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エンターテイメントで日本の美と感性を追求し人と人が調和する社会を作りたい 上田やすろうさん

日本特有の"美"と"調和"を心がけ、日本文化を新たな形で海外/次世代に発信している上田やすろうさんにお話しを伺いました。

上田やすろうさんのプロフィール
出身地:山口県宇部市
活動地域:神戸市
職業:ライブ配信業.Jappalla Co., Ltd.代表取締役、モデルエージェント事業/エンターテインメント事業/イベント企画運営事業/プロモーション事業/美容事業経歴


Q.夢は何ですか?

上田やすろうさん(以下敬称略):
外国人から見てもかっこいい、きれい。
日本人から見てもかっこいい、きれい。
という日本の美しさの追求と発信です。

日本の歴史をもっともっと外国の人に知ってもらいたいです。日本人以上に日本のことをよく知っている外人がいるけれど、そんな人を増やしたい。そして特に日本の若い子には日本の良さをもっともっと知ってもらいたい。日本人は調和がとれるというけれど、今は調和がとれないようになってきています。「私は私」自己主張も強いです。青少年のトラブルもそれで起こるのだと思います。相手の立場になって物事を考える力、感性が欠落していると思うんです。ここまでいくと社会問題の話になってしまうけれど、この現状も日本の良さを発信することによって改善するんじゃないかなと思うんです。


直感を大事にする

Q今の活動について教えてください。

上田:今、僕自身は本来の感性を取り戻そうとしている期間です。今はバタバタせずに自分の時間をもつこともすごく大事にしているんです。忙しすぎると感性が擦れてしまいますからね。

記者:感性を取り戻すためにしていることはなんですか?

上田:寝る前にドラマと海外の映画を観ることです。観ることで自分の気持ちをリセットできるんです。あとは空や海かな。山口県の海の近くの生まれだったので。

あとは気をつけていることとしては、仕事をしているとビジネスマンでもあるので数字にこだわってしまうことがあります。数字にこだわってしまうと数字で物事を考えてしまったり見えているところだけで判断してしまいいけないと思いました。なので、物事や人に対しても今は直感で結論を出すようにしています。若い人達にも「物事は目で見たらあかん」と言っていますね。

記者:心であったり直感がものづくり、エンターテーメントの精神と感性のもとになっていて今の活動に繋がっているということです。


表現者やエンターテイナーはインターネットから生まれる時代
上田:特に若い人には今はTVやラジオではなくインターネットから生まれる時代になっているから、努力次第だよと言っていますね。事務所の力ではないんです。そして年齢は関係ないです。40代、50代にも頑張って欲しいです。老けていくということは、人間の頭の中で老けていくと思っているからそうなるわけで、それを取っ払えば老けないですよ。スピードです。老いのスピードは遅くなりますから。

記者:なるほど固定概念を取っ払うのです。

上田:感覚と思考さえ変えれば人間どんどん変化できるから。人間がもつエネルギーは果てしないものがあると思うんです。


Q.上田さんご自身が夢の実現に向けて意識して取組んでいらっしゃることや活動指針などありますか?

上田:やったことは消えるので、自分がやったことに対して影響力をもたせてその影響力が残ることが大事だと思っています。

美しさは人間性や生き様から出てくるものだと思うんです。

日本の中から出てくる美と海外の美を観ることを通して、日本の美の神髄を発信したいと思います。

発信することで日本の若い人に感じてもらいたい、気づいてもらいたいことがあります。

僕らの世代もそうだけれど、調和に対して忘れている人が多いと思う。バランスを持てばもっといい方向に行くと思います。

日本の文化の深さ、日本のエンタメは八百万の魂というか、ここまで表現豊かな国はないと思うんですよ。細やかさや深さもダントツだと思います。いろんなものに価値を見出して融合して調和させていく力があると思います。

そんな日本の美を通じて調和を感じ取ってもらえたら嬉しいし、大事にしたいです。

目指しているのは西洋被れでもない、従来のままの日本の文化でもない、その真ん中というか。非常に難しいんですよ。ここに精神性や感性も関わってくるんです。感性はもって生まれたものだとも思います。

若い人達と仕事をしながらそういった感性を引き出してあげられる存在になりたいです。


Q.日本文化にこだわるようになったきっかけを教えてください。

上田:日本の文化にこだわるようになったのはイギリスに行ったときに、イギリスの外観の美しさを感じつつも、日本もすごい素敵な国で日本の魅力も凄く感じました。日本らしさをより一層感じ始めたんです。

記者:どういったところで感じられたんですか?

上田:日本特有の島国の繊細さかな。着物にしてもピチッと着てきれいじゃないですか。海外の民族衣装はそんなにきれいに着なさいとかないじゃないですか。そういった一つひとつのこだわりも日本らしいかなと。

日本人のチャンバラはそんなに動かないけれど、外人のチャンバラはスパンスパンと動く。解釈が違うんです。

西洋はスピードとダイナミックさ。日本は不動心と調和。なので外人から見た日本の美しさを追求しているんですよ。


Q.美にこだわる理由を教えてください

上田:造形物の美しさもありますけど、真(芯)の美しさというのがあるじゃないですか。造った人の思いや歴史であったり、感じ取れば本当に美しいなと思える。

例えば、目に見えるものや耳に聞こえるもので判断するなという部分で、星の王子様の物語があります。視覚的な物が100%ではなく、思いやプロセスが関わっているということです。

記者:目に見える模様や彩りではなくて、その真価を見るということですね。そのように感じるようになったのはいつからですか?

上田:いつ頃だろう・・・。なんでも入り込んでしまう質ですね。

あとは祖母の影響もありますね。お祖母ちゃん子だったので。合気道もやっていたので武道から感じるものもそうだね。

記者:エンターテインメントは見えないものを形にしていく作業かなと思うんですけど、感じたものを形にしたり、形あるものにその真価を見出したりすることがお好きだったんですか?

上田:そうですね。小さいときからモノを作るのは好きで工作とか絵を描いたりするのは好きです。賞も取ったりしてました。


Q.小さい頃の経験と今の上田さんはどのようにつながっていますか?

上田:祖父が芸能に関わった仕事をしていたので、その血を継いでいるのだと思います。祖父は早くに亡くなって僕自身は会ってはいないんですが僕の中では繋がっているんです。

あとは子どもの頃、母に連れられてファッションショーに行ったり、エンターテインメントがもともと好きなんですよ。学生時代にロックバンドのボーカルをやって、ファッション業界に入ってサラリーマンして、アパレルの会社立ち上げてきたんですけど、結局エンタメ業界に戻りました。人生残り僅か、悔いの無い人生を送りたいなと思ったときにここにたどり着きました。自分のやっていることに意義を持たせたいし、何かに貢献したい。そんな思いで今こういうことをやっています。

命の儚さを知ったからこそ

上田:祖母はすごい優しい人でした。吉本新喜劇によく連れて行ってくれました。困った人がいたらすぐ助けてしまう人で騙されやすい人でした。すごい厳しかったですけど、それがあって今の僕があります。僕が繊細なのも祖母のおかげです。人としての生き方を教えてくれたのも祖母です。

3歳の時に祖母の家で裁縫バサミで遊んで手首を切ったんですよ。丁度血管の側で血が大量に出て、ちょっと間違ったら死んでいたかも知れない。おんぶして病院に走ってくれて。

あとは小学校4年生から6年生までの恩師の影響もありますね。3年までは全然勉強出来なかったんですけど、4年からは5番以内になったんですよ。めちゃくちゃ厳しい先生でしたけど、男であればリーダーシップをとれ!という先生で、選挙とか立候補は積極的にやりなさいという先生だったんですよ。素直にそれをやっていました。

それで今の自分がいると思います。その恩師のおかげでぶれることなくこれたというのがあると思います。

祖母が亡くなって、恩師も亡くなって、人生は儚いということを経験しました。

そのおかげで、後悔しない生き方をしたいというのがあります。たった一回の人生、生き様に納得した状態で死にたい。そして、そばに信頼できる人がいるというのが僕の理想の死に方なんですよ。

人生の節目を経て今の自分がこうあれるのは自分自身の思考を変えて来た結果でもあります。


Q.読者の方々にひとことお願いします。

上田:直感を感じてもらいたいです。星の王子様の話で、目で見えたり耳で聞こえるもので判断するのはもったいないし、その中にもっと素敵なものを感じ取れると思います。
あとは
日本を外から見て本当にいい国だなと思ってもらえるようにしたいです。だからって韓国、中国、台湾ってほかの国を否定するのではなくて、海外のよさもわかって受け止めながらザ ワールドワイドでこれからも活動していきたいと思っています。社会にいい影響を与えられる日本人でありたいと思います。


記者:ありがとうございます!

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上田さんについての詳細情報についてはこちら

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Jappalla.Co.Ltd:https://www.jappalla.info/
Facebook:https://www.facebook.com/Jappalla

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【編集後記】
今回インタビューの記者を担当した大槻、森です。
『美』の追求を通して、多くの人が上田さんの感性に触れ感動していく理由が分かりました。とても繊細で日本人の一番深くて美しいところを目に見える形で具現化しているところはとても印象的で、誰もが羨む美しさを持った方でした。
これからのご活躍を期待しております!!

https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36







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