クラウドファンディング達成に向けてもらったアドバイス備忘録
学校をつくる、のためのクラウドファンディングがついに終わりました。
奇しくもこの終了の日は、僕たち家族が東京から京都へ移住してきたちょうど1年記念日。
2月28日は、移住の日でもあり、クラウドファンディング終了の日にもなりました。
わずか1ヶ月という短い期間でしたが、当初の目標であった1,200,000円を達成し、その後ネクストゴールとして1,500,000円を設定。
こちらも達成することができました。
最終的にはなんと、1,644,000円ものご支援をいただきました。
このクラファンを行うにあたり、色々なアドバイスをいただきました。
その中でも特に参考になったことをいくつか備忘録としてまとめておきます。
クラファンは”仲間”を募るんだ
当然、金額目標があってそれを達成して資金を獲得するのが目指すべきゴールです。でも、この「夢を一緒に叶える仲間を募っているんだ」ということを言われてから、SNSでのシェアや個別のお願いなどに対する精神的なハードルがグッと下がりました。
ともすれば「寄付して下さい!」って「お金下さい!」って言ってるんじゃないかって自意識が働いてしまう。
いや、間違ってはいないんですけど知り合いなんかだとやっぱり躊躇してしまいます。でも仲間を募るんだと思った時に、ふと思い出したイメージがありました。
それがこの「旗を立てる」です。
「学校をつくりたいんだ!」という旗を文字通り荒野に打ち立てました。
でも、「旗を立てました」だけだとみんな「どれどれ」と見に来てくれても「がんばってね!」と立ち去ってしまう。
「応援したいな」と思ってくれたとしても「応援してるね! 何かあれば手伝うよ」しか言えないのです。
クラファンは旗の周りに「広場」と「チラシ」と「募金箱」を置いたもの
まだ学校もできていないし、なんのサービスも開始していないんだから当然ですがクラファンはこの旗の元に広場とチラシと募金箱を置いた感じです。
募金箱は言わずもがな、支援を集めるものですが「応援」を可視化できるという意味でもすごいこと。
「どれどれ」と見に来て「あ、寄附だったら自分も参加できそう。せっかくだったら関わってみようかな」とアクションできる。「何かあれば手伝うよ」の「何か」がここにあるのです。
チラシは、まさにクラファンのページそのもの。
やっぱり見に来てくれた人たちが、チラシを手にとって「ちょっとみんなに配ってくるね」とシェアしてくれる。僕たちも「このチラシ、ちょっとみんなにシェアして欲しいんだ」とやっぱり「何か」を形にすることができる。
そして広場。
応援してくれた人たちがそれぞれの思う「教育」や「学校」について、コメントやメッセージで話をしてくれました。
こうしたコミュニケーションのやり取りって大切で、この広場の中からさらにコミットの高い仲間が育まれていくのだろうと思うのです。
拡散のための切り出し方を増やす
さらにとても参考になったのが、拡散のための切り出し方。
例えば今回のクラファンは「社会起業家夫婦が、新しく学校をつくります」というのがベースです。
これに興味を持ってくれるのは、どんな人達なのかという視点を増やすといいよと。具体的には、
「地域の課題感」
「オルタナティブ教育への関心」
「三木夫婦を応援したい」
の3つ。
まだ学校自体が京都・大阪・奈良のどこにするのかが定まっていないため地域の課題感にダイレクトにアプローチするのが難しかったですが、例えばこれからつくろうとしている学校は、ある程度地域に開かれた場であった方がいいんじゃないかと思ったりしています。
学校の価値が、そこに通う子ども達だけで留まるのではなくて、その地域の教育環境を育むひとつの起点となれたらなと。
そんなことを漠然とではありますが考えて、記事にしてみたりもしました。
オルタナティブスクールが持つ、ひとつの可能性や側面についてもある悲しい事件の記事を目にしたことをキッカケに考えたりもしました。
切り口の視点を増やすということは、自分たちにとっても考えるべき側面を浮き彫りにしてくれることでもありました。
クラファンのための切り口、という以上の意味がこのアドバイスから得られたと感じています。
作成にあたり参考にした記事一覧
まず、このReadyforサプリは全記事熟読しました。
基本的なことが網羅されているので、とても参考に。最初の5日で目標の20%は達成したほうがいいとか、文章やストーリーの書き方などがみっちりと載っています。
こちらはnoteで見つけた記事。
チェックリストが78も載っており、全てではありませんがページ作成の時にとても役立ちました。
特に、最初の段階で知人から応援メッセージをもらい掲載させてもらったのですが、それはこちらを参考にしました。
こちらは開始前からチャレンジ中に何をするべきかまでがかなり詳細に解説されていました。noteやオンラインサロンなどの話も出てくるので、なるほどと思いながら参考にしました。
クラファンは達成してからがスタート
当たり前ですが、クラウドファンディングは達成することが目的ではありません。荒野に打ち立てた旗から、プロジェクトをどんどん開墾していくことが本当の目的です。
そういう意味で、僕たちはいよいよスタートに向けて舵を切り始めました。
4月からの妻の2ヶ月東京インターンに向けて、早くもわが家は戦々恐々としております。
僕もその間、家を守るだけでなく色々な学校の視察に言ったり、紹介をしてもらったり、引き続きあらゆる教科書を読み漁ったりとやることは山積みです。
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今日も、見に来てくれてありがとうございました。
ちょっといつもとは違って、クラウドファンディングについての備忘録だったので興味がない人にはさっぱり関係なかったかもしれません。
明日はまた、子育てについて書こうかなーと思っております。(違うこと書くかもしれませんが)
ぜひまた、見に来て下さい。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました! スキ・フォロー・シェアなどしてもらえたらとっても嬉しいです。 ぜひまた見に来てください!!