カメラを始めてから今に至るまで。

どーも、Tomokiです。

今回は前回の続きで、大学に入って、カメラを始め、今に至るまでのお話です。


2017年の4月 僕は大学生になりました。
学科はもちろん映像学科。
早く映像を学びたくて仕方ありませんでした。

しかし、ワクワクしていた僕の気持ちも一瞬で消しさられました.......

理由は、3回生になるまではデジタルの映像ではなく、フィルムの映像しかできないとのことでした。

確かに大学のパンフレットには、フィルムを学べるとは書いてましたが、デジタルが3回生にならないとできないことは全くの初耳でした。

僕は絶望しました。何故、今全く需要の無い、フィルムの映像を学ぶのか、理解ができませんでした。

大学に入り、1ヶ月が経った頃、僕はもうこれは自分でやるしかないと悟り、カメラを買い、独学で始めました。

最初は、使い方もわからないままシャッターをとりあえず切ってました。

画質とボケ感に感動していたのを今でも覚えています笑笑

ここからが意外なのが、映像を始める前に

写真にハマってしまったんです笑笑

そこから僕はしばらく写真を夢中で撮っていました。

写真にハマってから自分の見ている世界が一気に変わりました。

何にもないと思っていた地元が、カメラを通して見ると、


一生懸命働く商店街の人々、

世間話をしている近所のおばあさん、

公園で将棋を打っているおじいさん、

野菜を沢山載せた八百屋のトラック、

路地には変な形に曲がったパイプ.......

本当に色んな発見がありました。


それから僕は沢山の写真を撮っていきました。


8月のある日、僕は大学の友人からとある外部サークルに誘われました。

そのサークルは、ファッションイベントを学生のみで運営や企画をするというものでした。

その中に様々な部署があり、そこの制作部への誘いでした。

映像ができるということで良いきっかけだなと思い、入りたいと伝えました。

9月からMTに参加し、本番までの期間、モデル募集や、どういうコンテンツを作っていく等の話し合いをしていました。

それから1ヶ月後.......

制作部に入る条件として、映像の講師の授業を受けるというものがあり、僕はそれに参加することにしました。

11月に最終発表があり、自分の自己PRの映像を制作し、プレゼンテーションをしました。

僕はそこでグランプリを取り、初めて自分の作品が周りの人達に認められ、言葉に表せないほど嬉しかったのを覚えています。

そこから僕は、独学でどんどんいろんな映像を見たり、真似をしたりして自分の作品を制作していきました。

2018年の3月には、Life is Tech!という中高生にプログラミングや映像を教える会社に研修生として合格したので、研修を受け始めました。

チームビルディングやデザイン、アプリ開発などを学びました。

2ヶ月間の研修を経て正式にインターン生としてLife is Tech!に合格することが出来ました。

7月後半から僕はインターン生としてLife is Tech!のキャンプに映像制作コースのメンターとして入りました。

ここまではとても順調でとても楽しく、このままの調子で成長していきたいと思っていました。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

夏休みに人間関係での失敗や沢山の制作を抱えすぎてキャパオーバーし、全く制作ができず、パソコンすら触れなくなりました。

ご飯もほとんど食べることが出来ず、毎日部屋でぼーっと過ごす日が続きました。

こんな自分が日に日に嫌になっていき、自分の存在価値がわからなくなっていました。映像を作る、写真を撮ることが生きがいだった僕が、それをすることが怖くなっていたのです。

そんな僕を助けてくれたのは、親と周りの友達でした。

電話でずっと話を聞いてくれたり、心配してご飯に誘ってくれたりと本当に励みになりました。

感謝してもしきれません。本当にありがとう。

夏休みが明け9月になり僕はやっと、ほんの少しだけ制作に身を置けるくらいにまで回復しました。

最初はパソコンを触るのが怖かったのですが、制作し始めるとやっぱり楽しくて、いつの間にかのめり込んでいました。

そこからどんどん色んな映像を作り、お仕事もだんだん頂けるようになりました。

映像を通して、新しい繋がりもどんどん増えていきました。

去年の12月に僕は、尊敬する映像クリエイターの方に連絡を取り東京まで会いに行きました。

その方は映像会社を大学で出会った友達と立ち上げ、YouTubeコンテンツや、PV、MV、企業案件など様々な映像を制作している会社で、僕はどのように動いていけばその人のようになれるのかを聞いたり、自分の作品を見てもらいました。

まず、作品を見せて返ってきた言葉は、「すごくよく撮れてるし、編集も上手いけど、面白くない」と言われました。

理由を聞くと素人に僕の映像とその人の映像を並べた時に、どっちが作ったのか分からないからだと言っていました。

正直ものすごく悔しかったです。

僕は自分の映像を何度も見返し分析することにしました。

それをしたことにより気づいた点がありました。
それは、僕は映像を見た際これを真似したいと思ったシーンであったり表現、視点、カメラワークをほぼ完璧に真似できる所にありました。

これは自分の強みでもあり逆に弱みでもあると実感しました。

真似が出来たとしてもそれをオリジナルに落とし込むことが出来なかったんです。

それから僕は、ひとつの映像の真似したい部分ではなくいろんな映像の真似したい部分を繋げて新しい見せ方ができるのでは?と思い、いろんな映像を見て、真似したい表現やカメラワークを抽出し、自主制作でそれらを行ってみました。

自分の考えている通り、オリジナルのものが出来上がってました。

これだ!これが自分には足りなかった!

やっと、自分の中にある答えに辿り着き、自分自身で感動していました笑笑

分かればあとは作るのみ!僕はどんどんいろんな映像を制作していきました。

同時にお仕事の数も比例して増えていき、東京へ行かさせて頂く機会も増えました。

今では月1で東京に行ってます笑笑

かなり長くなってしまいましたが、僕が大学入ってからはこんな感じで色んなことがありすぎるくらいありました笑笑

しんどい時は本当にしんどかったですが、その時があったからこそバネにできたなと今になって思えます。

少しは大人になれたってことですかね笑

今があるのも周りの方がいてこそです。

そんな縁にいつも感謝できるようにこれからも制作していきたいです。



それではまた