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NS小説リレー総集編!

こんにちは、友樹です!
この度、「NS応援隊!」を結成しました!
この、「!」までが応援隊の名前なのでお間違いなく。

記事の画像↘︎

NS応援隊では、現在NSクリスマス企画の感想を書くことになっています。
感想を書くために、ひとまず

小説リレー

の総集編を書きたいと思います。
(時系列で並べたいと思います。違うところがあればいってください!)
かなり長いです。

(ひめたん)

12月初め。
私は下校途中のバスの中でスマホを見ていた。
すると、しろくろからLINEがきた。
しろくろ「今度、NS内でクリスマスイベントやらない?」
ひめたん「いいね、やろうか」
しろくろ「ひめたんは参加する?」
私はそれを見て、去年のクリスマスを思い出した。
去年はかなり盛り上がって、楽しかった!
今年はどうしようかな…。
ラスカルとのデートもしたいし、推し活もしたい!
けど、NSにいられるのも後少しだし、今年は参加するか!
ひめたん「参加する!」
しろくろ「参加するんだw 推し活するのかと思ってたww」
ひめたん「ww」
しろくろ「内容何する?」
私はしろくろと内容を相談し始めた。
その夜。
私はしろくろと内容を決め終えた。
ひめたん「よーし! 全力で楽しもうね!」
しろくろ「ww うん」

(美甘苺愛)

(ぜん)前日譚ぜんじつたん

私はしろくろからLINEでこんな文章が
送られてきた。
「もあ、クリスマスにパーティーやるんだけど、
もあって参加するよね?もあの家ってツリー
あったっけ?あるならそこを使わせて
貰えないかな?」

私はすぐに
「良いわよ。だけど、両親が家族など以外を中に
入れるなって言ってるから、ぐ近くの施設しせつ
良いかしら?」

と返答した。

(ひめたん)

12月24日。
今日はクリスマスイブだ。
明日はNSクリスマス! 楽しみ!
私はワクワクしながら、準備をしていた。
ラスカル「本当に楽しみなんだなw 顔に出てるぞw」
私の様子を見て、ラスカルが笑いながらそう言った。
ひめたん「だって、こういう時しか集まれないじゃん!」
ラスカル「まぁそうだなw」
私はラスカルの表情が気になった。
ぱっと見は元気そうだけど、なんか寂しそう…。
私は謝る。
ひめたん「でも…ごめんね? デートに行く約束してたのに…。」
私がしゅんとしながらそう言うと、ラスカルは優しくこう言った。
ラスカル「大丈夫だよ、僕はクラスメイトと楽しんでくるから。 ひめたんも楽しんできな、せっかくなんだし。」
ひめたん「うん! 今度は一緒に参加しようね!」
ラスカル「うん。」
ラスカルと話しながら、私は準備を進めていった。

数十分後。
私は準備を終えた。
気づけばもう夜になってしまっていた。
ひめたん「ふぅ…やっと終わった…! ラスカル、手伝ってくれてありがと!」
ラスカル「うん。 あ、そうだ。 少し早いけど、クリスマスプレゼントあげるよ。」
ラスカルはそう言うと、ラッピングされた紙袋を取り出して、私に渡した。
ラスカル「開けてみて。」
私は袋を開ける。
袋の中に入っていたのは、前に私が欲しいと言ったマフラーだった。
ひめたん「…! マフラーだ! ありがとう、ラスカル!!」
私は笑顔でそう言い、ラスカルに抱きついた。
ラスカル「喜んでもらえてよかった。 じゃ、明日はお互いに楽しもうな!」
ひめたん「うん! またね!」

(美甘苺愛)

当日

私は弥翔を呼んで朝の5:00から借りた部屋の
飾り付けをした。敷地しきちがリビングより広いから
大変だけど、使いやすい。
弥翔は
「あー、ねみー、あかんなー」
と小言を言いながら作業を手伝ってくれた。
飾り付けは1時間後の6:00に終わり、8:00になるまで
私はオペラの練習を、弥翔は仮眠をした。
7:00、友樹が到着。早いけど、彼にとっては
普通のこと。
その45分後、ゆりゆりちゃん、Rihoちゃん、
更に5分後、しろくろとハナちゃん、
丁度にひめたんが到着。そこから
本編スタート(メタ)。精一杯楽しみましょう♪

(ひめたん)

翌日の12月25日。
私は、お気に入りのダッフルコートを着て、ラスカルがくれたマフラーを巻いて、自宅を出た。
今年は美甘の家の近くにある施設でやるらしい。
私は美甘から送られた地図を見ながら、待ち合わせ場所に向かった。
途中、少し迷ったが何とかたどり着けた。
美甘が玄関で出迎えてくれて、施設に案内して貰った。
美甘「はい、到着」
ひめたん「ありがと」
私は土足から持ってきた上履きに履き替え、今回使う部屋に入った。
部屋に入ると、既に今回のメンバー(しろくろ、ハナ、友樹、りほ、ゆりゆり、弥翔)がいた。
皆「ひめたん、やっほー!」
ひめたん「やほーw 皆、来るの早いねw」
私がそう言うと、ハナが悪戯っ子のような笑みを浮かべて言った。
ハナ「ひめた〜ん、道に迷ったでしょ?w」
私はドキッとした。
何でこういう事だけ感が鋭いのかな、ハナは…。
ひめたん「え?w ま、迷ってないよ?ww」
私はとっさに言ったが、ハナは笑った。
ハナ「そんなに焦る必要ないじゃんww …ひめたんが迷うはずないもんね♪」
私が絶対に道に迷ったってわかってるだろ…ハナめ…!
ハナの挑発的な態度にイラついていたその時、しろくろが言った。
しろくろ「はいはいw 2人ともそこまでにしよ。 時間が勿体無いよ。」
流石、副リーダー! 頼りになる!w
私は気を取り直す。
ひめたん「そうだねw …よし、始めようか!」
ゆりゆり「何するんですか?」
ひめたん「カラオケ!」
弥翔「いいっすね!」
ハナ「ひめたんの歌声聞きたーい!」
もうカラオケの準備は、美甘がしてくれたらしい。
ひめたん「歌う順番どうする?」
ハナ「はいっ! 私一番がいい!」
ひめたん「w …後は?」
美甘「私歌う!」
しろくろ「僕も!」
そんなこんなで、カラオケがスタートした。

最初はハナ。
ハナはやる気満々でマイクを持っている。
ひめたん「ハナ、何歌うの?」
ハナ「んーとねー…あった!」
そう言って、ハナが選曲した曲が画面に表示された。
ハナが選曲したのは、ボカロの「ロキ」だ。
ひめたん&美甘&しろくろ「おーw」
曲が始まり、ハナが歌い出した。
ハナ「〜♪〜♪」
私はこの曲を知っているので、曲に合わせて手拍子をする。
私の手拍子に続いて、しろくろ達も手拍子をし始める。
やっぱり皆でやるから、盛り上がるんだよなぁ。
私がそんな事を思っている間に、曲はサビに突入した。
ハナ「〜♪〜♪」
ハナはノリノリだ。
元気だなぁw
ラスサビに入る。
ハナ「〜♪〜♪」
手拍子も合わさり、一体感が出ている。
そんな感じで、ロキは終了した。
結果は…85点!
ひめたん「高っ?!w」
私は思わずそう言った。
ゆりゆり「上手ですね…!」
ハナはとても嬉しそうだった。
笑顔だけは可愛いなぁw

ハナは私にマイクを渡した。
ハナ「次はひめたんの番だよ!」
私は立ち上がり、選曲をした。
どうせならクリスマスっぽいのが良いよね〜。
ということで、選曲は「クリスマスソング」だ。
ハナ「おー、この曲知ってるー!」
上手く歌えると良いな。
私は緊張しながらも、歌い始めた。
練習で上手く歌えなかった場所も歌えている。
このまま乗り切ろう!
私は集中して歌い切った。
結果は…80点!
ひめたん「やった!」
練習では70点台だったから、かなり嬉しい!
りほ「上手だね!」
友樹「上手でビックリした!」
ひめたん「ありがと♪」
次は…しろくろに"あの曲"歌ってもらおうかな〜?ww
私はしろくろに近づいてマイクを渡した。

(美甘苺愛)

本編《Let’s karaoke! Enjoy now!》

友樹「上手でビックリした!」
ひめたん「ありがと♪」
しろくろ「よし、次は僕だね!何にしようかn」
そう、しろくろが言った途端とたん
ひめたんが予約ボタンを押した。
しろくろ「え、ちょっなにってえ、えぇぇぇ!?
初音天地開闢神話はつねてんちかいびゃくしんわ!?え、む、無理だって!?」
ひめたん「え?悩んでるから悪いんだよ?(*^ᴗ^*)」
弥翔「え、悩んでる時間1秒も無かったよな?
さっきの(;・д・)」
Riho「うん…」
ひめたん「さ、どうぞ~(*´ー`*)」
しろくろ「あ、あぁ、2、1、2
運命に選ばれし歌い手、時空をわた
生マレタバカリノセカイ世界ニーウタアタ歌与エヨートっっ!」
ハナ「すっ、すごっっ」
苺愛「ひめたんは後で正式に打ぶちのめすわね」
その後、しろくろは苦戦しながらも、
必死に歌い楽しんだ。
ひめたん「さて、何点かな?」
しろくろ「えーっと、74!…もう1つ歌わせてね」
ひめたん「じゃあ私が選b(((🍩」
ひめたんがiPadを取ろうとする寸前に私は
事前にショルダーバッグに用意しておいた
シュガースノードーナツをひめたんの口に
押し込んだ。
苺愛「おだまり。しろくろー、好きな曲で
良いのよー。おさえておくからー」
しろくろ「あ、もあ、ありがとっ」
ハナ「wwひめたん?これ以上足搔あがいても
無駄むだだぞー?w」
ゆりゆり「あはは…(笑)で、しろくろさん、
何を歌うんですか?」
しろくろ「はいっとー、僕が歌うのはー?
ブラッククリスマス✨」
友樹「ぃよっ!👏」
苺愛「頑張って😃」
しろくろはまたマイクを手に取り真剣に歌う
しろくろ「~♪~♪」
Riho「すごっ」
ラスサビに突入し、最後まで
しろくろは悠々と歌いきった。
しろくろ「さて、点数は…85だ!」
弥翔「すげーな!」
ひめたん「流石しろくろだよね~」
ゆりゆり「ですね~(๑'o'๑)」
苺愛「さて、次は友樹じゃない?」
私は次の人友樹に歌うようにうながす。
友樹「やな!ボクが歌うのは、パプリカ!」
ハナ「お、メジャー来たっ!」
友樹「それじゃあ、コホンっ
曲がりくねりはしゃいだ道~」
友樹のコーラス声が響ひびきだした。
私は友樹の声が好き。癒いやし。ブルーな気持ちを
暖あたためてくれるから。
そう思っているうちにひめたんが無意識なのか、
合いの手で歌い始めた。
それにつられて私も、ハナちゃんも、しろくろも、
ゆりゆりちゃん、弥翔、Rihoちゃんも歌い始めた。
何時いつの間にか友樹は、奇跡を起こしていた。
そんなうちに、曲は終わっていた。
友樹「点数、87!」
Riho「高くないっ!?」
ゆりゆり「ですよね!(`・д・´)」
苺愛「ええ、友樹は天才なのよ。生まれ持った
才能、なのかしら」
友樹「コラコラコラコラーっ!!!」  ┐
苺愛「ちょっ、首掴つかまないで!?窒息死ちっそくし ※
するわよ!?まあ、別に良いけれど(?)」 ┘
日常茶飯事にちじょうさはんじです。運夢急行車ジェットコースターですから。ええ、
そうですとも。私達は運夢急行車ジェットコースターです。←何これ

ハナ「いや駄目だめだから!」
ひめたん「次、美甘でしょ」
苺愛「あ、そうね。谢谢シェシェ
私は気を取り直してコントローラーを手に取り
曲を探し始めた。
苺愛「私は…ニジイロストーリーズを歌うわ」
ひめたん「お、プロセカっ」
苺愛「いくわね」
マイクを手に取り歌い始めた。

🎅ニジイロストーリーズ(OSTER project様cover)🎄
私は元キーで歌う。だから、男声パートも。
お、きたわねっ
苺愛うつむく涙、落ちて弾けた小さな虹♪
移したクラウンー」
ゆりゆり「(え、そ、そんな声、出せるはずが)…😲」
弥翔「……(ヒッ)」
友樹「(どうしたんだ~?弥翔、大丈夫か?)」
弥翔「(Yes-man)」
Riho「(心配なんだけど…)」
サビ、突入
苺愛「~♪~♪」
そうすると、私が事前に用意しておいた楽器
(鈴やタンブリン等など)を皆が取って、演奏し始めた。
私は一体感を味わいながら盛大に歌いきる。
ゆりゆり「結果…92!?」
苺愛「あ、大体これ位の点s」
弥翔「貴方あなたはドッペルゲンガー
ですか?(ガクガクブルブル」
震えながら弥翔が言う。
苺愛「あ、地声解放したから。男声の方の声だと
弥翔になるのよね~」
ハナ「いやぁ、びっくりしたぁ~」
しろくろ「凄いよね!しかも90越えだし」
ひめたん「想像を超えた…」
友樹「今度からボクのこと天才って呼ぶの
禁止な?」
苺愛「敬わせて。お願い。ふぅ、
いやぁ、楽しい!あ、次ってRihoちゃんよね?
宜しく~」
Riho「うん!」
苺愛「ふふっ」
皆、今日は此処ここに来てくれて谢谢シェシェ♡♪

(しろくろ)

とうとうカラオケも後半になってきた。

次に歌うのはRihoちゃん!

さぁ、どんな歌を歌ってくれるのかな?

そうしているうちにRihoちゃんは曲を入れたみたい。

曲に合わせてRihoちゃんは歌い始める。

Riho「〜〜〜〜〜〜〜♪」

しろくろ「わぁ、上手……!」

思わず声が出てしまう。

もしかしてNSのみんな、歌上手いな?

そう思っているうちにRihoちゃんの番が終わる。

しろくろ「とっても上手だった!」

弥翔「すごいっすよ!」

ハナ「綺麗な歌声!」

僕に続いてみんなも感想をのべる。

Rihoちゃんは照れながらも笑っていた。

そして次はゆりゆりちゃん!

ゆりゆり「ーーーーーー♪」

ゆりゆりちゃんは可愛い声で歌っている。

苺愛「とっても可愛い声だわ」

ひめたん「NSすごすぎない?」

友樹「すごいと思います」

そして弥翔の番!

弥翔「〜〜〜〜〜〜〜〜♪」

ゆりゆり「やっぱりさすがですね」

Riho「お上手!」

そして、時間が来るまでみんなで歌ったのであった。


しろくろ「あー!歌ったね〜!」

ハナ「うう、声があああ」

ひめたん「いや、出てるじゃん」

苺愛「たしかに」

そんな話をしながら向かっているのはデパート。

今から買い出しをしに行くのだ。

着くとひめたんが説明を始める。

ひめたん「ここでは買い出しをします!彼氏とか友達とかにあげるものを買ってください!NS内で交換してもいいよ!」

ひめたん以外「了解でーす!」

ひめたん「じゃあ、解散!後でね〜」

その声と共にみんなは別の方向に行く。

僕が向かったのは手芸店。

元々作ってきたものに最後の飾り付けをしないと!

しろくろ「すみません、お花のワッペンってありますか?」

店員さん「はい、こちらです」

しろくろ「ありがとうございます!」

僕は10分ほど悩んで人数分のワッペンを買う。

そして近くのカフェで作業をしていると。

ひめたん「あれ?しろくろ、なんでカフェにいるの?」

しろくろ「お!ひめたんちょうどいい!これどうぞ!」

そう言って僕があげたのはティッシュカバーだ。

表にはさっき買ったワッペンがついている。

ひめたん「え!?こんなの作ってたの!?ありがとう!」

しろくろ「喜んでくれたなら何よりだよ!」

そう言って僕はティッシュカバーを袋の中に戻す。

ひめたん「もういいの?」

しろくろ「あ、うん。もう終わったから大丈夫だよ」

ひめたん「はや!相変わらずだね」

僕はひめたんと別れ、お店をまわる。

本屋があるなら本買わないとねー!

そういえば他のみんなは何してるんだろう?

後で聞いてみよーっと!

そんな感じでまだまだ楽しい1日が続くようです!

(落葉友樹)

俺が向かったのはケーキ屋。
いや、俺そんなリアルで友達居ねえし、NSメンバーもちろん友達だと思ってる・・・が皆んなの好みが分からない。
ので、取り敢えず皆んなに配るケーキを買おうと考えた。

俺は甘い物の違いが分からねえ。
甘いお菓子は、自分が夢見る少女の時以外は拒否。
だし、外に出れば何が起こるかわからないので苺愛と一緒に出掛けた。

苺愛はもう一つの名前がmacaronだし、マカロンが好きなんだからケーキも詳しいかと思った。
それと、同じ合唱団で俺がどんな時にパニックを起こすかも知っている(と思いてえ。ほんまはほぼ知らん)。

目指す店を前にして俺は身構えた。
かなり混んでいる。
俺は人混みが苦手だ。

何故か今日の俺は人混みは平気みたいだ。
普段はマジで無理だ。
しかし、空気が悪いのとかなり待たなければいけないのは確かだった。

友樹「・・・おい」
苺愛「大丈夫?友樹?並べる?」
友樹「いや、これ、人混みは良いけどよ」
苺愛「良いの!?大丈夫!?もしかして・・・替え玉!?」
友樹「な訳有るか。」
苺愛「取り敢えず、他のとこ行こ」
友樹「いや、意地でも俺は並んでやる!」
苺愛「友樹の‘意地’は『無理をする』って事だからね〜危険だよ?」

それもそうだ。
と口に出せない位、既に動悸が激しい。
空気が悪すぎる。

ラットモの脚がだんだん怪しくなる。
当然、ケーキやマカロンを買うのは諦めた。
そして自然な流れで二人でデパートを出る。
と言っても、苺愛の肩に滅茶苦茶体重をかけてしまった。
今から考えるとなんだか申し訳ない。

都会の筈なのに、何故か直ぐそこにいかにも古い駄菓子屋を見つけた。
俺はこの手の店の方が慣れている。
俺が迷わず入ろうとすると苺愛は当然驚く。

苺愛「えっ、ちょっ、友樹ぃ」
友樹「あ、駄菓子じゃ駄目?」
苺愛「いや、貴方、気が変にでもなった?」
友樹「いや、普段・・・
  俺の行ってる駄菓子屋と
  ・・・雰囲気似てるし・・・
  ここで良いかなって」
苺愛「友樹が駄菓子屋行く・・・?意外。・・・私は駄菓子屋って初めてかも」
友樹「うおっ!?まじか!?」

そして山のような駄菓子を持って店を出る。

苺愛「第一、勝手にデパート出て良かったの?」
友樹「時間までに戻れば良いっしょ」
苺愛「時計持ってんの?私も友樹も腕時計ないみたいだけど?」
友樹「ジャジャジャジャーン」

俺は目覚まし時計を持っていた。
俺は学校を含めどこに行くのにも目覚まし時計を持っている。
理由は、自分が変人でいる為・・しか、浮かばない。

しかし、この目覚まし時計、外で使うのも見せるのもこれが初めてだ。
そうだったら、今まで何の為に持っていたのか。

しかし目覚まし時計はとっくに電池が切れていて有り得ない時刻を差していた。
家を出た時は動いてたのに!

・・・やばい。
そう思って、二人で猛烈に走ってデパートに戻る。
猛烈なスピードのままとりあえず目についた本屋に入った。
誰かが直ぐに見つかれば良いが、、、。
もし時間を過ぎていて、怒られたらどうしよう。

本屋に入るとしろくろさんがいた。

友樹「お!しろくろさん!お疲れ様です!」
しろくろ「いや別に僕は疲れてないけど・・・
    それより、苺愛は大丈夫?」
友樹「苺愛ぁ〜やっぱ体力無さ過ぎw」
苺愛「ひいぃ、っはあぁぁっ、友樹、元気っやばいw」
友樹「俺は持久走、学年最下位だがw
  年下にも負けてる」
苺愛「な訳有るか!?」

するとひめたんと弥翔が入ってくる。

ひめたん「えー?苺愛ちゃん大丈夫?」
弥翔「苺愛あぁぁ大丈夫か!?」
苺愛「うん、もう落ち着いた」
弥翔「何でラットモと苺愛がそんな走ってたんだ?」
友樹「今、何時・・・?」

いつの間にかハナもいたようだ。
ハナ「あと20分あるよ!どっか行こ!」
苺愛「じゃあケーキ屋行きます?」

ケーキ屋は皆の目の前にあった。
そして今は見事に空いている。
本屋とケーキ屋が向かい合わせなんて、変な感じしかしない。

ケーキ屋の中に入ると、なんと・・・
りほさんとゆりゆりさんが仲良くケーキを選んでいる。

りほ「おー!みんな揃ってるね!」
ゆりゆり「なんかみんなそろっちゃいましたね!」
友樹「全く、NSのお前らどんだけ気が合うんだよw」

なんだかんだ、みんな揃ってしまった。
自由行動だった筈なのに。

マジで、NSは幸せな場所だ。
右足を上げて一回転出来るような場所。

ああ、例えがおかしい。
でも。
こんな変人の俺も。
合唱団内ではかなりの変人の苺愛も。
そのまま受け入れられる場所だ。
もっと仲良くなろうぜ、お前ら。

(Riho)

「じゃー次はどうしよっか?」
「そろそろごはん食べに行かない?」
「賛成!!!!!」
一番に声をあげたのはもちろん私!私たちが行ったのはファミレス。結構みんな悩んでるなー。
「何にする?」
それはもちろん
「オムライスとミートソースとハンバーグにドリンクバー!」
みんなの視線が集まる。
「凛歩は大食いなんだからー。」
ハナの声でドッと笑いがおき、
「しらなかったー。」
「そうなんだー。」
苺愛さんと弥翔さんも話しかけてくれる。今まで話したことなかったけどとても面白い人だった。
そんなかんなでゆりゆりさんと一緒にお話ししながら美味しいごはんを食べ始める。
今までハナやひめたんとしか話したことなかったけどみんなすごくいい人だなー。つくづくNS最高って思っちゃった。
「おいしい♥️♥️♥️」
こしあんちゃんが食べているのはステーキ?!?!美味しそう!
みんなで楽しめてよかった!

(相賀弥翔)

Part.1

皆「ご馳走様でした!」
ハナ「いやー美味しかった美味しかった!」
ゆりゆり「それなですw後は凛歩さんの
食べっぷりが凄かったw」
凛歩「いやだって!美味しい物は
美味しいんだもん!」
ひめたん「えー、皆さん聞いてください!
次は遊びです!」
ラットモ「よっしゃ!」
苺愛「STOP友樹、レストランで暴れないで」
えー、至って冷静な苺愛である。
しろくろ「まあ、そういう事だから、1回施設に
戻ろうか。」
皆「はーい」
皆が食事を終了し、施設に戻る。
ひめたん「まず最初は…(しろくろ、用意)」
しろくろ「(ok)」
すると、例の《ブツ》が起き上がり、
ペッ◯ーくんと同じ要領で話し始めた。
《ブツ》「メリー…クリ…ス、マース…」
弥翔「ゑ」
ハナ「あ、ヤバい!」
ハナは背中に凍てつく恐怖を覚えたのか、
施設の部屋の倉庫に駆け込んだ。
ゾンビロボット「ワテ、ゾンビロボット。名前、
ゾンゾン丸と申ス。」
ラットモ「ふっハハハハハハハハハwwwww」
ゆりゆり「あ、まさか、あの時の?ww」
凛歩「あの時のって?」
説明しよう!あの時の、つまり、ゾンビロボットの
ゾンゾン丸とは、あのハロウィン小説リレーの時に
ゆりゆりを怖がらせ、ハナを追いかけ回し、
しろくろが電源を切れ忘れた弥翔の回にて現れた
ゾンビロボットなのである!いやー、とは言え、
こいつに名前付いてたんy(((天打撃
弥翔「ほら、noteの記事に上がっとる
ハロウィンのロボ。」
苺愛「あぁ……って、え?ま、まさかそいつに
追いかけられる…とか、言わないわよね…?」
ひめたん「大丈夫。今回はだるまさんの一日の方
やるから。」

派生した遊びである「だるまさんの一日」と呼ばれるゲームも存在する。
基本的なルールとしては当該グループで行われる「だるまさんが転んだ」に準じて行われることが多いが、掛け声が『だるまさんが○○(「ご飯を食べた」、「寝た」等何らかの行動が入る)』となり、参加者側は通常と異なり停止ではなく『○○』に入る行動の演技を要求される。
従って、指示にもよるが必ずしも静止する必要はなく、あくまで演技であるため意に反した行動[注 7]をとる必要はない。
こうした違いがあるため、鬼は『動いた者』ではなく『指示した行動の演技に見えない者』を捕まえていくことになるが判断基準として難しく、どちらかと言えば如何に上手く(あるいは面白く)演技をするか、もしくは鬼が如何に意表を突いた指示を出すかという遊びになることが多い。

Wikipedia だるまさんがころんだ だるまさんの一日より前略抜粋

苺愛「あ、あぁ、ok。」
ひめたん「だから皆、始めの位置に着いて。」
皆「おー!」
皆が始めの位置に着く。
ゾンゾン丸「ソレデハ、始メマス。
始メノ一歩。」
ドンッ
ゾンゾン丸「ダルマサンガ、寝テイマス」
皆「すやぁ~(^-^*)」
ゾンゾン丸「クリア。ダルマサンガ、起キタ。」
ハナ「おっはよー!」
凛歩「おはよ~!」
人それぞれおはよう違うな~、面白ぇ…
ゾンゾン丸「クリア。ダルマサンガ、
歯磨キシタ。」
皆「ゴシゴシゴシゴシ」
ゾンゾン丸「クリア。ダルマサンガ、……」
着々とクリアしていく。
何回か続いた時、
ゾンゾン丸「ダルマサンガ、オ茶を飲ンダ。」
皆「ズズズーッ」
しろくろ,ラットモ「ふぅーっ、ふぅーっ」
ゾンゾン丸「シロクロ、友樹、アウト。」
ラットモ「え!?」
しろくろ「あ、思い出したw一日は
捕まりにくいから最低限の動作じゃないと
アウトになるようにしてたんだw」
ゆりゆり「えっ…」
ひめたん「うん。皆、気を付けてね~w」
苺愛「なんて鬼畜なっ…(^-^;」
しろくろとラットモがはけ、また続く。
この後、苺愛が捕まり、その次、
ゾンゾン丸「ダルマサンガ、2人デ話シタ。」
やっほー!ねぇねぇ、
皆誰かと話し始める。……なんか弥翔…あ、アウトy(((
ゾンゾン丸「弥翔、アウト。」
……くっ!!!!!!
ちな、このロボのだるまさんの一日ルールでは、
ロボの背中をタッチした順に順位が出てくる。
今回は1位が凛歩。めっちゃ早かった。
2位がゆりゆり、3位がハナ、4位がひめたんで、
それ以外は圏外。ひめたんが勝ち負けに
固執しないのは意外だった。

Part.2

しろくろ「はーい、次は、ウィンクキラー!」
ラットモ「ウィンクキラーって何?」

「主犯者」「共犯者」は、「一般市民」に対してウィンクをすることで「殺す」ことができる。「主犯者」と「共犯者」は、他の「主犯者」や「共犯者」は「殺す」ことができない。
「一般市民」が「主犯者」か「共犯者」にウインクをうけて「殺されて」しまった場合には、しばらくして「殺された」ことを宣言し、トランプをひっくり返すなどしてそれを示す。その宣言までは、5秒くらいの間をおき、ウインクではなく、顔を合わせたことだけで犯人を見つけるヒントになってしまうことを避けるようにする。「殺された」場合は、そのゲームが終わるまではゲームに復帰することはできない。
「一般市民」は、ウィンクをして他者を「殺す」ことはできない。逆に「一般市民」は、「主犯者」や「共犯者」に「殺され」ないように、目をそらしつつ「主犯者」を探すのが目標となる。もし「主犯者」らしき参加者を見つけた場合には、「告発」などと言いつつ手を挙げ「主犯者」の指名に挑戦することができる。しかし、その場合には他の者が保証人となることが必要となり、保証人となろうとする者は「告発」があった場合には、「同意」などといい同じく手をあげる。そして「告発」をした者と保証人とでタイミングを揃えて「主犯者」と思われる人を指でさす。二人が同じ人を指差した場合は、さされた人はカードを表にしゲームから離脱する。異なる人を指した場合は「告発」をした人が脱落する。そのため「告発」した者は、保証人と一致しそうにない場合は、「却下」などといって「告発」を取りやめることもできる。
二人に指を指された人が実際に「主犯者」の場合には「主犯者」が検挙されて敗北したものとして、ゲームが終了する。もし「主犯者」ではなく、「共犯者」や「一般市民」だった場合は、その者が「殺されて」ゲームから脱落するだけで、ゲームは続行される。「一般市民」が全て「殺されて」しまった場合に、「主犯者」「共犯者」の勝利となる。

Wikipedia ウインクキラー ルールより前略抜粋

(今回は、告発は全員一人で出来るルールだ。)

ハナ「うん。陣営ごとに可能なアクションが
違うから気を付けてね!」
それぞれ役職が告げられた(適当だなおい)。
ゾンゾン丸「ソレデハ、スタート。」
皆「……」
皆「……」
皆「……」
ラットモ「コラコラコラコラー!!!!!!話そうぜ?皆!」
ハナ「確かにこんなに静かだと
つまんないもんね!」
凛歩「じゃあ、私から話題出すね!皆
好きな色は何?」
ゆりゆり「ピンク色です♪」
ハナ「私もー!」
苺愛「私も同じく(*^^*)」
しろくろ「いやー、僕は名前の通りだよw」
凛歩「黄色好き!」
ラットモ「特に無し!w」(ラットモ訂正あれば
申し出ろ。)
ひめたん「私は水色(๑'ᴗ'๑)」
と、言っていった。
弥翔が
弥翔「いやー、弥翔はr」
と言いかけた瞬間、
ゾンゾン丸「ユリユリ、脱落」
皆「え」
ハナ「ヤバいヤバい、キラーの目星付けないと!
あ、」
ゾンゾン丸「ハナ、脱落」
ひめたん「いや本当マジヤバいって」
凛歩「とにかく、真剣にやらないと…!」
因みに制限時間は残り1人で残り2分だ。
いや、何せ8人しかいないんよ。はよ見つけんと
次死ぬかも知んねーやん。
と思った時、
しろくろ「告発!」
ゾンゾン丸「疑ワシキ人物を指名セヨ」
しろくろ「疑わしき人物は…苺愛!」
苺愛「あ、…That’s right.」
ゾンゾン丸「苺愛、脱落」
苺愛がはけた。そうするとあのロボが
ゾンゾン丸「残リ一人。2分、カウント、
スタート。」
いよいよ全員真剣になり、無言の圧(?)がかかり、
緊迫感が走る。
ゾンゾン「シロクロ、脱落」
うっそーん!?
ゾンゾン丸「残リ、1分。」
ヤバいヤバいヤバいヤバい!見つけないと
苺愛達が勝ってまう!
ゾンゾン丸「友樹、脱落。残リ30秒…15,14,…」
ちょま!?無理無理無理無理無理だって!?
ゾンゾン丸「3,2,1」
ひめたん「告発。」
ゾンゾン丸「疑ワシキ人物を指名セヨ」
ひめたん「凛歩」
凛歩「お、お~!」
ゾンゾン丸「凛歩、脱落。全テノキラーガ
脱落シタ。ヨッテ、市民サイドの勝利。」
ハナ「すっっご!?」
苺愛「リーダーと副リーダー、恐るべし…」
凛歩「いやー、負けちゃったwって言うか、
苺愛さんめっちゃウィンクするよねw」
ゆりゆり「ですよねw流石にやり過ぎw」
苺愛「下手だから、練習と混同させてたの(笑)」
いやいやいや、だとしたら露骨過ぎるわΣ(・ω・ノ)ノ
ラットモ「いやー、でも凄かったなあw」
しろくろ「凛歩さ、怖すぎない?w」
凛歩「嘘!?wそんなに?w私は全然睨み
付けてたりしてないよ?ww」
弥翔「いやー、弥翔なんの活躍もしんまま
勝ってもうたで?w」
ひめたん「あ、本当だ」
ラットモ「オラー!ww」
しろくろ「あんまりだーww」
ゆりゆり「あははw」
この後、しろくろはきちんと、ゾンゾン丸の
電源を切り、着替えに移った。
ひめたん「最後、ファッションショーしよう!」
皆「イェーイ!」
皆が盛り上がると、ひめたんは
倉庫に移動した。
ひめたん「それでは、移りましょう。1番手!
私!」
ひめたんはYシャツと前箱ヒダスカートの上に
赤いケープを羽織ってサンタ帽カチューシャを
付けた、所謂、なんちゃって制服。
ゆりゆり「か、可愛い…!」
ハナ「プレッピーで真面目そう!」
ひめたん「真面目そうとかいう新しい服の
褒め方w」
ハナ「www」
ひめたん「で、次、苺愛だよ。」
苺愛「了解」
ひめたん「続いては、苺愛!」
苺愛はワインレッドの白丸襟ブラウスに
黒チェックのニッカポッカ・パンツの貴公子風に
シュシュで髪を結っている。
ラットモ「いかにも苺愛らしいな!」
苺愛「苺愛らしいって何よ(笑)」
凛歩「パンツが中世を思わせますね!」
ひめたん「次、しろくろね~」
しろくろ「はーい」
ひめたん「次はしろくろ!」
しろくろは一見黒と白のチェックの服に見えるが、
所々クリスマスモチーフのワッペンが
貼り付けられてポップになっている。
弥翔「なんか、な、なんか、素敵だ」
ひめたん「語彙力wしろくろは何着ても似合うよね」
しろくろ「有難う(^^)次、友樹さんじゃない?」
ラットモ「ありがとう!行くわー」
ひめたん「続いて、友樹!」
ラットモは半袖短パンという、クラスに1人はいる
という、アレ。に、髪をカールして、キャップを
被っている。
しろくろ「ww調和してるwww」
凛歩「元気な感じ…!」
ラットモ「ありがとな!」
凛歩「次は私だね!」
ひめたん「早くも折り返し。次は凛歩!」
凛歩さんはAラインのワンピースにベージュの
ストッキングと星柄のレッグウォーマー、コートを
上から羽織ってパンダ耳というまるでど◯ぶつの森
のようで可愛い。
ハナ「センス良いね!」
ゆりゆり「森ガールみたいな穏やかな雰囲気が
癒やしのような…」
凛歩「い、癒やしだなんて、そんな…✨」
ゆりゆり「いよいよ、私の番ですね!」
ひめたん「うん。お次は、ゆりゆり!」
ゆりゆりはテディのプリントがしてある赤い
トレーナーに、緑のガウチョを合わせ、雪の
チャームのヘアピンで髪を留めている。
ひめたん「似合うの皆分かり過ぎね?✨」
弥翔「やっぱ皆可愛すぎね?」
苺愛「それね。羨ましいわ✨次は弥翔ね?」
弥翔「あ、そっか」
倉庫裏にすりかけ足で入る。
ひめたん「次は、弥翔!」
弥翔はドットスカンツonストライプシャツに
ベストを着た、ストリートプレッピーっての?
(知らんけど)に柊の飾り付きの眼鏡を掛けた。
ラットモ「え、意外やー!似合っとるで(`・д・´)」
しろくろ「イメチェンしてる!別人みたい!」
弥翔「そんなに!?」
ひめたん「(ハナ~)」
ハナ「(あ、ごめん!)」
ひめたん「最後はハナ!」
ハナはサンタの顔が上にひょこっと見える
パーカーにティアード・スカートのひらひらが
際立ち、リボンは緑になっている。
ひめたん「え!?可愛いかよ(o´∀`)b」
しろくろ「ハナのセンス抜群過ぎる!」
ハナ「有難う(*'▽'*)」

そんなこんなで、ファッションショーも楽しく
終わった。
皆の事を沢山知れて、嬉しかった。
NSの暖かみに、弥翔の心までも暖かくする、
なんかミソがあるのかも知れない。
まだ、いれる期間は長いから、
探って、見つけてみせたい。

(ハナ)

私たちはファッションショーを終えて、一度、施設の部屋に戻って来た。

時計は4時30分を指していた。

みんなはソファーに座って会話したり、写真を撮ったり各々が個別に楽しんでいた。

私はなんとなく疲れたので、窓の近くのソファーに座る。

ハナ
「クリスマスも終わりが近づいてきたんだな…」

ぼんやりとそう呟く。

ガヤガヤしていてみんなには聞こえてなかったぽい。

私は賑やかなパーティー会場をぼんやりと見回した。

こんなにも楽しい時間はあっという間に過ぎていくんだね…

パーティーが始まるまでの待ち遠しさは本当に長いのなあ…

私は少し悲しくなってきた。

それにしても、みんなの洋服めちゃんこ良かったなぁ…

NSの人ってもしかしておしゃれさん?

いや、もしかしてじゃなくて絶対におしゃれ!

洋服、どこのお店に売ってるんだろう。

ハナ
「ねえねえ!みんな、その洋服どこに売ってるの?w」

私が皆に聞いてみると、苺愛ちゃんが答えてくれた。

苺愛
「あー。行きつけのお店があるのよね。そこのお店は可愛い洋服が沢山売ってるわよ。今度、一緒に行かない?」

そうにこやかに笑う。

ハナ
「え!?いいの!行く行く!」

苺愛
「そうね。いつ行こうかしらね。」

苺愛ちゃんのちょっとロリータ系の可愛い服が売ってるのかなー?

私も可愛いお洋服大好き!

弥翔
「お、今度苺愛の好きな店行くのか?弥翔もついて行っていいか?」

と弥翔さんも乗り気だ。

弥翔さんはカッコイイ系の服かな?

私はあんまりカッコイイ服持ってないけど、
今度カッコイイ系の洋服、挑戦してみようかな…?

苺愛
「そうね。みんなで一緒に行くならまた別で企画しましょうね!」

弥翔
「そうだな!」

すると、パーティー会場に、スマホのアラーム音が響いた。

アラーム
「ピピピピピピ♪」

全員が音のする方へ目を向けた。

苺愛ちゃんが机のスマホを取って、アラームを止めた。

苺愛
「あ、これ私のスマートフォンだわ。会場予約時間の1時間前に設定しておいたのよね。そろそろ時間だから、後片付けをしましょ。」

ああ、もうそんな時間なんだ。

やだなあ…

ゆりゆり
「もう終わりなんですね…ちょっと寂しいです…」

ゆりゆりちゃんは少しうつむく。

ハナ
「えー!もっと私も遊びたかったー!ひめたんー!何とかしてよ!(棒)」

私の勘が、まだこれで終わりじゃないって言っている!(なんとなく)

私はひめたんをチラッと見る。

ひめたん
「ハナってそういうのは勘鋭いよねwそうだよ、まだラストセレモニーがあるからまだ終わらないよ。」

友樹
「おお、ラストセレモニーか。ちょっと楽しみだな。」

Riho
「ラストセレモニーだからどかーんって感じなのかな?」

2人もニコニコしながら言う。

ひめたん
「それは見てからのお楽しみ!」


しろくろ
「6時30分から始めたいから急いで片付けてー!」

しろくろの声掛けでみんなは一斉に片付けを始めた。




後片付けを終えて、施設から出ると、もう外は薄暗くなっていた。

ハナ
「ラストセレモニーー!」
私は今にも枯れそうなガラガラ声で言った。

カラオケでのど、痛めちゃったかな。

ハナ
「次、どこ行k…げほっげほっ…」

私は咳き込んでしまった。

苺愛
「ハナちゃん、大丈夫?」

苺愛ちゃんとゆりゆりちゃんは心配そうに言った。

ハナ
「うん。大丈夫!カラオケの後は毎回こうなるんだよねー。」

私は近くのベンチに座った。

ゆりゆり
「無理しないでくださいね。」

ハナ
「うん。心配かけてごめんね!ちょっと疲れちゃったからここで休んでもいい?」

弥翔
「そっすね。結構歩いたし、休みますか!」

すこし、この広場で休憩することになった。

全員、近くのテーブル付きベンチに座った。

みんなも結構疲れてたのかな?

ひめたん
「大体、ハナは騒ぎすぎなんだよww小学生か!www」

ハナ
「むーっ!違うもん。」

私は、ほっぺたをぷくーっと膨らませた。

ハナ
「大体、カラオケしようって言ったのはひめたんじゃん!ww」

ひめたん
「それとカラオケではしゃいだこととは関係ないでしょwww」

ハナ
「なんだとおー!?」

私は椅子から立ち上がって、
ひめたんに飛びかかり、
ひめたんの脇をくすぐった。

ハナ
「とりゃーっ!」

ひめたん
「ハナっやめろ!wwwくすぐったいっ!ww」

ひめたんはくすぐったそうに笑っている。

私は楽しくなってまた脇をくすぐる。

ひめたん
「はははっwwwは…wwなwwやめて…www」

ハナ
「やーだねっ!ひめたんが謝まるまで止めないもん!」


友樹
「止めなくていいんですか?」

隣の机に座っていた友樹さん達が
傍観している。

しろくろ
「あれは放っておいて大丈夫なやつだよww」

しろくろも面白そうに見ている。

ゆりゆり
「ふふふ。どっちが子供なんだか。」

ゆりゆりちゃんもクスッと笑う。

苺愛
「仲良いわよねー。あの2人。」

ひめたん&ハナ
「それは絶対にない!!」

私達はしろくろ達の方を向いて言った。

2人の声がぴったりハモった。

りほ
「息ぴったりww」

弥翔
「これが犬猿の仲っていうんっすかねww」

ひめたん
「たしかにハナ、猿みたいだしねwww」

ひめたんがまた喧嘩を売ってきた。

また くすぐって欲しいのかなww

ハナ
「んー?なんだとーっ!」

私はひめたんに飛びかかろうとした。

りほ
「でもハナ。喉痛いから休憩したのにまた騒いで大丈夫なの?」

りほが心配そうな顔で私を見ていた。

ハナ
「…あ。」

私はその場で固まってりほの方を向いた。 

そういえば喉が痛くって休憩したんだっけww

でも喉はもう痛くない。

ハナ
「もう喉治ったかも…w」

私は苦笑いをする。

りほ
「えー!?もう治ったの?w」

とりほは私の顔を覗く。

ハナ
「きっとみんなのお陰だよ!」

私は微笑んだ。

ゆりゆり
「じゃあそれはNSパワーですよ!ww」

ゆりゆりちゃんが笑って言った。

友樹
「NSパワーですね!w」

苺愛
「NSの力ってすごいわねーww」

しろくろ
「www少し飲み物でも飲む?セレモニーまでまだ時間あるし、ハナも喉良くなると思うよ。」

しろくろがそんな提案をした。

ゆりゆり
「賛成です!」

ハナ
「賛成賛成!」

弥翔
「うし。じゃあコンビニで買ってくるか!着いてくる人!」

弥翔さんが元気よく言った。

しろくろ
「はいっ!」

ハナ
「私も行くーっ!!」

私も負けずに元気良く手を挙げた。

弥翔
「よーし!目的地はあそこのコンビニ!行くぞ!」

しろくろ&はな
「おーっ!」

私達は、みんなの飲み物の希望を聞いて先頭の弥翔さんに着いていくように
近くのコンビニに向かう。

弥翔
「もう一年も終わりっすねー」

弥翔さんが頭の上で腕を組んで言った。

しろくろ
「そうだねー。今年はあっという間だったよ。」

しろくろも微笑む。

ハナ
「今年はみんなと沢山会えて嬉しかった!」

私は弥翔さんを抜かして2人の前にドンと立つ。

そして200メートルくらい先にあるコンビニを指差して言った。

ハナ
「よーし!コンビニまで競争だよーっ!ビリの人が飲み物代全額負担!よーいスタート!」

私は勢いよくコンビニまでダッシュした。

しろくろ
「え!ちょっとまって!急すぎるwwって飲み物代全額負担!?」

弥翔
「やべえ。奢りは流石にきついっすwww」

2人の声が後ろから聞こえた。

私が少し振り向くと、2人は本気でダッシュしている。

ハナ
「え!?早っ!?」

私との距離がだんだん近くなっている。

ヤバいヤバいヤバい!

私はスピードを上げて、全力で走った。

残り20メートルくらいで弥翔さんとしろくろに並んだ。

ハナ
「早い早い早いっっっ!とりゃぁあぁあ!」

弥翔
「うおーっっっつ!」

しろくろ
「おりゃああ!」

ヤダヤダヤダっ!
私が1番最初に走り始めたのにっ!
ビリだけは絶対にやだっ!

もうすぐっっ!

ハナ
「とりゃああァァァァァァァっ!!」

逃げ切りゴール!やったっ!!!


ハナ
「やったーーー!」

全力のガッツポーズ。

弥翔
「あぶねぇえええ!」

直後に弥翔さんがゴールイン。

そしてしろくろは最下位。

しろくろ
「負けた…」

しろくろは肩を落とす。

※結局しろくろが全額負担でみんなの飲み物代を支払いました。

私たちはみんな分の飲み物をもって広場に帰ってきた。

友樹
「おー。あざーす」

ゆりゆり
「ありがとうございます!」

苺愛
「ありがとう。」

ひめたん
「よし!みんな揃ったね!じゃあいこう!」

ひめたんが飲み物を飲む時間も与えず言った。

一同
「…どこに?」




ハナ
「わーーーっっっっ!!めちゃんこきれー!」

私は思わず叫んだ。

私達はひめたんに連れられて、広場近くの展望デッキにやってきた。

そして展望台の頂上、踊り場には大きなクリスマスツリーが飾られている。

ここは都心の電気が少ないから星がよく見える。

それもあってか、めちゃんこいい雰囲気を演出している。

弥翔
「やばいな!絶景だぞ!」

ゆりゆり
「クリスマスに星が見れるなんてすごいですね!」

全員テンションが上がったのが空気で分かる。

確かに、ここは星がよく見えるし、小さな広場もある。

こんなところがあったんだなぁ…

ひめたん
「それではこれから、ラストセレモニーを開催します!」

ひめたんが急に言い出したけど、みんなは構わず拍手した。

しろくろ
「さあ、楽しいクリスマスももう少しで終わってしまいます!でも、最後に特別な演出をお見せしたいと思います!」

しろくろがおもちゃのマイクをもって言った。

ゆりゆり
「と、特別な演出!?なんだろう!」

苺愛
「ふふ。楽しみね。」

みんなそう言ってるけど、きっとアレだ。

ツリーにはイルミネーションがついてない!

と言うことは!

きっとツリーのイルミネーションがライトアップされるはず!

ひめたんがスイッチを持っていた。

しろくろ
「みなさんカウントダウンをしてください!」

一同
「10!」

一同
「9!」

ハナ
「はーち!」

弥翔
「ななーっ!」

ゆりゆり
「6!」

Riho
「ごー!」

友樹
「よん!」

しろくろ
「さん!」

苺愛
「2!」

ひめたん
「いち!!!」

ひめたんがスイッチを押すと、広場のツリーが光輝いた。

星とイルミネーションが調和していて、
凄く綺麗…!

ハナ
「わあ…めちゃんこ綺麗…」

私は思わず呟く。

ゆりゆり
「本当ですね…今年1番綺麗かもしれない…」

弥翔
「やべーな。これ。綺麗すぎる。」

みんなも次々と呟く。

ひめたん
「頑張って準備した甲斐があったね!」

しろくろ
「うん!」

ツリーのそばで、2人は笑っていた。

苺愛
「う…うっ…」

なぜか苺愛ちゃんが泣いていた。

ハナ
「え!苺愛ちゃん!?どうしたの!?」

弥翔
「苺愛!?なんでこんな時に!?」

友樹
「嬉し泣きかwwそんなに綺麗だったのか?w」

みんなが苺愛ちゃんを囲む。

苺愛
「だって…綺麗すぎるし、去年の私、こんなに素敵な仲間に囲まれて幸せな時間を過ごせるなんて…考えてもなかった…っ」

苺愛ちゃんは展望デッキのベンチに座る。

私も隣に座って微笑んだ。

ハナ
「私は、苺愛ちゃんに出会えて良かった!本当にありがとうね!」

苺愛
「…うん!」

そのあと、私たちはしばらく星とイルミネーションを楽しみ、
パーティーは閉幕した。


駅の改札口で電車組は解散。

弥翔
「もうしばらくお別れだな…」

友樹
「うんそうだな。」

苺愛
「ちょっと寂しくなるわね…」

あ、!そう言えば言い忘れてた!

ハナ
「あ!そうだ!今日言おうと思ってたんだけど…大晦日にまた集まらない?チャットルームでもいいし、またこうやって集まってでもいいけど!」

しろくろ
「大晦日…いいね!みんなで年越しするの?」

ゆりゆり
「みんなで年越し…いいですね!」

しろくろとゆりゆりちゃんも乗り気だ。

ハナ
「そう!そう!みんなはどう?」

ひめたん
「夜はみんな暇だしねーwどうせやるなら誰が一番長く起きてられるか勝負とか?ww」

Riho
「それはwwアニメとかでありそうww」

ハナ
「そーう!私、絶対起きます!」

私は堂々と宣言した。

弥翔
「そういうこと言う人が大抵1番最初に寝るっていうなww」

ハナ
「そんなことないもーーーん!」

ひめたん
「あ、そろそろ乗らないと電車遅れるよ。そろそろお別れしないと。」

ひめたんが私の腕を引っ張る。

ハナ
「うわーん!やだー!!みんなと離れちゃうのやだー!」

私は必死に抗う。

苺愛
「でも、私たちは近くて遠い存在だから、NSとしていつでもどこでもまた会えるでしょ?だからきっと大丈夫。」

苺愛ちゃんの言葉が心に響き、私は最後に言った。

ハナ
「私はいつも繋がってる!まあいつか会おうね!!!絶対だよ!」

苺愛&弥翔&友樹
「うん!」

こうして私たちは暖かい最高のクリスマスを過ごしたのであった。

ーNSの友情は永遠とわにー

NSクリスマス小説リレー(完)

1番目:

2番手:

3番手:

4番手:

5番目:

6番目:多忙のためスキップ

7番目:

8番目:

以上です!
NS応援隊のメンバーは、2023/1/20までに感想を書いてください!
この期限ギリギリに入ったメンバーは、次のお題からの活動スタートでも構いません。
それじゃ、頑張ってください!