3.2.1 Go!
ある出来事をきっかけに、今までの自分の考えが変わってしまう、ということは、人生において少なくない。
先日、たまたま知り合った方と話していて、「どうしていいかわかんない時って、行動してない時か、もう全ての手を尽くした時だよ。」との言葉をもいただいた。
前者だと思ったわたしは、とりあえず、何か動かねば…!と思い冒頭の発言になるのです。
簡単に言うと、いままでのわたしは、すきな場所で暮らしていけるのなら、極端な話、それがひとりでもいいと思っていた。
ところが、今年に入ってから、「どこにいるか」よりも「だれといるか」が大切なのでは…?と思いはじめてしまったのだ。
もっとかっこつけずに言うと、すきな場所にいられたとしても、ひとりだったら、やっぱり寂しいよ。ということ。
たとえば。
わたしは、海の街で育ったから、近くに海がなくて人口密度がたかい東京は、すこし苦手だった。
それから、社会人になってから閉所恐怖症になってしまったので、ぎゅうぎゅうの満員電車は怖くて乗れないし…観光はいいかもしれないけれど、東京に住むのはちょっとしんどいかもなあ。と思っていた。
ところが。
今年に入ってから、尊敬できる魅力にあふれた方々にお会いできる機会がたくさんあって、その方々は関東に拠点を置いていることが多かったから、わたしは東京や神奈川、千葉、埼玉、静岡など、人口密度の高い関東に、毎週末通っていたのだ。
愛知から。新幹線で。
東京をはじめとする関東に、何をしに通っていたのかというと、もちろん観光、というわけではなく、「人」に会いにいっていた。
あれだけ苦手だった東京は、すきなひと達がいるまちに変身したし、高くてオシャレな神奈川には家賃も想像していたより安くて海に近いまちもあると知った。
埼玉からは電車で20分もあれば東京に行けることも覚えたし、そういえば、よくお世話になっている成田空港は千葉だったなあ、と思い出す。
***
その人に会いたいから、苦手な東京に行く。
別にひとりでいいもん、と意地を張っていた私は気づけばどこかへ。
その人たちと過ごす時間がとても楽しくて、とてもしあわせだったから、またその人に会いたくなる。
いつしかわたしは、「東京に行きたい」と言うようになり、あまり苦手意識を持つことはなくなっていた。(満員電車は乗れないけど)
もちろんここで言う「東京に行きたい」と言うのは、「(あの人に会いたいから)東京に行きたい」と言う意味で、会いたいなあ、すきだなあ、と思うひとが大阪にいたら「大阪行きたい」になるだろうし、例えば北海道にいたら、名古屋↔︎札幌のチケットを取るだろう。
つまり、場所は、どこだっていいのだ。「会いたいひと」や「すきなひと」がいる場所ならば。
これが、わたしが最近こまっていたことだった。
すきな場所に住むことだけならば、すっごく単純な話、えい!っと会社を辞めて、片道の航空券をとって、海のちかくのあの街へ、行ってしまえばいいのだけど、(それも出来なかったけど)「あなたといたい」と思うことは、「あなた」にも「わたしといたい」と思ってもらわなければ成り立たないし、「仲間が欲しい」と思うことは、彼らにも「わたしも仲間だ」と認めてもらう必要があった。
すきな場所に住むことを主に考えて準備していたわたしは、
場所>ひと ではなく ひと>場所 になってしまって、混乱しているのだ。
本当のほんとうの話をすると、きっとわたしは、すきな人たちと、すきな場所に暮らしたい。
海辺に座り、砂がつくのも気にせずに、誰かが奏でるウクレレの音をBGMにして、今日もいい日だったね。と仲間と語り合ったり、満点の星空のしたで、手をつないで、下手くそなうたを歌って笑いたい。
(ああ、書いていて今気づいた。わたしの人生には、ひと・場所のほかに、音楽も必要みたい。)
そう、両方ほしい。
そんな生活、いいよね。で終わらせたくないから、なにか行動しなくっちゃ。と思い立ったのが、まず発信するということだった。
noteを書いて何かが劇的に変わるのかはわからないし、全く意味のない行動かもしれないけど、やってみないと失敗にも気づけない、よね…?と思ったの。
想像できる未来は現実にし得るから、もしかしたら奇跡が起こって、仲間と海辺でウクレレが叶うかもしれない。線香花火というオプションもついてくるかもしれない。
すべての未来が必ずしも明るいとは言えないけれど、納得できる未来を作ろうと思わなければ、どこへ行ったって暗闇のままだ。
内容は、旅のことなど基本的に経験談がメインになるかと思います。(あと、共感覚もリクエストが多かったのでもしかしたら書くかも)
完全に自分の目標ですが、もし見てくれる方がいたらすっごく嬉しいなあ。
と、いうことで、よろしくお願いします!
読んで頂いてありがとうございます。サポートして頂いた費用は、次の旅への資金にさせていただきます。広い世界の泣けるほど美しい景色や、あふれ出ることばを伝えたい。