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教師としてでなく、ひとりの人として。

こんにちは、塩谷友香です!

いきなりですが、そろそろバレンタインということで私の偏愛を語ります。ご存知の方もみえるのではないかと思いますが、私は一度決めたら誰の言葉も一切耳に入りません。 笑

回りくどいのは好きではないので、単刀直入に言います。「チョコレートの代わりに、私に寄付を下さい!!」

私は2017年春からこの認定NPO法人D×Pで企画運営インターンとして活動しています。D×Pでは、多様なオトナとの関わりを通じて定時制・通信制高校の高校生が、人と「つながれる場」をつくる、独自プログラム「クレッシェンド」の企画運営を行なっています。

私はD×Pが大好きです。呆れ果ててもういいよーって言われてしまうくらいに。聞き手の人が眠りの世界に落ちてしまっても、勝手に一人で語り続けられるくらいに私はD×Pのことを愛しています。D×Pがなければ今の私はありません。

この場所は、私そのものです。

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「恩師のような教師になって、母校の教壇に立つこと」

それが、私の夢でした。

小学4年生の冬。自分にも人にも厳しかった母の様子が、少しずつ変わっていきました。幾度となく通院や検査を繰り返し、私が小学6年生になった頃「パーキンソン病」というそれまで一度も耳にしたことが無かった名前を、父の口から伝えられました。

それまで私は母に対して「強い人」というイメージを強く抱いていました。そんな母が月日を重ねるごとに弱々しく変わっていく姿を見るのも、そんな母のことを献身的にサポートする父の姿を見ているのも苦しかったのだと、今では感じます。

毎日学校が終わった後、家に帰る気分になれず、全校生徒の誰よりも遅くまで校内に意味もなく残っていました。そんな時にいつも私のことを気にかけて親身になって話を聞いてくれたり、心の拠り所のような存在になっていたのは学校の「先生」の存在でした。

経済的にも精神的にも日常生活は安定しているとは言えず「自分なんか駄目だ」「自分には価値がない」と心の奥底で感じていた私に対し、大学進学のために放課後や空いている時間を使って個別で指導をしてくれたりと、私もその人のような「人の可能性を諦めない」教師になりたいと強く思いました。

しかし、私は通っていた大学を自らの意思で退学しました。それは、自分自身がその大学の校風にどうしても馴染めなかったこと、在学中に大切な人達の「死」に直面したことで「生きる」ということに対峙したからでした。

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そんな時に出逢ったのは、D×P(ディーピー)という場所でした。


『「先生」として勉強を教えるのではなくて、自分自身の経験を見つめ「ひとりの人」として教育現場に関わってみたい』『この人たちとなら、もう少し生きてみてもいいかもしれないな』と感じました。

それは、同時に夢の実現を応援してくれた恩師や周りの人達をある意味で裏切ることでもあったのではないかと自責の念にかられ、思うように動けない日々が何日も続きました。

それでも、私は今なんだかんだ幸せに今日という日を生きることができています。自分の道を選択した先で、そんな風に感じることが出来ているのは「自分には価値がない」と思っていた10代当時の私の可能性を諦めることなく信じてくださった人達の存在があるからこそだと感じています。

私の恩師が「ひとりの人」として関わってくれたように、私にとってこのD×Pで出会う高校生ひとりひとりも「支援する人」でもなければ、「子ども」でもないのです。

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D×Pが目指すビジョンは
「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望をもてる社会」

私はD×Pに出逢うまで「自ら這い上がって見返したい」「自分にはそれが出来る」と強く思っていた頃がありました。そして、それは自分が自分を前進させる為の原動力のひとつにもなっていました。ただそれは、とても難しい場合があるということも、自分自身が動きたいのに動くことが出来ないということを経験して、初めて痛感したんです。

「貴方はどんな風に生きたいの?」そう人から聞かれても、私の頭の中には「今日どんな風に死ぬか」という問いしか思い浮かばない日が続きました。世界から一人だけ切り離されているような気持ちになり、夜眠ることも、ごはんを美味しく食べることも出来なくなりました。

それでも今こうして私が今日を生きることを選ぶことを出来ているのは、D×Pの仲間がいてくれて、そこに、「人とのつながり」があったからです。

「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」というビジョンは「自ら這い上がって立ち直れる」という意味ではなく「周囲の人の手を借りながら、自分なりの一歩を踏み出せる」ということを意味しています。

日々生きてゆく中で、嬉しいこともあれば悲しいこともあるかもしれないけれど「明日も生きてみてもいいかもしれないな」そんな風に「自分の未来に希望を持てる」ことだと思っています。

それは、子どもや若者に限らず、大人や全ての人にとってそうであったらと私は思っています。だからこそ、このビジョンを私はあなたと一緒に実現させたいのです。 NPOに興味がなくても、社会課題なんてよく分からなくても、そうゆうことはひとまず横に置いておいて「塩谷がそこまで言うなら、一緒にやってやろうじゃないか!」そんな勢いで私たちの仲間になってください!!

「寄付」という、ひとつのカタチを通して、この場所があなたにとっての拠り所のひとつとなれば、私はとっても嬉しいです。


↓チョコレートの代わりに寄付はこちらから。


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