おひさまにはthank you!が溢れている

今回は短く収めたい。前回が冗長すぎた。

さて、12月9日に未だ捕らわれている、どうも洗濯日和です。
捕らわれていると言いつつも、時間の流れは良くも悪くも人と物事の距離を作ってしまう。僕は性根の部分がどうもペシミストならしく、小さい頃は”悪くも”の面ばかり考えていた(部活の試合で負けた帰りのバスの車内、負けたことに泣く人はいたが僕は負けた悔しさをそのうち忘れていくことに泣いていた)。

今となれば、時間を置くことの功名もなんとなく分かる。でもやっぱりその時の感情が薄くなることを自覚できてしまうわけであって寂しさも感じる。だから「時間が薬になって解決してくれる」なんて表現、死んでも使いたくない。

ただ、ここでどんなに粘ろうが、叫ぼうが、ひっくり返ろうが時間は無情にも流れていってしまうわけでどうしようもない。そのくらいのことは解るし分かるようになってしまった。

だからせめてもの抵抗として自分と対話を続けてその日その日の自分の感じたこと考えたことの解像度を高めることは続けていきたい。

12月9日、年甲斐もなく大泣きした。
あの時の自分は悲しくて泣いたんじゃない、いや、もちろん悲しさや寂しさで泣いた面も当然ある。しかし、その時の一番の感情は嬉しくて泣いた。

あの日は開演前から泣かせにきていた。
影ナレの声が彼女だった時から、予想はついていてもやっぱり泣いてしまった。
これで最後、解っていてもなかなか分からないものであって、ふわふわしんみりしていた僕だが、声を聞いてはっきりと形になってしまった。
彼女の影ナレのパートナーも素晴らしい人選だと思う。とても人を見た演出じゃないか。のちに知ったことだが、こう言うところが僕が2人を好きな理由の一つだったりする。ザ・菜の花万歳

そして、さりなさんの後輩としてアイドルになれて幸せです。



最後に影ナレを一緒に出来たこと、一生の思い出です。☺️

ご卒業本当におめでとうございます…!

ずっとずっと大好きで、

これからもさりなさんかずっとずっとずーーーーっと幸せでありますように。

富田 鈴花 公式ブログ

彼女はプロだ、ライブの本編では彼女はいつも通りの姿だった。全力でお客を楽しませる、文章にするとこんなに簡単に表せてしまうが、とてつもない労力がとてつもない労力に隠されたとてつもないことだと思っている。

彼女のファンになった理由としてライブのダンスのキレと普段の天然さのギャップに惹かれたという話をよく聞く。僕もその口である。本人も話していたが決して彼女は背が高い方ではない。それなのに、いや、それだからこそ全身をダイナミックに使い、髪が大きく動くのも武器にしているのだろう、大きなダンスをする。だから舞台上の彼女はどこにいても目が奪われてしまう。視線を得たなら彼女のフィールドだ。

アイドルのスキルとして表情管理なんて言葉がある。しかし彼女は管理しているのだろうか、僕は憑依しているように見える。彼女はコロコロ表情が変わる。ここで一つだけクレームを入れさせてもらうと、楽しい曲を見ているならなんの問題もないしもっといけ!なんて思ってしまうのだが、失恋曲とかひらがな時代に多めの暗中模索曲の時の表情は普通に見ていてこっちも苦しくなる。命を削りながらのパフォーマンスになっていたりするのだろうか。どうか今後は、ライブの機会はないのかもしれないが、心穏やかに長生きしてほしい。

曲間のMCも彼女は素晴らしい、彼女のコメントは主に喜びと感謝でできている。デビュー当初は一言のコメントも不安で苦手だったらしい。それがこの日はどうだろう。この舞台でライブをできる幸せを噛み締めていた。神奈川は彼女の地元であり、話題がその流れになったときは「ただいま」と叫んでいたし、おひさまを巻き込んで「おかえり」をもらっていた。なんだろう、明日からも何事もなかったようにこのまま彼女は活動してくれるんじゃないかと泣きそうになった。

そんなこんなで何事もないかのようにライブ本編が終わった。正直ダブルアンコールか何かで卒セレに移るのだろうと思っていた。だからメンバー一人ひとりのメッセージ動画が流れ始めた時は余計に喰らってしまった。
ああ、これが彼女が7年半でメンバーに残したものなんだよな。知ってたけど。
彼女は自分のことを大したことないと言う。
そんな訳ないじゃないか。
彼女へのメッセージにはたくさんの感謝が溢れていた。
本当にセカサンだよ、2期生曲だけど。

紫のドレスに身を包み現れた彼女は綺麗だった。完成されていた。
彼女はずっと感謝の言葉を述べていた。
丁寧に丁寧に述べていた。最後の晴れ舞台くらい自分自分でいいのに、でもそんな時も自分じゃなくてあなたなところに僕たちは惹かれた。
だからじゃないだろうか、彼女のためにと自主的に揃えられたペンライトの黄色と紫は僕が見てきたペンライトの中で一番揃っていて綺麗だった。

歌唱パートだってそうだ、あくまで会場に歌を届けようとしていた。メインカメラが抜いている時はできるだけ涙を見せないようにしていた。でも堪えきれず少し泣いてしまったところもあった。そんなんところも好きだ。
でもそれ以上に彼女の同期たちの涙に僕は嬉し泣きをした。
普段クールビューティなんて呼ばれるような人たちがしゃくりあげて泣いていた。
涙で歌えなくなってしまうのは歌手としてはダメなのかもしれない、でもそんなことどうでもいい。これが彼女たちの素敵な関係を示しているんだから。

最後のジョイラは30分越えだったらしい。
大サビ前の間奏で一人ひとりから花束が渡された。
彼女は一人ひとりと丁寧に話しながら花束を受け取っていた。目を見て。
マイクにはほとんど拾われない。
それを聴きたいなんて野暮なことは言わない。
彼女とメンバー一人ひとりの2人だけの空間が確かなものとしてこれまで存在してきた。それが目に見えただけで嬉しいから。

何人かのメンバーは涙を隠すために客席に背を向けていた。
何人かのメンバーは涙を堪えきれず背中をさすってもらっていた。
何人かのメンバーは気丈にも花束を渡し切った後堪えきれず顔をくしゃくしゃにしていた。

嬉しいなあ。

こんなにもたくさんの人に愛されるあなたを見つけることができて、推せて幸せだったよ。

彼女は彼女のために用意された階段を登ってステージを後にした。
他のメンバーとは別に捌けるんだね。
他のメンバーの卒業の時もそうだけど、これで終わりなんだなっていよいよ感じちゃうよね。

ありがとう。

今夜のリピートの準備しよ。

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