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来年は「静か」に

今年も残すところ1週間。
大掃除は終わらせた。あとやるべきは、今年の振り返りと来年のことだ。
ちょっと備忘録的に今年を振り返ってみることにした。

・前半(1~7月)

宣伝会議の編集者・ライター養成講座に通った。
ほぼ毎週土曜日。午後イチから夕方までの講座とアフターの飲み会まで含めると、土曜日が丸々つぶれる。
週6日仕事をしているような感覚だ。

それでも、不思議と大変だと感じることはなかった。毎回変わる先生方の授業は熱量高く、知らないことがたくさんで面白かったし、同期の仲間はもっているバックグラウンドもさまざまで、話をしていてとても面白かった。

アポをとり、取材し、それをまとめ記事にする、という経験は初めてで、自分にとってひとつのことを成し遂げた良い経験になった。
卒業制作の7,000字の記事、というのはタフだったが、とても面白く取り組めた。
これまでなにをやっても中途半端だった自分が、一度も欠席することなく講座を受けられたのも、自信につながった。

・後半(8月~)

8月に流行病にかかり、10月にも風邪を引いたりと、体調がすぐれない時期だった。
前半の燃え尽きもあったような気がする。
毎週の講座の刺激がなくなり、仕事の葛藤に毎日直面しなければならないのも、精神的にキツかった。

さらに、親しかった親族の死や尊敬していた著名人の死が重なった。
他人の死を眼前にすると、自分が生きていることに感謝する気持ちになることもある。
ただ、今回は漠然と自分が生きていることの不思議さ(というか意味の分からなさ)を痛感し、なんだか気分が塞ぎ込んでしまった。

そういえば、今年の前半は忙しかったといえど、取材で大阪に行ったり、ちょっとした隙間時間で旅行をしたりとアクティブに動いていた。
不思議だが、時間を持て余している方が、出かけることも少なかったような気がする。
とすると、もっと自分でどんどん忙しくした方がいいのかもしれない。

講座の中で「上手く文章を書ける裏技なんてなくて、毎日コツコツ書き続けるしかない」という先生の言葉に妙に納得したのだが、書くことだけでなく、すべてにおいてそうなのだと最近思う。

がんばることは大切だし、ここ一番の勝負を仕掛けることも大事だろう。
だが、人に言うほどでもない、誰からも評価されないようなことをいかに続けられるか。
それが(というかそれだけが)重要なのだと感じる。

最近、SNSなどの発信や投稿を見るのにもあまり関心がなくなってしまった。
それよりも、淡々とした毎日のなかで、自分で決めたことをただただやっていく方が今は面白い。

だから、来年は「静かな」一年にしようと思う。
一発逆転とか、流行とか、そういうものとは無縁な、修行僧のような毎日を一日一日重ねていきたい。

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