大河ドラマ『いだてん』のエキストラを全力で演じてきた私がした「役作り」まとめ。

わたしが、NHK 大河ドラマ『いだてん』のエキストラに応募してから当日までにしてきたこと。この先、もしかしたらエキストラに出る人がいるかもしれないので、その人の役作りに少しでもお役に立てればと思い、記録することにした。

月曜日になると、00回連続視聴率一桁!という見出しが、LINEニュースに出てくる。もういいよ、視聴率で「ドラマの価値」を測るのは……。私は『いだてん』を毎週楽しく観ている。とにかくハマっている。我が家の視聴率は100パーセントである。

最高なことにそんな大好きなドラマのエキストラ募集があったので、勢いだけで応募。まさか当選するとも思わず……。

ちょうど当選したと分かった後の日曜日の回が、『種まく人』。


杉咲花ちゃんの被災を彷彿とさせるシーンに、ああ……もうきっと亡くなってしまったんだろうと、察する。そんな〝シマ・ロス〟に途方に暮れ、さらに、夫役である柄本佑さん演じる増野の目が語る〝やりきれなさ〟、そして、復興運動会シーンで、エキストラであろうと思われる参加者たちの、リアルに楽しんでいる姿を目の当たりし……

「こんなすんばらしいドラマに出演するというそんな大役(エキストラ)を私なんぞができない!!!!!!!!!!」

と急に不安になり、感動とは別の涙が流れてしまった。

だからこそ、できる限りの役作りをして撮影に挑みたいと思ったわけである。というか、そんな生半可な気持ちでは出てはいけないと思ったのです。


募集要項に記載された撮影詳細は、「昭和のシーンの撮影」とだけ。

何役をやるかもわかっていないので、役作りができない。

ちなみに募集人数が、「60名程度」。

だいぶな人数を募集しているので、街の中のシーンだろう。

追加でやってきた撮影詳細には、

「スパッツをできれば穿いてきてほしい、Vネックの肌着もあるとよい」

と書いてある。

衣裳は、着物かモンペか? となると、戦後の平和なシーン、復興シーンではなさそうだ。

限られた条件でシーンと役を推測すると、

①戦地へ行く兵隊さんたちを見送るホームで「万歳!」「万歳!」と旗を振る奥さんやこどもたちのシーン

②空襲を受けている浅草のシーン

③戦後の闇市のシーン


どちらにせよ、豊かな時代ではなさそうだということがわかる。

そこで、まずしてみた〝役作り〟その①

夕飯を白米ではなく、

ジャガイモを主食にしてみた。

(と、書いたが2日間だけ) 

ジャガイモをたくさんもらった、という経緯もあるのだが、エキストラが決定してから、白米ではなく、主食をジャガイモにしてみたりもした。

また、白米がぜいたく品だった時代、今や当たり前のように白米を食べていて、なんなら、「糖質オフダイエット」と糖質を邪魔者扱いしているが、昭和のこの時代において、〝糖質〟は、ありがたいものであったわけなので、積極的に糖質(お菓子せんべい)も摂取してきた(言い訳に過ぎない)

〝役作り〟その②

『映像の世紀』をネットで検索し、鑑賞。戦時中に生きる人の気持ちを考えてみた。

〝役作り〟その③

『映像の世紀』のOPテーマ曲「パリは燃えているか」をダウンロードし、移動中の時間もぬかりなく、イメージトレーニング。


この曲です。聴くと、納得するはず。

〝役作り〟その④

もちろん、いだてんのOP曲もリピート再生。

〝役作り〟その⑤

冷水を浴びる。

これは、金栗四三役ではないことは明白だったので、やってない。

〝役作り〟その⑥

撮影前日が、仕事の締め日であった&当日の集合時間が早かったために、

寝不足でクマができた。(健康状態の良くない顔色を作り出すことに成功)


スパッツと、肌着を忘れずに購入し、万全の状態!と思ったのだが…………

戦時中の、栄養状態が良くない時代にはそぐわないニキビ(大)が発生!!!!

せっかくの役作りがこんなしょうもないニキビ(大)で台無しである。しかも、顎下は、食生活の乱れが原因と言われている。ここまで役作りに励んできたのに、なんてこった。プロ意識の欠如極まりありません。(その週、ポテトチップスとフライドポテトをたべてしまったことをここで告白。ただ、〝芋〟ではあるんです)

そこで、

〝役作り〟その⑥

ニキビ治療薬を丁寧に塗布。および、ビタミン剤の摂取。

不慮の役作りであった。ニキビの治療薬は、皮膚科でもらった「アクアチムクリーム」を使用。ニキビができると役作り関係なくこの薬を塗布している。

撮影前日の最後の追い込みとして、

〝役作り〟その⑦

ストレッチ。

募集要項に記載されていた撮影時間は、「8:00~22:00」。盛って書いているとはいえ、長丁場になるだろうと推測。たとえ映っていないとしても、疲れた表情で演技をしてはダメなので、立ちっぱなし、動きっぱなし、ましてや空襲シーンで戦禍を逃げ回るシーンだったら走りっぱなし、という状況もあり得る。そんなシーンでも、100パーセントの力が出せるように、前日の夜は念入りにストレッチをしておいた。普段あまりに運動をしないせいで、現場で、「あ……足がつっちゃって・・・・」なんて、迷惑をかけないためにも重要であったと考える。


ということで、役不明の中、できる限りの役作りをして、当日の撮影に挑みました。まずはここまで。



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まつもとともこ

平成2年生まれ。普段は女性月刊誌の編集をしています。おいしいごはんとテレビがあれば、だいたい幸せ。糖質摂取後の眠気にはだいたい打ち勝てません。
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