皆様、いつも本当にありがとうございます。

「自分の話をする人」太田智久です。

独りで泣くこと......が、大切でした。

極端な自立体験記（34年前に日本語の全く通用しない場所へ行き、自分と向き合った日本人独りきりの20代米国留学）です。48歳で独立する際の勇気のもととなりました。

【 強くなりたいなら 危険の中へ自分を放り込め！ 】

【２０】授業の間の休み時間。

私は、打ち解けたい一心で、中庭にいるクラスメイトたちに話しかけました。

しかし、何度も皆の英語、私にとってはとても早口な英語を聞き返してしまいます。何度もです。

しかも貧弱な語彙（ごい）の持ち主である私は、皆との会話を続けることもできません。

気まずい雰囲気が私を覆います。おそらく私だけを。

すると、毎回のように私は静かにその場を立ち去ってしまうのです。時に会話の途中であっても、ちゅうちょなく顔は引きつりながら。

逃げるようにしてトイレに向かい、個室に入り、じっと授業開始のベルが鳴るのを待つのです。

誰にも見つからないようにして。

そんなある日、私は気づいてしまいます。

「クスクス」。

いつも通り、授業中担任講師の質問攻めに合う私。アメリカ人の何倍もの時間を掛けつまずき、よろめきながらの体を成さない英語。

「クスクス」

私は気づきました。教室の後ろに座る黒人女生徒が私の英語を笑っていることを。話す度に笑うのを。

固まりました。

「あーっ、イ、イエス......　イン　ジャパン、ウイー......」

「クスクス」

私は、固まりました。

完全に一人きり

そう思い込む自分を止めることはできませんでした。

つづく...

どうかよろしくお願いいたします

【 強くなりたいなら 危険の中へ自分を放り込め！ 】

それしかないです。

２作出版しています。よかったら読んでください。

気づきになればうれしい。

●あなたとともに心に火をつけ　日本を元気にしたい●

※電子書籍作家　太田智久　ブログです（アメブロ）

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