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『LEON』と『家庭画報』

『家庭画報』編

『LEON』と『家庭画報』が愛読雑誌

というのは大袈裟だけど
読んでいた時期があったよ。

『家庭画報』は最年少読者
だったんじゃないかって
勝手に思ってる。

今思えば、おばあちゃんが
定期購読してたんだろうな。
遊びに行くといつもあった。

おばあちゃんちに行ったら
まず鏡台を物色、
台所にあった小さな黒板で先生ごっこ。
引き戸のすりガラスに唾をつけた指で
ちょっといたずら書き、
おじさんが置いて行ったのであろう
漫画「かりあげクン」を眺め、
これらに飽きたら、最後に『家庭画報』。

何がいいかって
紙面いっぱいの写真で
薄い紙だったもんだから
ページをめくるとする
ペリペリっていう音!
そして、開いたページから
立ち昇るインクの匂い!
それらを楽しんでいた。

そして、私は小さな批評家だった。
「また表紙のお花が素敵じゃない。」
「いつになったら気がつくんだろう?」
とか
「このページのお洋服、
くれるって言われたらどれもらおう?」
とか
「重そうなネックレスだなぁ…」
なんて眺めていたよ。

久しぶりに本屋で手に取ってみたら
厚みも質感も変わっていて
もちろんペリペリって音もしないし
インクの匂いもしなかった。

だけど、
表紙のお花のテイストは健在だった。
いつになったら気がつくんだろう?
冗談です。笑


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