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『心の一つ~若いあなたに伝えたい名作』


(2003年12月28日NHKアナログ衛星第2)

哲学者 鷲田清一先生の心の一つ。
パスカル『パンセ』について聞く。

【パンセとは】
(哲学者)パスカルが書籍の出版の為、書き留めた数多くの断片的な記述を彼の死後、遺族が編纂し刊行した遺著。

(圭くん、19歳当時の収録)

哲学者 鷲田清一先生のお話を聞く為に、圭くんは京都へ。

鷲田先生は(当時の圭くんと同じ年齢の)19歳の時に、パンセを読んだそうです。

【スタジオ】
司会者は作家の重松 清さん、小野文恵さんと若者5名(圭くんと女の子4名)。

その5人が、色んな方の『心の一つ』を取材して報告する番組。

圭くんが気になった『パンセ』の中の文章の一つ。

《パンセ 123番》

彼は、十年前に愛していた女性のことをもう愛してはいない。それはそうだろうと私は思う。
彼女はもはや同じでは無いので、彼だって同じではない。
あの時彼は若かったし、彼女だって若かった。すっかり変わってしまった。
あの時の彼女のままだったら、彼もまだ愛していたかもしれない。

重松「君がこの分厚い本の中で気になった…」

圭「はい」

重松「失恋の話と絡めながらだっけ?」

圭「はい…苦笑」

重松「ほんの2、3行かもしれないけど心にくる言葉があったていうのが、凄いなぁって思うんだよね」

「沢山言葉があって、99%がチンプンカンプンでも、1%何かが残るとこの本は意味がある。」

圭 ウンウン(頷き)

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他にも選んだのは沢山あったみたいだけど(最後の方で、ちょっと恥ずかしそうに必死に弁明してて可愛い〜(*≧艸≦))、重松先生の心に響いたのはこれで、めっちゃ推されてました♡

パンセの123番の内容が、今の38歳の圭くんが言うんなら、まぁ普通やけど(笑)、19歳の圭くんが選んだって言うのが(面白いって言うと可哀想かもやけどw)面白いし、めっちゃ可愛い♡

なんか、一生懸命恋愛してた圭くんも、失恋して凹んでた圭くんも、時が経って(←大人から見ると、そんな経ってない(19歳)w)この言葉選んでる圭くんも、全部キラキラしてて微笑ましい♡

(*´-`*)フフフ

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『人間ってなんだ?』

それは、永遠のテーマだと。
もし自分が矛盾ばっかりで辛いと思ったら、、、

鷲田先生が以前に『揺れ動くのが人間なんだ』と思えたら楽になる、とおっしゃっていた、と重松先生。

圭くんは、取材で京都に行った時に、有名な縁切り神社(安井金畏羅宮)へも。

重松「縁っていうものが、人間関係の中で出来ていく自分だっていい訳なんだけど、どうだった?……絵馬の言葉を見てたら、色んな人間の思いが込もってたと思うんだけど…」

圭「そうですねw…実際、凄い触って見たんすけど…正直…なんか…怖かったってのもあるし、『呪いあれー』みたいなのが、憑いてきちゃうのかな〜?と思ったけど、中には……こう、お母さん……(ん?って顔、改めて)例えばおばあちゃんが病気の悪い縁から切られますように…とか〜」

重松「病気!あーそれもいいんだよね!」
小野「それもいいよね!」

圭「そーいうのを見ると、僕は去年のクリスマスに、おばあちゃん、亡くしちゃってるんで〜」

重松「あ〜そうかぁ(優しい声)」

圭「そういうのを見ると…なんか…凄い、叶って欲しいなーって…」

「思う直ぐ横にぃ〜」

重松「うん」

圭「あいつとあいつが別れろーみたいなw」

一同 爆笑

圭「すげぇな、ここ………(苦笑)ってw」

重松「それがまた人間社会かもしれないわけでぇ(←この子面白い話するな、の顔)」

ここで重松先生が思い出した、以前鷲田先生に言われた勇気を貰える言葉を。

(ネガティブに捉えられガチだけど)『わからない』と言うことは恥ずかしいことではない。

それは何故かというと、人間は『わかった』つもりになると考えるのを止めてしまうから、『わからない』と言い続ける方が勉強の意味なんだよ、と。

『分からない』がいっぱいあってもいいんだ『分からないのが人間なんだ』と。

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圭くんのおばあちゃんは、2002年のクリスマスに亡くなられたのね…

おばあちゃんっ子って言ってたから、悲しかっただろな。。。

そして、おばあちゃんも、もう少し長く、圭くんのこと見守りたかっただろうね。。。

ほんで、皆んながしんみり、ほっこりしたとこで、ぐんって笑いに持ってくところw

若い時から(トークの腕)流石!
(*≧艸≦)フフフ

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圭「今回鷲田さんにお会いして、一番良かったな、って、ありがとうってお礼が言いたくなったのが、鷲田さんって、偉いって言い方、変なのかもしれないけど、やっぱり凄い偉い人だと思うんですよ」

重松「うん」

圭「19歳でパンセ読む人ですから!(キリッ)」

重松「(吹き出し)うんwww」
小野 「フフフww」

圭「凄い人だとは思うんですけど、鷲田さんが自分の意見を僕に言う時に、こぉ…それ(意見)を決めつけないっていうか…」

重松「あーそーだね♡」

圭「自分はこー思ってるんだけど、田中くんは、どう思う?みたいな…なんか俺、偉そうな事言ってるけど…ちょっと恥ずかしいけど聞いてよぉ〜、みたいな感じで〜」

「そーゆー風に話してくれる人で〜…だから聞いてて、スッと入ってくるしぃ、癒し系だな〜この人って…(お目目キラキラ)」

重松「!」

「癒し系かぁ〜www」

一同笑い

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ぽやぽやの幼い癒し系の圭くんが、偉い先生に『癒し系』って言ってるのん可愛いかったwww
(*≧艸≦)フフフフフフ

重松先生が、まさかここで『癒し系』って言葉が出てくるとは!みたいな反応してて面白かったwww

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『メール』について。

便利だし、間違いも少ないのでいいと思うと主張する圭くん。

それに対して、その便利さと引き換えに失ってるものもあるかもしれないよ、と重松先生。

頑張って(流されず)「僕は手書きの方が……いいとは思わないので…」と言う圭くん。

その後、女性陣からラブレターをメールで貰ったらどー思う?!などと一斉に攻撃され、「(困り顔で)それは悲しいんじゃないかなw(苦笑)」

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手書き派のイメージだったけど、元はメールでいいやん派だったのかな?

大切なお手紙は、また別、って感じかな?
責められてタジタジになってるのん可愛いかったw
(*≧艸≦)www

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あと色んな出会いが人間を作っていくと思うけど、今まで誰との出会いが1番嬉しかった?という重松先生の問いかけに…

『母ちゃん』と答えてて、『お母さんと出会う』って考え方、素敵だねと褒められてました♡


見せて貰える貴重な機会があったので忘れないようにnoteに。📝

重松清先生の本好きだったので、あの重松先生と圭くんが!?😳スゴイ!!!とびっくり!
チビちゃんも中学受験するって言ってたので受験勉強で重松先生の文章と出会ってるかな?☺️
あの重松先生に感心される圭くんて流石だな🥰👏👏👏✨


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