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「今の自分の環境に感謝できる世の中になること」ラジオパーソナリティー 津隈 直希さん

ご自身の辛い経験がありながら、欠けているもの探しではなく、今ここにあるものに着目し、楽しむこと笑顔で生きることを大切にされている津隈 直希さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:福岡県
活動地域:大阪府
経歴:22歳の時に仕事のミスをきっかけに2年ひきこもる。30歳になるまで様々な事に挑戦し、悪戦苦闘するも心理学を学びながら心との付き合い方に気づき、人生を好転させる。現在はゆめのたね放送局にて心をテーマにしたラジオ番組を放送中。
現在の職業および活動:配達員兼ラジオパーソナリティー兼カウンセラー
座右の銘:幸せは今ここにある

「どんな状況であっても今の時間を楽しむこと」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

津隈 直希さん(以下、津隈 敬称略):今を楽しく笑顔で生きることです。もしかしたら明日死ぬかもしれません。その時に後悔しない様に、何かひとつでも人のためになるようにと毎日生活しています。

最近、ひきこもりの方が殺人を犯したり、父親がひきこもりの方を殺害したりする悲しい事件がありました。でも、もし私も同じ親や環境で育った境遇ならば恐らく同じ様になると思いますし、もっと他人に対して想像力を持てる社会だったらこんな事件は起こらなかったと思います。

もしそれが自分だったらどう感じるだろうかと、他人視点でものが観れる世の中になれたらいいなと思います。私もラジオというメディアを持ってみた時に初めて、メディアを持つことの大変さがわかりました。今までメディアには「ネガティブなニュースばかり流してくる」嫌なイメージがありました。でも、実際に中に入ってみると、スポンサーの目を気にしなければいけなかったり、入ってみないと見えないものが観えた時に、単に批判するだけではダメだと気付きました。ありとあらゆることを考えて、お互いが他人視点でものが観れる世の中にしていきたいと思います。


Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

津隈:今はゴールは設定せずに、6ヶ月単位で目標を立てる様にしています。次の6ヶ月は、ラジオで自分の満足する番組の構成、発信や質問ができることや、軸をしっかり持つことをやっていきたいと思います。

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような(基本)活動をしていますか?

津隈:相手が悩んでいる時に黙って人の話を聞ける人になることです。私は、その人自身の力で答えを見つけることが大事だと思っているので、相手が求めない限りアドバイスはいらないと思っています。私自身も親から「あれをした方がいい」「こうした方がいい」と言われて来ましたが、それで幸せになったことは少ないです。

本人が本人の力で生きていける
、そのほうが周りの人ともうまくいくと思います。嫌なことも良いことも全部を自分の力に変えていきたいと思います。


Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

津隈:社会に出てからは、ラジオやミュージカルを始め、色んなことに挑戦してきました。欠けているものを手に入れたら幸せになると思い、一人暮らしをしたり、恋人をつくったり、プレゼン大会で人前で話せる様に頑張りました。でもそれでものすごく幸せになったかと言われるとそうはなりませんでした。欠けているものを追うのでは幸せになれない。それをやり尽くした時に、やりたくないことはやらない様にしようと思いました。
そして、自分のやりたいことではなく、人の応援をし、社会に役立つことをしたいと思いました。

それを考えている中で、同じカウンセリングに通っている友人がラジオのパーソナリティーをやっていて、それを聞いた時にとても心が癒されたんです。自分もやってみようと思いラジオを始めました。正直迷いながらやっています。迷ったり出来ないことがあってもOKだと思っています。

ラジオは出演する人の応援になります。そのラジオをやれていることが本当に幸せです。今ある幸せを数え、今あるものに着目するほうが楽で楽しいと思うようになったのです。


Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

津隈:私はもともと医療の専門学校に通っていました。先生の言うことを良く聞いて、学校の成績は良かったのですが、社会に出てみると現場では全然通用しませんでした。それがすごいショックで「社会に適用できない価値のない人間なんだ」と感じ、そのショックから、22~24才の2年間はひきこもりになったんです。ひきこもりの期間はすごく辛かったです。社会に合わせて生きてきた私には世間体がすごく気になり、ずっとひきこもりでいるわけにはいかないので、はやく社会に出なくてはいけないと思い頑張りました。


Q.読者の方に向けて一言お願いします。

津隈:楽しむ権利は誰にでもありますし、これをしてはいけないなんてことはありません。どんな状況であっても、今の時間を楽しんで欲しいと思います。

記者:ご自身の辛い経験を乗り越えて、津隈さんの今を楽しむ姿がとても素敵だと思いました。貴重なお話ありがとうございました。


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津隈さんの活動、連絡については、こちらから↓↓

Facebook:

【編集後記】
インタビューの記者を担当した森、田沢です。
色んな苦悩を乗り越えて、話される津隈さんのお話は、高さの幸せ成功を求めてチャレンジしながらも今を楽しめない方にはぜひ読んで生き方のヒントにして欲しいと思いました。
今ここの幸せにフォーカスし、その気持ちに素直な生き方が美しいです。
津隈さんのますますのご活躍を楽しみにしております。


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この記事はリライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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