進化している感じがします。
上記では挙げていませんが、充電用の接続端子も USB-C に変更されています。

ただし、付属する電源アダプタは 5W とタブレット用としては低出力な感じで、USB-A によるものなので、ケーブルで USB-A → USB-C の変換を行っています。

「買い!」な端末なのか?

価格的に安価なこともあって注目されやすい端末なのでしょうが、商品ページの商品画像の下に、下図のような注意書きが掲載されています。

商品ページに記載されている注意書き

上記の注意書きの内容は、それぞれサポートに寄せられた問い合わせ・クレームの内容を反映したものなんだと思います。

どんなアプリでも使えるわけじゃない

「○○○○って、アプリは使えないの?」という問い合わせが、多く寄せられているために、注意書きの一番初めに記載されているのでしょう。

Android タブレットをベースにしているものの、Google が提供するストアアプリ「Google Play」は利用できず、専用のストアアプリである「Amazon AppStore」から対応アプリ一覧 に掲載されているアプリのみがインストール可能です。

多種多様なアプリを使うためのタブレットではなく、Amazon が提供するコンテンツを利用するためのタブレットなのです。

microSD は Fire タブレットでフォーマット

Windows パソコンなどでフォーマットされた microSD を読み込もうとして、フォーマットが異なるために認識されない、という問い合わせも多いのでしょう。注意書きの 2番目に、microSD のフォーマットについて記載されています。

Amazon が提供するコンテンツを利用するためのタブレットなので、外部から持ち込んだデータについて特別な対応はないようです。 ※わたし自身はAndroid タブレットを利用していないため、一般の Android タブレットでも同様の仕様なのかはわかりません。

高解像度なディスプレイではない

パソコンのディスプレイと比較すれば、171ppi というのは高精細なのでしょうが、スマートフォンやタブレットとして考えると高解像度とは言えない仕様です。

ちなみに、商品ページを見ていても

【ビデオ通話】AlexaアプリやZoomアプリをお持ちの友人や家族と高画質でビデオ通話が可能。

Fire 7タブレット | 2022年発売第12世代

という部分で、”高画質” と表現されていますが、ここ以外の部分ではどこにも ”高画質” という表現は用いられていません。「持ち運べる、薄い、軽い、 丈夫な7インチタブレット。」というコンセプトであり、”高画質” を前面には出していません。

どのような解釈をするか、何を基準にするかは別にして…
ビデオ通話に関しては「標準画質」と呼ばれる 480i や 480p を超える画質のものを「高精細度ビデオ」と表現するようなので、この Fire タブレットでビデオ通話すると 1024×600 の解像度での通話が可能になるので、「標準画質」よりも高画質と言えるでしょう。

GPS センサーは非搭載

Wikipedia にまとめられている情報によれば、センサー類の実装状況は以下の通り。

  • ○ 加速度計

  • × コンパス

  • × ジャイロスコープ

  • ○ 光センサー

  • × 近接センサー

センサー類は、そんな用途に使うつもりがないので、搭載していないんだと思います。画面の向きや利用環境を確認するために、「加速度計」「光センサー」は搭載しているものの、その他のセンサーは必要ないという判断なのでしょう。

そのため、GPS も搭載していないため、現在位置を表示させてカーナビとして利用することはできません。

結局のところ…

以下の YouTube で公開されている動画でも説明されていますが、用途を限定して割り切って使うのなら、「あり!」なんだと思います。

Amazon としては、「Amazon が提供するコンテンツを利用するためのタブレット」として販売しているものでしょうから、使う用途とすると Amazon が提供するコンテンツを視聴するための端末ということになります。
となると、「Amazon プライムを契約してないと活用できない」という感じ。

結局のところ、次の条件を満たすのであれば、「買い!」なんだと思います。

  • この端末を Amazon が提供するコンテンツ(Prime Video、Amazon Music Prime)のために利用する

  • 同じようなサイズ(スマートフォンよりも大きなサイズ)のタブレット端末を所持していない

  • Amazon プライム会員である

今週末から開催される予定の「ブラックフライデーセール」で Fire 7 が、例年のように割引されることを期待して、週末を楽しみにしてみようと思います。
割引販売されれば、プライム会員の契約と合わせて購入だ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?