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Google サイトでホームページを公開するときには、URL に注意!

この記事でお伝えしたいのは、上記の記事タイトルの通りです。

「Google サイト」を利用して作成したホームページを公開するときには、公開されるサイト(Webページ)の URL がどのように設定されているかを、確認して欲しいのです。
意識せずにページを作成していた時には、ちょっと損をすることになるかもしれません。

はじめに

普通に Google サイトを用いて、サイトを新規作成した場合、下図のような感じになっているはずです。

サイトを新規作成した状態

この状態で、画面右上の「公開」ボタンを押すと、公開するサイト名を入力する画面が表示され、サイトが公開できます。「公開サイトリンクをコピー」ボタンを押すと、

「公開サイトリンクをコピー」ボタンを押す

当該ページが公開されている URL を取得できます。
赤線部分までが、Google サイトで作成したサイトのルートフォルダとなります。 ※適当に作成した日時から命名したもので、他意はありません。

ここで注意して欲しいのは、青線で囲んだ部分です。途中で省略されていますが、この時点では URL が

https://sites.google.com/view/sample2208252002/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

となっています。この URL に実際にアクセスしてみると、下図のように青線で囲んだ部分は「ホーム」と表示されています。

https://sites.google.com/view/sample2208252002/ホーム
実際にアクセスすると、「ホーム」と表示されている

サイトのトップページであれば、赤線部までの URL を案内することですっきりするようにも感じられますが、新しいページやサブページを作成して、それらのページに直接アクセスする URL を案内したい場合には、青線で囲んだ部分をどうにかしなければなりません。

https://sites.google.com/view/sample2208252002/

なぜ、URL が変な文字になっている?

この %E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0 というのは、「ページ」タブで当該ページの「プロパティ」を選択し、

当該ページの「プロパティ」を選択

当該ページのプロパティを確認すると、ページの名前は「ページ」タブに表示されている通り、「ホーム」と設定されています。

当該ページの「プロパティ」

そして、上記の「詳細 ▼」をクリックすると、「カスタムパス」の内容が空欄になっていることがわかります。
この内容が空欄になっていると、「名前」の内容(文字列)を使って URL が生成され、「名前」に「ホーム」のような日本語が設定されていると、日本語(全角文字)を含んだ URL が生成されてしまいます。

「カスタムパス」が空欄になっている!

この「ホーム」という文字列を UTF-8 という文字コードで表現すると、それぞれの文字が E3839B(ホ)、E383BC(ー)、E383A0(ム)と表され、それらを 1byte(8bit:16進数 2桁)ずつ % を付けて表記すると、%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0 となります。

  • ちなみに、この % ではじまる数字(16進数)によって表記された状態を「URL がエンコードされている」と表現します。

ページの「名前」が全角文字で設定されていることで URL にも全角文字がそのまま設定されてしまっているのです。しかしながら、いわゆる半角文字(厳密には、7bit で表現できる ASCII コード)でない文字が URL に使用されていると、このように文字コード化(エンコード)して表記するルールになっているので、このように URL が変な文字になってしまっているのです。

  • 7bit で表現できる ASCII コードでなければならないので、8bit で表現される半角カタカナは、全角文字と同様にエンコードされてしまいます。

どうしたらいい?

Google Chrome などの Web ブラウザのアドレスバーに、全角文字を含んだ URL を入力しても、正しく入力されていれば意図したページが表示されます。けれど、SNS やメールなどに記載した場合には、意図したように URL が解釈されない場合があります。

こんなときには、 前述のプロパティで「カスタムパス」に半角文字で名前を設定してやれば解決です! 前述の例であれば、「ホーム」というページなので、そのまま home と設定してみます。

「カスタムパス」を設定

「公開」ボタンでサイトを公開しなおすと、「公開サイトリンクをコピー」ボタンを押して表示される URL がすっきりした URL に変わります。

公開サイトの URL が変わった!

変な文字だとダメなの?

いろいろと調べてみると、先人の方々が ↓ のようにまとめておられます。これらを見た上でのわたしの認識は、

  • URL には日本語も利用できるけれど、積極的に利用する必要はないのではないか?

  • URL がエンコードされた状態だと、文字コードが表示されていることになるので可読性が低くなる。

  • 利用する Web ブラウザによっては、URL がエンコードされていても、そのまま表示される。※日本語として表示されない

という感じです。

まとめ

SEO 的には問題がないのかもしれませんが、URL を見てもページの内容がイメージできないのは、痛いですよね?

適切な URL については、以下のページでも説明されていますが、半角文字だけで設定されていても、つらつらと書き連ねた長い URL であっても、直接的には SEO に関係ないようです。  とは言え、

  • URL は後から変更しなくてもいいように、よく考えて決める。
    ※後から変更すると、変更前の URL にアクセスした人がエラーになる!

  • ページの内容と関連するキーワードを含めた短い単語にする。

  • 複数の単語を使用する場合は ‐(ハイフン)でつなぐ。

という感じが無難なのだと思います。

せっかく公開する Web ページであれば、スムーズに閲覧してもらえるように、URL についても配慮しておくといいですよ!

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