ともでぃ。

京都生まれ、ミュージシャン。

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最近の記事

2024.03①

久しぶりのきっかけが大風邪を引いたという事実になんとも言わんとし難い気持ちになってしまう。 それくらいしか出来る事がなく、まぁ渋滞していたタスクから強制的に救急されて、開き直らざるを得ない節もある。 煙草の味が急激に変化してなんだか嫌な感じだ。 気がつけば梅も越え、そろそろ前線が追いついてくる季節になってきた。 初めての静岡で歌ったり、ライブ的にはとても良い感じに演奏出来ていると思う。 今年は県外でのライブをもっと積極的に行けるように、そうして様々なエッセンスを視覚的にも聴

    • 2023.12①

      たった今、今年の納品を全て終えた。 制作はまだ年跨ぎのものも残っているが、一旦終えた。 季節感やそういったものを感じることもなく、ジト〜っと焦燥に追われ続けた日々だった。 2023年、得たものや、得られたんじゃないかと悔やむもの、様々な記憶をぼんやりと思い返す。 ネガティブに捉われてしまいそうなことを残すけれど、人は簡単に嘘をつくということを学んだ。これ以上ないってくらいに。 どうにもそこに関して、見抜き切れるのかということは現状絶望値を叩き出していると自認している。 いや

      • 2023.09②

        日々の移ろいはペナントレースの残り試合で感じていくスタイルに成り果ててしまって久しい。 しかし思い返せばWBCの時はメンタルもどん底で、メキシコ戦をリアルタイムで見ていて奮いたったように記憶している。 程なくしてペナントレースが始まり、もうCSも目の前に迫っている。 彼らの躍動する姿を見ながらデスクで栄養を取り、また作業に取りかかる。 まだまだ判断や手が遅いので、インターバルを取って進めた作品も気がつけば団子状態になってしまう。 ドュルッと溶け出した脳みそは、もはや爪先に到達

        • 2023.09①

          ほぼ毎日、誰かしらの作品と向き合い、唸りながら過ごしている。 失敗やら成功、感動やら失望やらが様々な角度から込み上げてきて一喜一憂していたら、どうやら齢を重ねていた。 自分に対してハッピーを付け加えることはもはや無いに等しいくらいのお誕の玄人になった。 ただ人から改めて伝えられると込み上げてくるものがある。 冷め切ったお誕の玄人は、そうして心に火を灯し始める。 先週はワンオペでのライブ撮影が重なり「AHでもねぇ、KOHでもねぇ」と頭の中の引き出しを開いては閉じ、閉じては開き

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          2023.08①

          自分の中で一つのウェーブの乗り切った。 鎌倉に行きたい気持ちはずっと持ったまま、少し放浪したいなと考える。 7月の最後の週は4本のLIVEがあり、それだけの間隔でステージに立つのが久しぶりだったので最初の日が転けてしまっては、そのまま行ってしまいそうな気がして少しナーバスになっていた。 特にバリエーションのダイナミクスもあり、心の持ちようが難しかった。 新鮮味を常に持ちつつ、しかし平常の手綱も握りつつという事はずっとまとわりついている課題であるけれど、それを改めて感じた日々

          2023.07①

          予定では今日まで3日間鎌倉で過ごすつもりだったけど、どうにもこの盆地から抜け出すことは叶わなかった。とても残念な気持ちが寄せては返している。 相変わらず撮影とギターを弾く毎日。 ここに本を読む時間を組み込めたら最高だと思いながら、高速の7月を過ごしている。 作曲はなかなか良い感じに進んでいるが、詩を紡いでいくという工程がなかなか進まない。 その為の鎌倉だったはずが、この茹だるような暑さでは常備菜を作るくらいしかなかった。 綺麗に毎日が順調ばかりではない。 ただ、それに打ち

          2023.06①

          「6月に外での作業を計画するなんてどうかしていたわ。」 と、戦々恐々と日々を過ごさないといけなくなった先月の自分への恨み節を削って出汁にして毎朝コクとはほど遠い苦汁をすすっていた。 順調に前線は押し寄せてきている。 一昨日、なんとか天気の合間をみながら撮影を済ませた。 大雑把に振り返ると、何もないように思えてしまうけれど 今月は比較的アクティブだったはずだ。 音響と照明を今月は数本こなし、演者さんからのフィードバックに胸を撫で下ろしながら、ここ最近の自分の演奏を振り返って

          2023.05②

          とても発散がしたい。 そんな欲求がじわりじわりと込み上げてくる。 一体何に縛られているのだろう。と、ふと思いとどまる。 オンとオフの切り替えがなかなか難しい性分なので、いつまでももっともっとと目の前の作品と対峙し続けている。 実の所、時間の使い方に問題があるのではないのかと思い立ち 篭り続けた部屋から夜中に飛び出した。 コンビニでコーヒーを買い、近くの公園のブランコを漕ぎながら惚けてみた。 ものの数分で三半規管がやられてしまい、苦笑いをしてしまった。 ジャングルジムの上まで

          2023.05①

          肥満が止まらない。 腹回りのどっしり感を目視で感じるくらいに。 田植えやロケハンによる長距離の徒歩はまだしも、写真撮影で身体がバキバキに強張っている。 これは明らかに怠惰をしているようだ、カロリー的に。 凪を保っていた体重は一気にバブルの様相を呈している。 こうなってくると身体の仕様的にも変わってくるんじゃないかと少しビビっている。 いわゆる標準値というものにはまだ届いてはいないのだけれど、自分の培ってきた標準から離れて行くことで手にする何かと手離す何かと対峙するのも近いの

          2023.04②

          人として生まれて、人と関わっていく中で 私は歯車なのだ。 その人が笑うも悲しむも私次第。 軋んで使い物にならない歯車は取り換えられる事もあるだろう。 先輩のお子さんの七五三を撮影していて、どんな場面も大切な一枚だと感じた。 たまたま外れた道を歩いた先にあった喫茶店は後輩が開いた店で久しぶりの再会に華やいだ。 1日、1年、一生をかけてでも薄皮一枚でも積み上げていくのだ。 好きな事を続けていく事と営んでいく事は似ていない。 そして、誰も動かしてはくれない。

          2023.04①

          抗えず、あっけなく沈み込んでいた3月が終わり、迎えた新年度。 なんとか保っていたメンタルはガタガタになっていたことをここに残しておく。 去年から張り続けていた精神はもうカラカラに乾き、もはや粘度を失っていた。 思考は潜ろうとするたび大量の浮き輪を巻き付けられたかのようで、常に三半規管がやられている感覚になっていた。そしてとても短気になっていた。 定期的にある打ち合わせは、私のケアに充てられる始末で 申し訳ない気持ちで溢れていたが、それでも構い続けてくれた仲間には今となっては

          2023.02②

          仕事や趣味、家族に恋人、友達知人このどれらにも全て愛を注ぐことは到底出来ない。 愛は有限であり、しかもその半分は自らの為に必ず確保されている。 だからこそ人間だし、だからこそ苦しみ、面白いのだろう。 「どう生き抜くか」という話題が自身の周りのトレンドになって久しく、 例に漏れず目を通す以上に踏み込んで、知識として取り入れてきたが、 思春期にとてつもなく掲げられた「半径5メートルの君へ」という指針は大きく心に刻まれている。 大きな旗となって未だに立ち続けている。 愛は有限

          2023.02①

          「人がその活動を止め、土に還る時、何も残せない」という事を何処かの何かで読み、身を震い立たせた私ではあったが、 いざその場に居合わせた時、我々がいるじゃないかと思った。 見送り、見守った我々に通う血が、その確かな証拠として残る。 思い出や記憶、作品なども勿論だけど、何より自分自身がそのモノだと。 脈々と流れるこの血を分け与えてくれた祖母にこの上ない感謝を。 ありがとう。

          2023.1③

          太った。わずか1ヶ月で3Kgも。 ここまで体に変化が起きるのかと驚いた。 体重が増える分には、特に問題があるわけではないのだが、 「やつれたなぁ、、」と思っていたのにも関わらず、その逆を身体が進んでいたので驚いた。さてはて。 若手ミュージシャンの音響を2本担当させてもらい、今まで自分で歌ってきた機会がどのようなものだったのかを身をもって思い知ることが出来た。 リハの音作りから、本番を迎えるまで、それはミュージシャン側としてもPA側としてもも考える感じる部分を見ることとなり、

          2023.1②

          果てしないと思うような地平も歩みを止めなければ、もとい生きていれば歩まなくとも辿り着く。恐ろしい真理。 久しぶりに眠れない(物理的に)日が続いていて、久しぶりの休日を迎えている。 音響やデザイン、企画会議など様々な事に携わらせてもらって感謝と重圧と松屋をひたすら周回しているような、そんな日々。 長くミュージシャンを名乗って歌い回ってきたが、実績など本当に乏しいモアザンの私にこのような機会を頂いているので、早く手放しでこれらを還元していきたいと思いながらデスクに向かっている。

          2023.1①

          新年が明けて、やらないといけない事もやらなくても良くなった事もが交錯して結果悶々と虚空を眺めていた。 特別飲酒が好きだという側の人間ではないので、というよりへべれけになった後のヘソの奥から押し上げてくる芽吹きの蠢きが、朝起きた後のニュートンからのお叱りが…イナフと感じている。 楽しい飲酒はとても大好きではあるからこそ、見極めていきたいとここ数年は考えている。 ともあれ、一週間が過ぎ心ざわつくシーンが都会のwi-fiの如く飛び交っていて、ともすれば面倒臭さに「田舎へ帰るか。。